タイツリソウ(ケマンソウ)とは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介

タイツリソウ(ケマンソウ)とは?花言葉などの特徴や育て方をご紹介

タイツリソウはかわいらしいハート型の花が魅力の山野草です。育て方も簡単で、ガーデニング初心者でも気軽に育てられます。中国や朝鮮半島に分布している植物で、多年草のため大切に手入れをすると毎年花を楽しめるのが魅力です。そんなタイツリソウの特徴や用途をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.タイツリソウ(ケマンソウ)とは
  2. 2.タイツリソウ(ケマンソウ)の育て方
  3. 3.タイツリソウ(ケマンソウ)の害虫
  4. 4.タイツリソウ(ケマンソウ)の品種
  5. 5.まとめ

タイツリソウ(ケマンソウ)とは

タイツリソウ(ケマンソウ)はピンク色や赤色の変わった形の花を咲かせる山野草です。開花時期は4月〜6月で、枝に10個前後の花が連なって咲く姿がかわいらしく人気があります。多年草のため、上手に管理をすれば毎年花が楽しめるのも魅力です。そんなタイツリソウの手入れの仕方や用途、花言葉や特徴などをご紹介します。

タイツリソウの基本情報

科名 ケシ科
属名 ケマンソウ属
和名 鯛釣草、華鬘草
原産地 中国、朝鮮半島
耐暑性 やや弱い
耐寒性 強い

タイツリソウの特徴

草丈は50cm〜90cmで、茎は直立に伸びながら分岐する植物です。葉は5cm〜15cmほどの大きさで質感はやわらかく対生しています。大きな特徴はピンク色や赤色をしたかわいらしいハート型の花です。開花時期の4月〜6月になると鈴なりに花をつけ、ぶら下がっているような咲き姿が楽しめます。落葉性のため、開花が終わって秋が近づくと地上部の葉が枯れ込み休眠期に入るのが特徴です。

「アルカロイド」という毒に注意

見た目はとてもかわいらしいのですが、植物全体に「アルカロイド」という毒を含んでいます。アルカロイドには「嘔吐」「呼吸困難」「心臓麻痺」などを引き起こす恐れがあり、大量に摂取してしまうととても危険です。タイツリソウは森林や山の谷間などの湿地に広く分布しているため、見つけても口に入れないように気をつけましょう。

タイツリソウの花言葉

タイツリソウには「恋心」「従順」「あなたに従います」「冷め始めた恋」「失恋」という花言葉がついています。ハート型の花から連想するような恋に関わる花言葉が多いのが特徴です。花が連なっている様子に「従順」や「あなたに従います」という花言葉がよく合うといえます。また、開花が終わると白っぽく変色しハート型の花が裂けてしまう性質から「冷め始めた恋」「失恋」という花言葉がついたといわれています。

タイツリソウの名前の由来

漢字で「鯛釣草」と表記されます。長い枝は「釣竿」に、花は「鯛」に例えて、釣竿にたくさんの鯛が釣れているように見える様子からつけられたユニークな名前です。また「華鬘草(ケマンソウ)」とも呼ばれています。「華鬘(けまん)」とは仏殿のお堂や欄間(らんま)を飾りつける仏具です。花が連なって咲く姿が華鬘に似ているためについたといわれています。

次のページでは、育て方をご紹介します。

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タイツリソウ(ケマンソウ)の育て方

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