苔におすすめの除草剤3選!それぞれ効果の違いや上手な使い方を解説!

苔におすすめの除草剤3選!それぞれ効果の違いや上手な使い方を解説!

庭先や石垣、山の中などで頻繁に見かける苔(コケ)ですが、観賞用に楽しめる場合もあれば、普段から邪魔で厄介な場合もあります。駆除しなくてはならないときには、どのような除草剤を使うとよいのでしょうか?苔におすすめな駆除方法や除草剤をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.苔とはどのようなもの?
  2. 2.苔を駆除する条件
  3. 3.除草剤で苔を駆除する方法
  4. 4.苔におすすめの除草剤3選
  5. 5.まとめ

苔とはどのようなもの?

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苔(こけ)は一般的で、住宅の庭先などによく生えている光景が目に入ります。湿地など風通しの悪い場所を好み、森林、岩場、渓谷などでは頻繁に見ることができます。山の奥深い場所では、樹木の表面や地表をマットのように覆って着生することもあります。中には趣があって栽培をしている場合もありますが、必要性を感じないと邪魔な存在です。そこで今回は苔の駆除にスポットを当てて、その退治の方法や除草剤のご紹介を中心にお送りします。

苔の基本情報

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植物を大きく分けると、種子で増える「種子植物」と胞子で増える「胞子植物」がありますが、苔は胞子植物に区分されています。ただしゼニゴケなどのように単性でに増えていくタイプもいます。苔は維管束を持たず、ほとんどが小型で数センチ程度です。緑色の種類が多いのですが、中には赤や褐色を帯びたタイプも存在します。

苔の種類

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胞子や匍匐で増える苔は、普通の植物のような根を持っておらず、全体で水分を吸収したり光合成をする性質があります。庭先に繁殖する苔は主に蘚類、苔類、ツノゴケ類の三つの区分があり、それぞれに微妙な特徴を持ちながら繁殖し続けます。ここでは、主な苔の種類別で比較した特徴についてご紹介します。

種類 特徴 種類数
蘇類
(せんるい)
  • 茎と葉を持っている
  • 長い胞子体を形成する
  • 世界中で約1万種
  • 日本で約1,000種類
苔類
(たいるい)
  • 柔らかくてもろい
  • 蒴が球体や円筒形の場合が多い
  • 熟すと4つにわかれて胞子を散布
  • 世界で約5,000種
  • 日本で約600種
ツノゴケ類
  • 細長い角状の胞子体が出ている
  • 茎や葉がなく扁平な葉状体
  • 世界で約5,000種
  • 日本で約600種

苔を駆除する条件

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では、苔が生えにくく繁殖を抑えるための条件とはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、苔を駆除や除草するのに最適な環境とその条件についてご紹介します。

苔が生えない条件①土壌を乾いた場所にする

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苔が生えている条件というのは、土壌の状態が苔に適したいることによります。それは言いかえると「湿度の高い場所」ということです。湿気のあるじめじめした所で、日光が遮断されて入りにくい土壌には、苔が繁殖できる条件が整っていることになります。そこで一番簡単に苔が生えにくく、駆除できる方法としては、土壌の湿気をできるだけ取り除いて乾燥させることです。

砂利をまけば湿気をコントロールできる

苔が生えにくい土壌にするためには、砂利を敷いたり混ぜるのがよいでしょう。砂利が水はけを促し乾燥した土壌にしてくれます。湿度があまりこもらない環境にすることで苔を枯らすことができるからです。砂利は庭の模様替え、雑草の駆除対策にもなるので、一石二鳥な効果が期待出来ます。

ボタニ子

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次ページからは「苔が生えない条件②日あたりをコントロールする」を紹介します。

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除草剤で苔を駆除する方法

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