3月に購入して育てるべき野菜苗9選!春植え時期のおすすめは?

3月に購入して育てるべき野菜苗9選!春植え時期のおすすめは?

3月になると、植え付けられる野菜の種類が広がります。苗も冬のころより多く出回るようになり、家庭菜園を始めるのにおすすめ時期です。では3月に購入した方がいい野菜の苗はどのようなものがあるのでしょうか。初心者でも定植できるおすすめの苗を9選紹介します。

記事の目次

  1. 1.3月に購入するおすすめの野菜苗は?
  2. 2.3月に購入するおすすめ苗<葉物野菜>
  3. 3.3月に購入するおすすめ苗<根菜類>
  4. 4.3月に購入するおすすめ苗<香味野菜>
  5. 5.まとめ

おすすめ苗②リーフレタス

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リーフレタスとは、レタスの仲間で結球しないレタスのことです。苗を植え付けてから約1カ月で収穫できるのが特徴で、種から育てても2カ月で収穫できる春植え春まきの夏野菜です。

リーフレタスの育て方

フリー写真素材ぱくたそ

分類 キク科
連作 1年~2年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

リーフレタスは、3月~5月の春植え春まきで植え付けが可能です。収穫までの日数が少なく初心者でも簡単に育てられる野菜で、3月に定植すると5月には収穫できます。リーフレタスは、冷涼な気候と日当たりを好みます。しかし、日が長いととう立ちし、品質が低下してしまうので外灯の明かりや部屋から漏れ出る光には注意が必要です。

植え付け方法は?

リーフレタスは地植え、プランターともに栽培が可能です。しかし、定植を行うときは株間15cm開けてください。リーフレタス同士がくっついていると日光が足りなくなり、収穫する量が減ってしまうことがあります。また、多湿を嫌うのでプランター栽培の場合はプランターの底にゴロ石を入れておきましょう。ゴロ石を入れることによって、水はけがよくなります。

おすすめ苗③ブロッコリー

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ブロッコリーは花蕾と呼ばれる部分を食べる野菜です。花蕾は一定の大きさになったブロッコリーが寒さにあたることでできます。また、ブロッコリーには早生品種、晩生品種などがあり植える時期は同じでも収穫時期が異なります。

ブロッコリーの育て方

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分類 アブラナ科
連作 2年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

ブロッコリーは、3月~4月に春植え春まきが可能です。そのため、3月に苗を購入してすぐに植え付けられます。ブロッコリーは温度管理が大切な野菜で、10℃以下の気温が続くと株がまだ十分に育っていないのにも関わらず、花蕾ができてしまいます。そのため、トンネルを作るなどして温度管理をするようにしましょう。

植え付け方法は?

株間30cm開けて定植します。定植前に、ブロッコリーを植え付ける穴を開け、水をそそぎます。その水がひいたら植え付けていきます。ブロッコリーはプランターでの栽培が可能ですが、株間が必要な野菜なので2株以上栽培したい場合は大きめのプランターを準備しましょう。

おすすめ苗④レタス

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レタスは、玉レタスとも呼ばれ結球するレタスのことです。レタスは冷涼な気候を好むため、春と秋に栽培できる夏野菜です。ただし、25℃以上を超えるような気温になるととたんに発育不良になるので注意が必要です。

レタスの育て方

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分類 キク科
連作 1年~2年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

レタスは、3月~4月の春植え春まきが可能です。そのため、3月に苗を購入するとすぐに定植できます。ただし、暑さには弱く夏の栽培には向きません。また、長時間光が当たるような場所に置いておくととう立ちしてしまうので、栽培するときは外灯や部屋から漏れ出る明かりに注意しましょう。

植え付け方法は?

株間、条間ともに30cm開けて植えるようにしましょう。また、植え付けるまえに、レタスを植える穴を作り、水を注ぎます。その水がひいたら植え付け開始です。3月の植え付けでは、まだ気温が安定しない時期があります。そのため、地植えでもプランターでもトンネルを作るのがおすすめです。

おすすめ苗⑤アシタバ

アシタバは、古くから日本で栽培されている日本原産の野菜の1つです。名前に由来は、「今日収穫しても明日には新しい葉が伸びている」といわれるくらいの生育の速さが由来となっています。そんなアシタバも3月に苗を購入できる夏野菜です。

アシタバの育て方

分類 セリ科
連作 2年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

アシタバは、3月~6月に春植え春まき可能です。そのため、3月に苗を購入しておけば、すぐに植え付けられます。アシタバは、植え付けてから2か月後には収穫ができるようになり、その後、越冬したあとは5月から収穫でき、最初に定植したアシタバの栽培期間は4年~5年持つといわれるくらい、長い期間で栽培が楽しめる野菜です。

植え付け方法は?

