ハルジオンに花言葉はある?貧乏草とも呼ばれる理由もご紹介!

ハルジオンに花言葉はある?貧乏草とも呼ばれる理由もご紹介!

かわいらしい花を咲かせるハルジオンは、春によく見かける生命力の強い植物です。ハルジオンの基本情報や、花言葉、貧乏草と呼ばれる理由についてご紹介します。ハルジオンの花の色で異なる花言葉が付けられているのかという点についても解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ハルジオンとは
  2. 2.ハルジオンという名前の由来と意味
  3. 3.ハルジオンの花言葉とカラーバリエーション
  4. 4.別名が貧乏草の理由
  5. 5.まとめ

ハルジオンとは

出典:写真AC

特別にな種まきをしたわけではないのに、花壇やお庭のお世話をしていると、ふとしたところにかわいらしくひっそり小さな花が咲いていることはありませんか?ハルジオンは特別な植え付けやお世話のしなくても、自らの力でぐんぐん成長することのできる種類の植物です。ではさっそく、ハルジオンという植物の基本的な情報について見ていきましょう。今まで知らなかったハルジオンの一面を、発見できるかもしれません。

ハルジオンが咲く季節

ハルジオンという植物が花開く季節は、春から初夏です。4月ごろから開花し始めて、7月ごろまでお庭のみならず道路わきや田んぼや畑のあぜ道などでも見かけることができます。桜同様にたくさんの花が咲き始める春という季節に咲く花なので、少し詳しい方であればハルジオンを見かけると「春がやってきた」と感じるかもしれません。

ハルジオンの基本情報

Photo by [cipher]

それではハルジオンが持っている、基本的な情報についてご紹介していきます。春に咲くハルジオンは、どのような歴史と特徴を持っているのでしょうか?また、ハルジオンを育てる場合の注意点などについてもまとめています。お子さんの初めてのガーデニングフラワーとして、簡単に育てることができるハルジオンはおすすめの種類です。季節ごとに咲くお世話の簡単な植物を育てたいという方の、植物選びの選択肢の一つとしてもいかがでしょうか。

ハルジオンの原産国

ハルジオンは、今や日本全国のどこにでも咲いているお花です。元々の原産国は北アメリカで、観賞用に1920年に入って日本にやってきました。ハルジオンというお花は生命力にあふれているので、少し踏まれたりお花の一部を摘まれてしまったとしても、そうやすやすと枯れる種類ではありません。今の日本で咲いているハルジオンは、雑草を枯らすための薬剤にも耐性を持っているものもあるほどのずば抜けた生命力を誇っています。

ハルジオンの種類

出典:写真AC

ハルジオンに似た種類のお花は存在していますが、ハルジオンには特別に枝分かれした種類はありません。キク科に分類されており、茎が空洞でつぼみは下を向いています。花が咲くころにつぼみは上を向き、花を開かせます。ハルジオンは背丈が30cmから大きなもので80cm前後に成長する個体まであり、どちらかといえば大きめの種類の植物になります。

ハルジオンは食べられる植物

ハルジオンは若葉や新芽などの葉の部分やつぼみなど、花以外の部分は食べることができます。春菊に似た苦みを持っているため、小さなお子さんや苦みのあるお野菜が苦手という方は食べる際注意が必要です。調理例として、お浸しやてんぷらなどが挙げられます。春が旬のもので、少し変わり種を食したいという時におすすめです。

ハルジオンは自宅で育てやすい花

前述した通り、ハルジオンはとても育てやすくて手間を取らない植物です。ハルジオンを自宅で育てたい場合は、生命力の強さを考慮してプランター栽培がおすすめとなります。肥料をあげてしまうと、ぐんぐん草が伸びてしまう可能性が高くなります。お水も地面が乾燥している時にたっぷりとかけてあげるだけで、元気に育っていきます。育てやすさの面では、申し分ない植物です。

ヒメジョオンとハルジオンの違い

出典:写真AC

ハルジオンと外見が酷似した、ヒメジョオンという植物を知っているでしょうか?ハルジオンとヒメジョオンはポイントを押さえて観察することで、双方の違いを見極めることができます。まずはヒメジョオンが持っている花言葉をご紹介します。そのあと、ヒメジョオンとハルジオンの違いについて、詳しくご紹介します。

ヒメジョオンの花言葉

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ヒメジョオンの花言葉は、「素朴で清楚」というお花そのものの可愛いらしい雰囲気を言葉で表したような意味合いのものが付けられています。ハルジオンと同じくらい生命力が非常に高いものの、一輪のお花として非常に魅力的であり愛らしい風貌のお花です。

ハルジオンとヒメジョオンの具体的な違い

ハルジオンとヒメジョオンの具体的な違いを、いくつかご紹介します。まず外見面では、ヒメジョオンの方がハルジオンよりも一回り小さいという特徴を持っています。花びらにも違いがあり、ハルジオンはヒメジョオンよりも1つの花弁が細く量が多い​くなっています。茎を折ると、ハルジオンは空洞でヒメジョオンは空洞ではありません。葉はハルジオンよりもヒメジョオンの方が大きく育ちます。​​​

ハルジオンという名前の由来と意味

出典:写真AC

ハルジオンのことをより詳しく説明する上で欠かせないのが、名前の由来と花言葉についての情報です。ハルジオンの名前の由来の紹介後、当てられている漢字や英語の意味などについても詳しくご紹介します。より詳しい情報を得て、春という季節を感じつつハルジオンを観察してみましょう。名前の由来や花言葉を知ることで、今までのハルジオンに向けていた視線が変わるかもしれません。

ハルジオンの名前の由来とは

ハルジオンという名前の由来は、季節が由来に関わっています。ハルジオンが咲く季節は、先ほども触れましたが春です。ハルジオンの「ハル」は、季節の「春」を示しているのです。ハルジオンはシオンという種類の花の仲間に属しているので、春に咲くシオンという種類の花の仲間であるという意味と理由で、ハルジオンと名付けられました。ほかのは草花のような凝った名前ではありませんが、とても覚えやすい名前です。

ハルジオンの英語の意味と花言葉

出典:写真AC

ハルジオンは英語で「Philadelphia fleabane」と書きます。なじみやすいとは言い難い、長い英名を持っているのです。英名で保持している花言葉は、実は存在していません。北アメリカ原産の植物ではありますが、英名の花言葉を持ち合わせていないのは、若干寂しい印象を持つ方もいるかもしれません。

漢字で書き表すと「春紫苑」

ハルジオンは、漢字では「春紫苑」と書きます。ハルジオンの名前の由来の部分でも触れましたが、漢字を当てると春という季節と紫苑という種類のみの構成となっていることがわかります。他の花が持っているような名前の由来や意味を持ち合わせていないシンプルな面も、ハルジオンにしかないものなのかもしれません。

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ハルジオンの花言葉とカラーバリエーション

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