大根の種まきの時期はいつ?深さ・株間・間引きなどのポイントを解説!

大根の種まきの時期はいつ?深さ・株間・間引きなどのポイントを解説!

大根は日本人になじみの深い野菜です。冷涼な土地を好むので寒冷地でも栽培でき、栽培方法も土づくりをしっかりすれば意外と簡単です。大根は苗ではなく種まきから栽培します。耕す深さから株間を意識した種まきの間隔の取り方や、間引きなどのポイントをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.大根とは
  2. 2.大根の栽培
  3. 3.大根の種まき
  4. 4.大根の間引き
  5. 5.水やり・肥料のやり方
  6. 6.簡単に大根を栽培する裏技
  7. 7.まとめ

大根とは

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大根はアブラナ科ダイコン属の植物です。地中海原産で日本には中国を経て入ってきたといわれています。日本での歴史が古く、品種も豊富です。大きく肥大した根の部分と葉の部分を食します。根にも葉にもビタミンやカリウムを含み、根の部分はサラダにしても、煮物にしても美味しく食べられます。葉の部分は生食には向きませんが汁物や炒め物に使うとおいしくいただけるのです。

大根の栽培

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大根は地植えでもプランターでも育てることができます。プランターの場合は深いものを、または大根の品種であまり長くならない品種を選んでください。後に触れますが、袋で育てるという裏技もあります。大根を栽培する大まかな流れは

  1. 土づくり
  2. 種まき
  3. 間引き
  4. 追肥
  5. 収穫

この手順を守って作業すると初心者でも作りやすいです。耐寒性があるので寒冷地でも栽培できますが、根が太ってきたあとは凍らないように注意が必要です。

大根の種まき

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大根は植え替えができないので栽培を始めるときは種まきから始めるのが主流です。そして、種まき前の土づくりが重要になります。ここでは栽培の基礎である土づくりや種まきの手順やコツ、株の間隔についてご紹介します。

種まき①時期

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大根の種まきの時期は大きく分けて春と秋があります。初心者は8月下旬~9月下旬の秋まきが失敗しにくいのでおすすめです。どうしても春にまく時は「トウ立ち」しにくい品種を選んでください。「トウ立ち」とは、茎が伸びて花が咲くことを言います。大根は品種が多いので育てたい季節や気候、地域などを考えて適した品種を選んでください。

種まき②土づくり

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畑で栽培する場合は種まきをする前に土づくりをします。土づくりは種まきの2週間前から始まり、まず苦土石灰と堆肥をまいて35cmほどの深さまで深く耕します。1週間前に化成肥料を混ぜて再び耕します。株間は30cmを取ることを意識して畝(うね)を作ります。大根は加湿に弱いため、加湿を防ぐために高さ20cm以上の高畝を作りましょう。

元肥を施す時のポイント

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最初に耕すとき、小さな石や枝、前に何かを栽培した場所であれば、その時に落ちた前作の作物の残りなどはできるだけ取り除いて下さい。また、堆肥は完熟の物を使用しましょう。未熟な堆肥や障害物の影響で根が分かれて育ち、二股の大根ができる原因になります。

次は実際に畑に種をまくときについて紹介します。

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大根の間引き

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