やよいひめってどんなイチゴ?味や旬な時期から選び方・食べ方まで!

やよいひめってどんなイチゴ?味や旬な時期から選び方・食べ方まで!

やよいひめは、群馬県で育成されたイチゴの品種です。味や大きさだけでなく、果肉がしっかりとしていて日持ちもよく、輸送にも適していることから、近年人気を集めています。とちのかなど他県の名だたるブランドイチゴにも負けない魅力をもつ「やよいひめ」の特徴をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.やよいひめとは
  2. 2.やよいひめの特徴
  3. 3.やよいひめの選び方
  4. 4.やよいひめの食べ方
  5. 5.やよいひめの保存方法
  6. 6.群馬県内のブランドイチゴ
  7. 7.まとめ

やよいひめとは

出典:写真AC

「やよいひめ」は大粒で味が良いことが特徴で、旬の時期が長いことで知られています。現在はさまざまな県でも栽培されていますが、もともとは群馬県の品種です。イチゴといえば、隣県の栃木県が大変有名な産地で、「とちおとめ」や「とちのか」といった有名ブランドイチゴを擁していますが、それらにも負けない魅力を持っているのが群馬の「やよいひめ」です。

やよいひめの基本情報

品種登録年月 2005年1月
主な産地 群馬県
親となる品種 (とねほっぺ×とちおとめ)×とねほっぺ
収穫時期 12月~6月
平均果重 20g

やよいひめの産地

「やよいひめ」は群馬県で育成された品種であり、主な産地は群馬県です。群馬県内では平坦地、山間地に関わらず広く栽培されています。県内での作付面積はおよそ120ha、生産量は全国11位です。県内の農業がさかんな地域はもちろん、前橋市や高崎市といった都市部にもイチゴ園があります。多くは施設栽培でイチゴを作っています。

群馬県内ではイチゴ狩りもさかん

収穫時期をむかえると、群馬県内のたくさんのイチゴ農園でイチゴの直売やイチゴ狩りが行われます。とれたてのみずみずしいイチゴは格別の味わいです。多くのイチゴ農家が「とちおとめ」など他県の品種も栽培しているので、食べ比べも楽しめます。

やよいひめの特徴

やよいひめの味

「やよいひめ」は強い甘味とほどよい酸味があり、バランスのとれた味わいが特徴です。果肉がしっかりとしているので、食べ応えもあり、日持ちもしやすいイチゴです。

やよいひめの果肉

果肉がしっかりとしている「やよいひめ」は、食べ応えがあるだけでなく、輸送にも適しています。カットしても崩れにくく、断面もしっかり色づいて美しいので、お菓子作りにも重宝されています。

やよいひめの見た目

「やよいひめ」は平均荷重が20gであり、大きな粒が特徴です。色は明るい赤色なので、まだ若そうに見えても十分熟していることがあります。

やよいひめの旬

やよい姫の収穫時期は作型や作られている場所によって異なるため、12月~6月と幅があります。中でもとくに2月、3月の出荷量が多く、この時期が旬といえるでしょう。イチゴは一般的に3月になると味が落ちやすいといわれていますが、やよいひめは「弥生姫」というその名の通り、3月(弥生)をむかえても味が落ちにくいという特徴があります。

やよいひめの選び方

やよい姫はインターネットでも流通していますが、やはり道の駅や農家の直売所で購入することをおすすめします。特に2~3月の最盛期には、道の駅や直売所に行けば非常に鮮度のよいものが安く購入できることがあります。また品質のよいイチゴを選ぶには、見分け方にもポイントがあるので、チェックしておきましょう。

おいしいイチゴの見分け方

イチゴはスイカと並んで水分量の多い果物として有名で、その水分量は90%といわれています。さらに果皮が薄く柔らかいため、傷みやすい果物でもあります。見分け方のポイントをおさえて、みずみずしく新鮮なものを選びましょう。

選び方のポイント①ヘタ

ヘタの色が濃く、しっかりとしていて反っているものが新鮮です。鮮度がおちてくると、ヘタがしおれて元気がなくなっていきます。

選び方のポイント②ツヤ

鮮度が落ちてくると、果皮のツヤが失われていきます。表面にツヤがあり、ふっくらしているものがみずみずしく鮮度が高いといえるでしょう。

選び方のポイント③パックは下から見る

まれにパックの下段のイチゴが傷んでおり、気づかずに購入してしまうことがあります。イチゴの果実は大変やわらかく傷みやすいため、パックを持ち上げて下段のイチゴも確認するのがよいでしょう。

