苔玉の作り方!初心者向けに、必要となる材料や簡単な手順をご紹介!

苔玉の作り方!初心者向けに、必要となる材料や簡単な手順をご紹介!

丸い苔のボールに植物が植えられたものが苔玉です。丸い形が可愛らしく鉢植えと違った風情もあります。作り方や育て方は意外と簡単で、初心者でも身近な道具で作れます。苔玉の作り方、準備する道具や材料、苔玉に適した植物などを詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.苔玉とは
  2. 2.苔玉の苔について
  3. 3.苔玉に向いている植物
  4. 4.苔玉作りの道具
  5. 5.苔玉の作り方
  6. 6.苔玉の育て方
  7. 7.まとめ

苔玉とは

出典:写真AC

苔玉といえば、植物が鉢ではなく苔のボールから生えているような印象をお持ちのかたもいるのではないでしょうか。観葉植物や樹木、草の寄せ植えなど苔玉はいろんな植物で作ることができます。でもどうやって作るのでしょうか。ボールは崩れたりはしないのでしょうか。苔玉の簡単な作り方や育て方をご紹介します。

苔玉とは

苔玉とは草花や樹木の苗を鉢に植えるのではなく、土で覆って苔を貼り付けて作る園芸の一種です。いろいろな植物で作ることができて、インテリアとしても人気があります。苔玉はどのようなことがきっかけで作られるようになったのでしょうか。苔玉の始まりをご説明します。

苔玉のはじまりは「根洗い」

出典:筆者撮影

苔玉が作られるようになったのは江戸時代のころと言われています。盆栽として長く育てた植物は鉢の中に根を張り巡らせています。鉢から抜くと上の画像のように根っこが鉢の形になって崩れることがありません。それを水盤などに飾ったものが始まりと言われています。盆栽の世界では「根洗い」と言います。

苔玉の苔について

出典:写真AC

苔はインターネットで手軽に手に入るようになりました。大きな園芸店、盆栽園でも販売しています。テラリウムなど苔を使った苔アートも人気があります。苔玉に使う苔はどんなものがよいのでしょう。丸い表面に貼り付いて育つ苔はあるのでしょうか。

ハイゴケ

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苔玉に使用する苔は「ハイゴケ」です。全国の平地、公園や庭などでよく見られます。ハイゴケは地面を覆うように広がります。茎が長く、規則的に茎を羽のように広げ、葉の先端が内側に曲がります。この特徴が苔玉作りに生かされます。大きな園芸店、盆栽園、インターネットで購入することができます。

苔玉に向いている植物

Photo byPommeGrenade

苔玉はいろいろな植物で楽しめる園芸です。用土の中を根が張ることで形が維持されます。初心者は苔玉のボール形状を維持するために、根が早く育つ丈夫な植物を選ぶと良いでしょう。観葉植物、アイビーやワイヤープランツなどツタの仲間、宿根草などがおすすめです。

苔玉作りの道具

出典:写真AC

苔玉を作るための道具を準備しましょう。園芸初心者でも手軽に揃えられる道具で苔玉を作ることができます。それぞれの道具についてご説明します。

ゴム手袋

Photo bypagefact

苔玉を作るときは直に土を使うことが多いので使用します。苗の土には古い枝や小石などが残っている可能性があります。その土を直に触るので、ケガの防止に厚手のものを使用します。

鉢皿

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苔玉に使用する水苔に水を含ませたり、植物に合わせて用土を混ぜる際に使います。水を足しながら使うので直径30cmくらいあるものが使いやすいでしょう。

割り箸

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苗から土を落とす際に使います。できれば丈夫な割り箸を用意することをおすすめします。

園芸バサミ

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苗の枯れた部分や余分な根を切るために使います。

黒い糸

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苗を用土で覆った後に苔を貼り付けるために使います。目立たない黒い糸を使います。苔が用土に活着した後、自然に切れて落ちる木綿糸がおすすめです。水苔のみで作る水苔玉を作るときはポリエステルなど化繊糸を使用します。

バケツ

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最後に水や肥料を与えるときにバケツを使用します。苔玉がすっぽり沈む高さまで水が入るサイズのバケツを用意してください。

苔玉の作り方

一番簡単な苔玉の作り方

出典:写真AC

一番簡単な苔玉の作り方をご紹介します。苔玉にする植物は丈夫な観葉植物やアイビーなどがおすすめです。

【材料】

  • アイビーまたは観葉植物 鉢が両手に収まるくらいのサイズがおすすめです。
  • 水苔
  • ハイゴケ

作業手順

  1. 苗を鉢から抜きます。上の画像のように根鉢が崩れないような根が張った苗を選んでください。
  2. 根鉢の下の方に根っこが巻いていたら園芸バサミで切り落とします。根鉢の上の縁は角の土を落とし、丸っこくします。
  3. 根鉢を両手で包み、ボールのように丸くします。
  4. 水苔を濡らし、3を包みます。
  5. 糸を巻きつけ、水苔を固定し水苔玉を作ります。糸の端は土の中に割り箸で押し込みます。
  6. ハイゴケを裏に返し、枯れた部分や枝などがあれば取り除きます。
  7. ハイゴケで5を包みます。
  8. 糸を巻きつけ、ハイゴケを固定します。糸の端は土の中に割り箸で押し込みます。
  9. バケツに液肥かメネデールを準備して、気泡が出なくなるまで8を沈めます。