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株間40cm開けて、植え付けていきます。植え付ける前に、アシタバを植える穴をほり、水を注ぎます。その水が引いたら植え付けられます。植え付け後は、根元を軽く手で押さえるのがポイントです。

おすすめ苗⑥サラダナ

Photo byanalogicus

サラダナは、レタスの仲間の1つで半結球レタスになります。レタスと違い、完全には結球はしないですがリーフレタスのように完全に結球しないわけでもない、その間のレタスです。他のレタス類と同じく冷涼な気候を好む夏野菜でもあります。

サラダナの育て方

分類 キク科
連作 1年~2年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

サラダナは、3月~5月に春植え春まきがが可能です。その後、植え付けから30日前後で収穫ができるため、植え付けから収穫までの期間が短く、種まきから育てても収穫まで60日前後と短い特徴があります。収穫期間まで短いので初心者にもおすすめの夏野菜です。

植え付け方法は?

条間、株間30cmが必要です。そのため、プランターで栽培する場合は大きめのプランターを使うようにしましょう。地植えで育てる場合には、マルチングをした方が害虫を防げます。

3月に購入するおすすめ苗<根菜類>

フリー写真素材ぱくたそ

根菜類とは、可食部が根にあたる野菜です。ダイコン、ニンジンなどが根菜類にあたりますが、この2種は3月の定植でははありません。ここでは、3月に家庭菜園で春植えできる夏野菜を紹介します。

おすすめ苗①ジャガイモ

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ジャガイモは、種芋から育てるのが一般的です。生育期間が冷涼な気候を好むため、春植えするのが適している夏野菜でもあります。ただし、スーパーなどで購入できるジャガイモは種芋には向かないこともあるので、初心者は種芋を購入するときはホームセンターか園芸店などで購入するようにしましょう。

ジャガイモの育て方

Photo byEhrecke

分類 ナス科
連作 2年~3年開ける
栽培地 日本全国
土壌 pH6.0以上では苦土石灰は不要

ジャガイモは、3月~6月に春植え可能です。種芋は12月1月以降から出回るようになりますが、初心者は暖かくなってきた3月に購入するのがポイントとなります。なぜならば、早く購入してしまうと冬の寒さで種芋がダメになってしまう可能性があるからです。そのため、3月に種芋を購入し、そのまま植え付けをしてしまうのがいいでしょう。

植え付け方法は?

種芋を半分に切り、切った表面が乾いていてから植え付けを行います。このとき、表面が乾いていないと種芋は腐りやすくなってしまうからです。植え付ける際は、切り口を下にして、植え付けていきます。ジャガイモはプランターでの栽培も可能ですが、株間30cmが必要なので、2株以上植えたい場合は大きめのプランターを用意しましょう。

おすすめ苗②チョロギ

チョロギは、お節料理などで出てくるくびれた巻貝のような特徴的な形の野菜です。中国原産の野菜ですが、暑さにも寒さにも比較的強い野菜なので気候に対する適応力は強く、初心者でも育てられます。また、栽培期間が他の野菜よりは長いので育てるのを楽しめる野菜です。

チョロギの育て方

分類 シソ科
連作 2年~3年開ける
栽培地 日本全国
土壌 酸性土壌を嫌う

チョロギは、一般的には苗ではなく種芋(塊茎)で植え付けを行います。植え付け時期は3月~4月で、3月に種芋を購入するとすぐに植え付けられます。収穫できるのは11月~12月と他の野菜よりも栽培期間は長めです。また、収穫後、塊茎が土の中に残ってしまうと雑草化してしまう傾向にあるので注意しましょう。

植え付け方法は?

塊茎を横に寝かせて植え付けます。地植えする場合は、雑草化を防ぐために、土の中に仕切りなどを入れておくとチョロギの管理を楽に行えます。プランターでの栽培も可能ですが、株間が50cmと広いので大きめのプランターで栽培するようにしましょう。

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