ナス栽培における支柱の立て方を図解で解説!おすすめは3本か4本立て?

ナス栽培における支柱の立て方を図解で解説!おすすめは3本か4本立て?

ナスは料理にも使いやすく人気野菜の1つであり、家庭菜園で育てている方も多いでしょう。どの野菜も苗が大きくなってくると倒れないように支柱を立てますが、ナスに向く立て方があるのはご存じですか?ここでは、ナス栽培におけるおすすめの支柱の立て方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ナスについて
  2. 2.ナスの支柱を立てる時期
  3. 3.ナスの支柱の立て方
  4. 4.ナス栽培時のおすすめ道具
  5. 5.まとめ

ナスについて

出典:写真AC

まずはナスの基本情報をお伝えします。ナスは夏に蒸し暑い日本の気候でも育てやすい野菜であるため、家庭菜園で作っている方も多いのではないでしょうか。最適温度や管理の仕方などをより詳しく知ることで、品質のよいナスを作ってみましょう。

ナスの基本情報

出典:写真AC

科目 ナス科
英名 egg plant
原産地 インド
好適土壌pH pH6.0~6.5
生育適温 25~30℃
連作障害 あり

ナスはインド東部から中国・日本へ渡り、平安時代には食用として育てられていました。欧米では黄色・白色の品種が主に使われており、卵のような形から「egg plant」と呼ばれています。ポイントさえおさえればよく育つ野菜ですが、連作障害があるためナス科の植物を栽培した場所は4~5年あけた方がよいでしょう。

栽培カレンダー

出典:写真AC

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
植付時期              
支柱              
施肥              
収穫時期              

ナスは低温に弱い野菜です。植える前には地面を温めるためにマルチを敷いておきましょう。株間を十分に開けて「第一花」がついた元気な苗を浅く植え、添え木を立てて風で倒れないようにします。

ナスの管理方法

出典:写真AC

  • 夏場の乾燥に注意する
  • 定期的に肥料を与える
  • 株間を十分にあけ日当たりのよい場所で育てる
  • 枝を「添え木」や「支柱」で適切に誘引する
  • 適切な時期に「わき芽とり」や「摘心」「剪定」を行う

ナスは水と肥料が好きな野菜です。特に夏場には朝夕水やりをしても加湿ぎみにはなりません。肥料は、初めて収穫を迎えるころから10~14日に1回与えます。枝葉が混みあうと実に傷がつく原因となるため、株間を十分にあけて仕立て方に応じた枝の管理を行いましょう。

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ナスの支柱を立てる時期

出典:写真AC

まず、苗を植えたときに添え木を立てます。仕立て方によって時期は少しずれますが、おおよそ5月~6月頃、枝が伸びてきたら枝に沿うように支柱を立てて誘引しましょう。

ナスの支柱の立て方

出典:写真AC

支柱の立て方は野菜の種類によってさまざまですが、ナスにはどのような方法が適しているのでしょうか。ここでは5種類の支柱の立て方について、図解で説明しながらメリット・デメリットを詳しくお伝えします。

1本支柱

主枝のみを伸ばしていきます。
出典:筆者作図

収穫量は少ないが良質

1本立ては、主枝のみを伸ばして収穫する方法です。ほかの方法と比べて収穫量は少なくなりますが、株の負担が少なく1つの実に栄養がたくさん供給されるため、良質なナスを収穫できます。1本立ては更新剪定しなくても11月ごろまで収穫が見込めるでしょう。

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ナス栽培時のおすすめ道具

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