ケト土を使った苔玉の作り方

出典:筆者撮影

ケト土を使うと作れる苔玉の種類が広がります。樹木の苗や寄せ植えも作ることができて、サイズも大きくできます。鉢植えだと根詰まりしてしまいますが、ケト土を使った苔玉は数年植えたままにしておけます。屋外で育てていると、他の植物の種が飛んできて発芽し自然そのものの世界ができあがっていきます。

ケト土とは

Photo byFree-Photos

ケト土とは水辺の植物が枯れて堆積し粘土状になった土のことです。大きな園芸店、盆栽園、インターネットで購入することができます。苔玉の他には、木が石に付けられた「石付け盆栽」などに利用される土です。

「ケト土」とは?特徴・用途やケト土を使った苔玉の作り方をご紹介!のイメージ
「ケト土」とは?特徴・用途やケト土を使った苔玉の作り方をご紹介!
ケト土とは、湿り気のある真っ黒い土です。成分は葦やヨシ、マコモなどの水草が水中に堆積したものです。腐葉土の代用になり、水を足すと粘り気がでて乾燥すると固まります。そんな特性を生かし、日本では古くから石付き盆栽に利用され、人気の苔玉もケト土を利用して作ります。

苔玉の基本用土の作り方

出典:筆者撮影

基本用土は使う植物によってケト土と他の土、水苔を混ぜて作ります。基本用土を作る際、必ずゴム手袋など厚手で水を通さない手袋を着用してください。ケト土には分解されていない植物の枝などが入っていることがあるので注意しましょう。

【基本用土の配合】

  • ケト土7
  • 赤玉土1.5
  • 水苔(1cm程度に刻んでおく)1.5
上記の割合で水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの硬さになるように混ぜます。植物の特性によって水苔の量を増減して用意すると良いでしょう。

①樹木苔玉

出典:写真AC

小さな木の苔玉も素敵です。花の咲く木や実のなる木、紅葉を楽しめる木など四季の移ろいを身近で鑑賞できます。苔玉にするには樹高が20cmくらいのミニ盆栽用の苗を準備します。

作業手順

基本用土を使用した樹木の苗の苔玉の作り方をご紹介します。

  1. 苗を鉢から抜き、根鉢を突くようにして割り箸で土を落とします。櫛のように引くと根っこを切ってしまうので注意しましょう。
  2. 根っこの長さが30cmより長いようなら園芸バサミで切り落とします。
  3. 根っこを両手で丸めて、苔玉用土で覆います。根っこが用土から出ないようにしてください。苗の根元をぐらつかないように、しっかりと用土で埋めます。
  4. ハイゴケを裏に返し、枯れた部分や枝などがあれば取り除きます。
  5. 4のハイゴケを手のひらにのせ、3の用土の部分を覆います。
  6. 木綿の黒糸を5にハイゴケが落ちないように巻きつけます。切った糸の先は割り箸で土の中に押し込みます。
  7. バケツにメネデールを準備して、気泡が出なくなるまで6を沈めます。

②寄せ植え苔玉

出典:筆者撮影

ケト土で作った用土なら複数の植物の寄せ植え苔玉を作れます。花や葉の見頃の違う植物を合わせて一年中、鑑賞することができます。ボール状ではない形を作ってアート作品のように飾ることもできます。

【おすすめの植物】

  • ミニ盆栽用の樹木の苗
  • 宿根草
  • ツタ

作業手順

基本用土を使用して寄せ植え苔玉の作り方をご紹介します。

  1. 苗をそれぞれ鉢から抜き、根鉢を突くようにして割り箸で土を落とします。櫛のように引くと根っこを切ってしまうので注意しましょう。
  2. 根っこの長さが30cmより長いようなら園芸バサミで切り落とします。
  3. 苗の根元を合わせて、両手で丸めて苔玉用土で覆います。根っこが用土から出ないようにしてください。合わせた苗の根元をぐらつかないように、しっかりと用土で埋めます。
  4. ハイゴケを裏に返し、枯れた部分や枝などがあれば取り除きます。
  5. 4のハイゴケを手のひらにのせ、3の用土の部分を覆います。
  6. 木綿の黒糸を5にハイゴケが落ちないように巻きつけます。切った糸の先は割り箸で土の中に押し込みます。
  7. バケツにメネデールを準備して、気泡が出なくなるまで6を沈めます。

苔玉の育て方

出典:写真AC

苔玉はお手入れをすれば、何年もそのまま育てることができます。苔が黒っぽくなったら、黒い部分だけ剥がして、新しい苔を貼りましょう。

  観葉植物 樹木、草花
置き場 屋内、窓辺など日当たり 屋外、日当たり、風通し
水やり 乾いたら、週1でバケツに沈める 乾いたら、週1でバケツに沈める
施肥 液肥を月に1回 液肥を月に1回

まとめ

出典:筆者撮影

いかがでしょうか。苔玉は簡単に作れて、何年もそのままの形で育てることのできる園芸のひとつです。材料も園芸店やインターネットで簡単に揃えることができます。鉢植えや地植えだけでないインテリアとしても楽しめる苔玉をお気に入りの植物で作ってみてはいかがでしょうか。

green baggage
ライター

green baggage

マンションのベランダでミニ盆栽を20数年育てています。日本の春夏秋冬のイメージが地球温暖化で変わってきていると実感しています。そんな状況を乗り越え一緒に年月を過ごしてきた盆栽たちは人生の伴走者と思えます!

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