やよいひめは大粒で先端が広がったものがおすすめ

「やよいひめ」ならではのおいしいイチゴの見分け方は、大粒で先端が広がっていることです。大きいと味がぼやけてしまうと思われがちですが、もともと大きい品種である「やよいひめ」は、大粒を選んでもしっかりとした味わいを楽しむことができます。

苗の購入に関して

「やよいひめ」を自宅で栽培してみたいと思ったら、苗を購入して育てる方法がよいでしょう。。苗は、種苗店やインターネットでも購入することができます。昨今、日本の優良な農産物の品種が海外に流出し、権利侵害が問題になっています。農産物の品種は育成者や日本の大切な財産です。きちんと販売許可を得た業者から購入するようにしましょう。

やよいひめの食べ方

おいしい食べ方

「やよいひめ」に限らず、イチゴは全般的に先端のほうが甘いといわれています。そのため食べ方としては、ヘタがついているほうから食べるたほうが最後まで甘く、おいしく感じられます。なお、洗うときにヘタを取って洗うのはおすすめできません。ヘタをとって洗うと、うまみや養分が一緒に流れ出てしまうことがあるといわれています。ヘタは食べる直前に取ることが、おいしい食べ方のポイントです。

やよいひめを使った料理

やよいひめ大福

「やよいひめ」は果肉がしっかりとして水が出にくいため、イチゴ大福に使用してもおいしくいただけます。味も甘いだけでなく酸味があるため、あんことの相性がいいイチゴです。

やよいひめパフェ

断面が美しい「やよいひめ」は、スイーツのデコレーションでも大活躍します。「やよいひめ」をふんだんに使ったパフェはとても華やかです。爽やかな味わいが生クリームともマッチしています。

やよいひめパスタ

「やよいひめ」のシーズンになると、群馬県内では「やよいひめのパスタ」が食べられるお店もあります。イチゴといえばデザートのイメージが強いですが、食事の材料として取り入れると料理が華やかになります。

やよいひめサンドイッチ

過去には「やよいひめ」と大手コンビニがコラボレーションして、地域、期間限定のイチゴサンドイッチが販売されたこともあります。サンドイッチの中に「やよいひめ」の美しい断面が映え、ランチタイムも楽しくなります。

やよいひめの保存方法

イチゴは鮮度の落ちやすい果物なので、購入したらできるだけ早く食べきることをおすすめします。可能であれば購入した当日に食べたほうがよいでしょう。保存する場合はポイントをしっかり押さえ、生食の場合は遅くても3日以内に食べきるようにしましょう。

保存方法のポイント①乾燥を防ぐ

イチゴを保存する場合、乾燥を防ぐことが大切です。パックごとポリ袋やジッパーバッグに入れたり、ラップしたりして乾燥しないように注意しましょう。

保存方法のポイント②洗うのは食べる直前にする

保存する前に水洗いをすると、果実が傷みやすくなります。買ってきたままの状態で保存し、食べる分をその都度水洗いして食べると良いでしょう。

保存方法のポイント③冷凍保存も可能

「やよいひめ」が大量に手に入った場合は、冷凍保存することも可能です。冷凍すれば、長期間保存しておくことができます。冷凍した「やよいひめ」は、ジャムやソースに活用することができます。ただし「やよいひめ」は色が比較的薄いイチゴなので、色味の濃いジャムやソースにはなりにくいでしょう。

群馬県内のブランドイチゴ

群馬県のブランドイチゴは「やよいひめ」だけではありません。言わずと知れた野菜の産地である群馬県ですが、イチゴの育種にも力を入れています。食べ比べるとそれぞれの新たな魅力を発見できます。

尾瀬はるか

「尾瀬はるか」は食べ応えのある果肉と大きな粒が特徴のイチゴです。業務用に使われることも多く、収穫時期は3月~6月と一般的なイチゴに比べやや遅めといえます。

おぜあかりん

「おぜあかりん」は、果肉がしっかりとしており日持ち、輸送性に優れることと、比較的甘味が抑えられた味わいであることから、業務用としても重宝されているイチゴです。3月~7月中旬まで収穫することができます。群馬県の中でも、利根沼田地域といった北部の地域でよく栽培されています。

まとめ

群馬県でさかんに栽培されている「やよいひめ」は、味、大きさ、断面、日持ちなど、どこをとっても優秀なイチゴです。しっかりと甘味がありながら爽やかな酸味も備えているため、生食はもちろん、スイーツや料理に取り入れて、バリエーション豊かに楽しむことができます。収穫期には産地である群馬県の多くのイチゴ園でイチゴ狩りを行っているので、群馬県内外のブランドイチゴと食べ比べてみるのも面白いでしょう。

マリ
ライター

マリ

元農家ライター。野菜づくりの楽しさや役立つ情報を発信していけるよう日々勉強中です。

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