バナナの種はどこにある?種は食べられる?バナナはどうやって増える?

バナナの種はどこにある?種は食べられる?バナナはどうやって増える?

スーパーや青果店でよく見かけるバナナは、親しみ深い果物のひとつに挙げられます。何気なく食べているバナナですが、種はどこにあるのでしょうか?今回はバナナの種について、詳しくご紹介します。種なしバナナの増え方についても見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.バナナとは?
  2. 2.バナナの種はどこにある?
  3. 3.バナナの種は食べられるの?
  4. 4.種なしバナナが増える原理
  5. 5.まとめ

バナナとは?

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手軽に食べられる果物の代表格のバナナ。実は、原産国がどこかやバナナの実の取り方などはよくわかっていないという方もいるのではないでしょうか?まずは、バナナの基本情報を確認していきましょう。

バナナはどこの国の食べ物?

出典:写真AC

バナナといえば、フィリピンなどを思い浮かべる人も多いでしょう。世界的に輸出量が多いのは、インドや中国です。日本国内であれば、比較的暖かい気温の鹿児島と沖縄でバナナが作られています。

なぜバナナは人気があるのか

バナナは幅広い年齢層から人気があります。その理由に、手頃な価格と高い栄養価である点が挙げられます。バナナは品種にもよりますが、比較的安価で購入可能な果物です。バナナは栄養価が高く、毎日の栄養補給にはもちろん、スポーツ選手の栄養補給や子どものおやつとしても食べられています。価格面と栄養面から高く評価され、バナナは幅広い年齢層から支持を集めているのです。

バナナの房の取り方

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バナナは房からきれいに取ると、より長く美味しく味を楽しめます。なぜバナナを房からきれいに外すことで美味しさを保てるのでしょうか。それは、バナナが熟すまでの期間が延びて保存しやすくなるからです。房とバナナを包丁で切り分けたり、バナナと房の固い部分を手に取って房からもぎ取るように取るなどの取り方があります。

バナナの種はどこにある?

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バナナには種がないと思っている人も多いでしょう。ないと思われているバナナにも、種の名残がしっかりと残っています。バナナを食べる際に、観察してみると面白いかもしれません。種そのものは存在していませんが、今まであまり気ならなかった種の名残を見つけてみましょう。

スーパーでよく見るバナナの種なし

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普段、多くの人に食べられているバナナは種なしです。種の取り方を気にせず食べられる種なしバナナなのです。品種改良を加算た結果、食べやすい種なしバナナが誕生しました。

種なしバナナはなぜ誕生したのか

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種なしバナナは、紀元前5000年から1万年の時点でバナナ自身の突然変異に加え人間が改良を重ねたことによって、誕生しました。昔の人たちが試行錯誤や改良を重ねた結果、現代では大きくて甘い、種のないバナナを当たり前のように食べられるのです。突然変異があたっとしても、大変な試行錯誤の結果誕生したといえるでしょう。

バナナの種の名残はどこ?

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普段食べているバナナが種なしであっても、バナナの種の名残は肉眼で確認できます。どこになるのでしょうか?バナナの種の名残の場所と取り方は、以下のとおりです。

  • バナナを横向きに目の前において、横半分の断面がわかるようにカットする
  • 黒い点が中央に見える。これがバナナの種の名残
  • その部分をスプーンでくりぬく
種の名残は、スプーンを使用する取り方が一番簡単です。もちろんバナナの種の名残を食べても、人体に影響はありません。

バナナの種は食べられるの?

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お店で販売されているバナナは、種は名残の部分しかなく、食べられる部分が大半です。種の名残の取り方も、スプーンでくりぬくだけの作業で取り除けます。種の名残のみを食べたとしても、口の中で特別不快な食感を与えることはありません。それでは、野生のバナナの種は、一体どのような状態になっているのでしょうか?野生のバナナのなかにある種や果実の状態、種を調理して食べることができるのかをご紹介します。

野生のバナナは種だらけ!

日常で目にしているバナナは、大きなもので20cm程度です。甘みもあり、熟すと柔らかく、赤ちゃんから食べることが可能です。しかし、野生のバナナのサイズはとても小さく、皮をむいてなかを割ってみると小豆くらいのサイズの種がぎっしりと詰まっています。果肉の部分と種を分けたとしても、食べられる部分は非常に少ないのです。野生のバナナは食べられなくもないけれど、非常に食べづらい果実といえます。

野生のバナナは人間は食べない

出典:写真AC

野生のバナナは、基本的に人間が食べるものではありません。フィリピンなどのバナナが野生に自生している地域の人は、人間が食べるために育てているものでない限り、野生のバナナを積極的に食べることはないようです。野生のバナナは、基本的に野生の動物(サルや鳥など)が食べている果物です。種が多く果実の少ない野生のバナナは、食べられないものではありません。しかし、積極的には食べない果物として現地の人々からは認知されているようです。

バナナの種は食べられない

野生のバナナは種が多く、果肉部分はわずかです。「それなら種を美味しく調理してしまえばよいのではないか?」という声もあるかもしれませんが、野生のバナナの種は調理ができません。種の大きさは小豆くらいの比較的大きなサイズで、とても固くて食べられるものではありません。種の皮をむいたら柔らかい部分が出てくるというものでもなく、叩いて割っても煮ても、残念ながら食べられない種類の種なのです。

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種なしバナナが増える原理

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