アイリスの花言葉を色別・種類別に解説!「愛」「復讐」など様々?

アイリスの花言葉を色別・種類別に解説!「愛」「復讐」など様々?

アイリスに『復讐』という花言葉があるのをご存知ですか?『良い便り』や『愛』『伝令』など『吉報』的な意味合いの花言葉が多い中、『復讐』といった真逆にも取れる花言葉が存在します。今回は種類が多いアイリスの花言葉を、色別や種類別、怖い花言葉も一緒にご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アイリスとはどんな花?
  2. 2.アイリス種類別の花言葉
  3. 3.アイリスの種類と花言葉①アヤメ
  4. 4.アイリスの種類と花言葉②カキツバタ
  5. 5.アイリスの種類と花言葉③ハナショウブ
  6. 6.アイリスの種類と花言葉④ジャーマンアイリス
  7. 7.アイリスの種類と花言葉⑤ダッチアイリス
  8. 8.アイリス色別の花言葉3つ
  9. 9.アイリスの怖い花言葉
  10. 10.まとめ

アイリスとはどんな花?

花の影

『アイリス』という花の名前を聞いたことがあるでしょうか。凛とした立ち姿が美しく特徴的で、古来から日本では青、紫、白などが一般的で万葉集などにも登場する花です。現在では外来種のものや品種改良などによってその数は増え、細かく分類すると、とても多くの種類があります。

ボタニ子

ボタニ子

アヤメ属に入る植物は300種近くあると言われているよ!

現在ではアヤメ科アヤメ属の分類に入る花を、総称して『アイリス』と呼ばれることがあります。花言葉にはポジティブなものが多く花束の贈り物としても喜ばれますが、中には『復讐』という怖い花言葉もあるのです。今回は、アイリスの花言葉について、色別・種類別にご紹介していきます。

アイリスの種類

アヤメ属には、今回ご紹介する『アヤメ』『ハナショウブ』『カキツバタ』『ジャーマンアイリス』『ダッチアイリス』などの種類があり、色は青、紫、白、黄色、ピンク、青紫、複色などさまざまです。これだけでも、相当な種類があることが伺えますね。しかし、どの種類も多年草で、耐寒性・耐暑性が高い部分は共通します。

アイリス全般の花言葉

出典:写真AC

『良い便り』『メッセージ』『愛』『希望』などポジティブで、『何かを伝える』と言った意味合いの花言葉が並びます。『アイリス』はギリシャ語で、『iris=イリス』と読み、『虹』という意味があり、この花言葉の由来となったギリシャ神話が関係します。花言葉にギリシャ神話と関係するものが多いですよね?それは、花言葉がヨーロッパから伝わってきた文化だからなのです。アイリスの花言葉の由来となったお話を見ていきましょう。

アイリスの花言葉の由来となったギリシャ神話

全知全能の神ゼウスの妻であるヘラは、とても忠実な侍女『イリス』を側においていました。しかし、イリスはヘラの夫であるはずのゼウスから、しつこく求愛され困り果ててしまいます。そこでイリスは、ゼウスから遠ざかるため「私をどこか遠くの地へ行かせてください」とヘラに頼みます。その願いを聞き入れたヘラは、イリスに七色の首飾りと翼を授け、頭の上に守りの神酒を3滴振りかけイリスを遠くの地へ送るのです。

ボタニ子

ボタニ子

ギリシャ神話にまつわる花言葉はたくさんあるよね。『花言葉』はトルコの『セラム』という習慣がヨーロッパへ伝わり、そこから日本へ伝わったんだって!

このときに、イリスの頭に振りかけた神酒が地上にこぼれ落ち、アイリスの花になったというお話です。イリスは、虹の橋を渡って天上と地上に愛のメッセージを届ける使命を与えられた『虹の女神』となりました。アイリス全般の花言葉で『良い便り』や『メッセージ』『愛』『希望』の由来はイリスが愛のメッセンジャーであるというギリシャ神話から来ているようですね。

アイリス種類別の花言葉

アイリスの群生

ここから、日本でもよく見られるアヤメ属の花言葉について色別・種類別にご紹介していきます。アイリスと総称される花にはアヤメ属の『アヤメ』『ハナショウブ』『カキツバタ』『ジャーマンアイリス』『ダッチアイリス』などがあります。「いずれアヤメかカキツバタ」という、どちらも優れているが見分けがつきにくいという慣用句があるほど、アヤメ属に分類される花は似ています。特徴など交えて見ていきましょう。

アイリスの種類と花言葉①アヤメ

アヤメの花

花がとても似ていることからハナショウブや、カキツバタも『アヤメ』と呼ばれることがありますが、厳密に『アヤメ』は5月上旬から中旬に咲く花で、乾燥した場所を好みます。青や濃い紫、白などの花色で、1番外側の花びらの部分(外花被)には網目模様を見られるのが特徴です。

アヤメの基本情報

和名 アヤメ(菖蒲、文目、綾目)
英名 Siberian iris
学名 Iris sanguinea
開花時期 5月上旬〜中旬
生育環境 日当たりがよく、適湿な環境を好む

アヤメの花言葉

出典:写真AC

アヤメの花言葉には全体の花言葉と同じ『良い便り』『メッセージ』です。『吉報』的な意味を持つので、何か良い知らせをするときなどに贈り物としてあやめの花を一緒に添えるのもいいですね。

アイリスの種類と花言葉②カキツバタ

カキツバタの花

『カキツバタ』は湿地や沼地に咲く花で、アヤメと違い、常に水の中でも育つ花です。ハナショウブと似ていますが1番外側の花びらにある筋は白、またはクリーム色なのが特徴です。青、紫、白などが代表的な花色で、古くは『書き付け花』と言われ衣服の染料としても使われました。万葉集などにも登場する古くから親しまれる花です。

カキツバタの基本情報

和名 カキツバタ(杜若、燕子花)
英名 Rabbitear iris
学名 Iris laevigata
開花時期 5月〜6月中旬
生育環境 日当たりがよく、水際などの湿地環境を好む

カキツバタの花言葉

出典:写真AC

カキツバタの花言葉には『幸運は必ず訪れる』『幸せはあなたの物』『贈り物』があります。カキツバタの花が幸せを運んでくる燕(ツバメ)に似ていることからついた花言葉だという説もあります。漢字名に燕が入っているのはカキツバタの花姿を表しているんですね。幸せになってほしいと思う大事な方へ贈りたい花です。

アイリスの種類と花言葉③ハナショウブ

ハナショウブの花

『ハナショウブ』は水辺に近い場所を好みます。花色には青、紫、ピンク、白などがあり、外側と内側の花色が違うなど、色の種類はさまざまあります。1番外側の花びらの基部分に黄色の目型模様があるのが特徴です。アヤメと違い網目の模様はありません。

ハナショウブの基本情報

和名 ハナショウブ(花菖蒲)
英名 Japanese iris
学名 Iris ensata
開花時期 6月〜7月中旬
生育環境 日当たりがよく、半湿地の場所を好む

ハナショウブの花言葉

出典:BOTANICA

『ハナショウブ』の花言葉には『嬉しい知らせ』『伝言』『信頼』『優しい心』などがあります。こちらも『吉報』的な意味を持ちますが、アヤメよりもメッセージ性を感じます。日頃、お世話になっている方に送る花としても良さそうですね。

ボタニ子

ボタニ子

見分けづらいアヤメ、カキツバタ、ハナショウブには開花の時期や、生息場所、花びらの模様にそれぞれ特徴があるんだね!

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アイリスの種類と花言葉④ジャーマンアイリス

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