春植えにおすすめの多年草・宿根草12選！ほったらかしでも毎年咲くのは？

甘い香りが人気のジャスミンは、可憐な花を咲かせる植物です。南国原産のため、暑さに強く寒さに弱い特徴があります。苗の植え付けは3月下旬～4月下旬、朝霜が降りないくらい暖かくなったころ行いましょう。日当たりのよい場所を好み繁殖力も強いため、庭に植えたものはほったらかしでもどんどん広がり毎年美しい花を咲かせます。常緑性のため花後は伸びすぎた枝を剪定して樹形を整えましょう。

ヒメツルソバは金平糖のような小花を咲かせる多年草です。ピンク色のかわいらしい見た目に反し、とても強い繁殖力をもちツルを伸ばして横に広く育つため、コンテナ栽培より地植えがおすすめです。苗は3月～4月に植え付けましょう。暑さと乾燥にも強く、どんどん増えるため苗の間隔は30cmほど空けます。伸びすぎた部分は花後に剪定をして見た目を整えましょう。

菊のような花と松のような葉から「マツバギク（松葉菊）」と呼ばれています。暑さや寒さに強い植物ですが、湿気に弱いため日当たりと水はけのよい場所を好みます。苗は3月～5月に植え付けましょう。地植えの場合は水やりも肥料もほとんど必要なく、手入れのいらない扱いやすい多年草です。地面をはうように細い茎を伸ばすことから、広い場所に間隔を空けて植えましょう。

ガザニアは、勲章のように見える鮮やかな花を咲かせます。日が当たると花が開き、夜になると花を閉じる性質があります。苗は4月～5月に植え付けましょう。南アフリカ原産のため強い日差しと風通しのよい場所を好みます。くっきりとした暖色系の花と濃い緑の葉が特徴的で、夏の暑さに負けない明るい庭に仕上がりますよ。

グラジオラスは、夏の庭を鮮やかに彩る花として人気があります。ガーデニングのなかでは春植え球根として扱われ、3月中旬～4月上旬に植え付けます。用土には球根の高さ3倍くらいの深さが必要なため、土を深く掘れる地植えがおすすめです。日が当たらないと花が咲かないため、日当たりがよい場所に植えましょう。

春植え球根のダリアは、花色や形が豊富で3万種以上あるといわれています。花の形は10種類以上あり花の大きさも6種類に分けられ、さまざまな表情をもっている楽しい花です。植え付けは3月下旬、日当たりがよく風通しがよい場所がおすすめです。

多年草・宿根草は、植えっぱなしでも毎年咲く丈夫な植物が豊富です。特に春植えの草花は、暖かな日差しを受けて大きく育ち過ぎてしまうことがあります。育て方がかんたんでガーデニング初心者におすすめですが、少し手入れをして魅力的に育てましょう。

ほとんど手入れのいらない多年草・宿根草は、初心者にガーデニングの楽しさを教えてくれる植物といえます。初心者が悩みやすい水やりや肥料のタイミング、剪定の有無など難しい点を省けてほったらかしにしても毎年咲くのはうれしいですね。日差しの暖かくなる春はガーデニングを始めるチャンスです。まずは春植えの多年草・宿根草で小さな花壇をつくってみてはいかがでしょうか。