イヌマキ(犬槇)とはどんな植物?特徴・利用方法や育て方をご紹介!

イヌマキ(犬槇)とはどんな植物?特徴・利用方法や育て方をご紹介!

イヌマキは昔から垣根などに使われ、日本人と深く関わってきた樹木です。イヌマキはどのような特徴を持つ植物なのでしょうか。水やりや肥料、病気や害虫、剪定などの育て方について説明します。イヌマキの名前の由来や利用方法についても見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.イヌマキ(犬槇)とは
  2. 2.イヌマキの特徴
  3. 3.イヌマキの育て方
  4. 4.イヌマキの増やし方
  5. 5.イヌマキの利用方法
  6. 6.まとめ

イヌマキ(犬槇)とは

Photo by harum.koh

イヌマキ(犬槇)はマキ科マキ属の常緑針葉高木です。槇の木とも呼ばれます。学名はPodocarpus macrophyllusです。関東から沖縄までの温暖な地域の海岸近くの山地に自生します。

イヌマキの名前の由来

イヌマキの「イヌ」は下等であることを意味する言葉です。イヌマキの名前の由来は、2説あります。1つは、かつてスギを「真木(マキ)」と呼んでおり、スギよりも木材として劣るからだという説です。もう1説は、「ホンマキ」の別名を持つコウヤマキ(画像:コウヤマキ科コウヤマキ属)よりも姿形が劣るからだというものです。

実際には優秀なイヌマキ

しかし実際にはイヌマキの材は、シロアリの被害に遭いにくく湿気にも強いため、非常に優秀です。特に沖縄県では高級建築材とされてきました(後述)。イヌマキの材には独特の臭気があるため、クサマキ(臭いマキ)という別名もあります。この臭気はシロアリを防ぐのに一役買っているとのことです。

イヌマキの花言葉

イヌマキ(槇の木)の花言葉は、「色褪せぬ恋」「慈愛」です。「色褪せぬ恋」という花言葉は、冬の寒さのなかでも緑の葉を茂らせている姿に由来するといわれます。「慈愛」は古くから垣根(生垣)として使われ、潮風や砂から家を守ってくれる樹木だったことからきているのでしょう。

ボタ爺

ボタ爺

本当は利用価値があるのに「イヌ」と名付けられたイヌマキはかわいそうじゃ。次項ではイヌマキの特徴をご紹介しようかのう。

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イヌマキの特徴

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