8月に植える・植えられる野菜12選!真夏でも植え付けできる野菜は?

8月に植える・植えられる野菜12選!真夏でも植え付けできる野菜は?

8月は暑さが厳しい季節です。しかし、そんな中でも家庭菜園で育てられる野菜はあります。猛暑の時期をうまく避けて管理すれば秋以降においしい野菜を収穫できます。中には夏に植える方が簡単な野菜もあります。そんな8月に植える・植えられる野菜を12種類ご紹介いたします。

記事の目次

  1. 1.8月に植えられる野菜の特徴は?
  2. 2.8月に畑に植えられる野菜(4選)
  3. 3.8月にプランターに植えられる野菜(4選)
  4. 4.8月に種から育てられる野菜(4選)
  5. 5.8月も家庭菜園を楽しもう!

8月に植えられる野菜の特徴は?

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8月は真夏であるがゆえに、家庭菜園での栽培を避ける方も多いのではないでしょうか。しかし、意外に夏に植えた方が管理が楽な野菜や、夏でも植え付けられる野菜はあります。家庭菜園なら、自宅でおいしい採れたて野菜が食べられますので、8月に植え付けができるおすすめ野菜をご紹介しましょう。

8月に植えられる野菜の条件

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8月はどんな野菜がおすすめ?

8月に植える野菜は暑さに強い野菜の種類や品種であることが条件です。8月初旬に植える野菜で栽培期間が短いものは9月に収穫できるので、早いうちに秋植えの準備が出来ます。あなたのライフスタイルに合わせて適した品種を選びましょう。

8月に植える場合土作りはいつやる?

通年で野菜を栽培している場合は、7月に収穫を終えたらすぐに土づくりに入る必要があります。これは、土に混ぜた石灰や堆肥の効果が出るまでに時間が必要だからです。

8月に植える野菜の注意点

8月に野菜を栽培するときに気をつけることは「暑い時間帯に作業をしない」ということです。

水やりの時間帯に注意

水やりを日中にすると水分が温まってしまい、根を傷めることになります。そのため、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりしましょう。

熱中症対策も

また、熱中症対策としても涼しい時間帯の作業はおすすめです。暑い時間帯を避け、帽子などで直射日光を防ぎ、こまめな水分補給を心がけることが大切です。くれぐれも無理をしないようにしましょう。

連作障害にも注意

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8月に限った話ではありませんが、同じ場所や土で同じ科の作物を続けて栽培すると連作障害を起こすことがあります。発育が悪くなったり、病気になったりするのです。これは土の状態のバランスが悪くなることによって起きます。連作障害を防ぐために他の科の野菜を育てたり、土を休ませたりする方法があります。野菜を栽培するときは植え付け前にその土が前に何を育てたのか、確認しましょう。

8月に畑に植えられる野菜(4選)

畑で野菜を栽培する利点の一つは、プランターと違い、多くの土から栄養を得られる点です。例えば、ニンジンなどの根を食べる野菜は、畑の方が大きく育てられます。他にも、葉の部分を食べる野菜、茎に実がなる野菜も、栄養分が多いのでプランターよりも畑のほうが多くの収穫を得られます。

①ジャガイモ

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植え付け時期(夏の場合) 8月末~9月初旬
収穫時期(夏の場合) 11月~12月
連作制限 3年~4年
ナス科

ジャガイモは春植えの方が初心者向きですが温暖な地域であれば真夏の時期を避けて夏植えもできます。おすすめの品種は育てやすい「男爵」や味の上でもうワンランク上の「インカのめざめ」などです。日当たりがよく、通気性、排水性のよい土壌を好みます。

②ニンジン

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植え付け時期(夏の場合) 8月上旬頃に種まき
収穫時期(夏の場合) 12月頃
連作年限 なし
セリ科

ニンジンは春植えもできますが夏植えの方が栽培は簡単です。ただし、種をまいてから発芽するまでが難しく、上級者向きです。土は排水性、保水性の良いものを選び、温度変化の少ない場所で育てましょう。

③らっきょう

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植え付け時期(夏の場合) 7月中旬~10月頃
収穫時期(夏の場合) 翌年6月~7月頃
連作年限 なし
ヒガンバナ科

らっきょうはよほどやせた土地でなければ肥料なしで育てられる野菜です。栽培期間が長く、一番早くて植え付けた翌年の6月頃に葉が完全に枯れる前に収穫します。もう一年待ってから収穫する「2年堀」という収穫方法もあるのです。植え付けるときの深さによってらっきょうの大きさは変わり、深く植え付けた方が大きくなります。

④水菜

出典:写真AC

植え付け時期(夏の場合) 8月下旬に種まき
収穫時期(夏の場合) 9月下旬頃
連作年限 1年~2年
アブラナ科

水菜は基本的に冷涼な気候を好むので、夏に栽培する時は猛暑を避けて8月下旬からです。水菜は発芽率がよく、土質を選ばずによく育ちます。主に関西地方で栽培され、京菜とも呼ばれ、壬生菜(みぶな)、広島菜などの品種もあります。生で食べられる柔らかい早生種から鍋物に使われる晩生種までさまざまです。

8月にプランターに植えられる野菜(4選)

庭や畑がなくてもプランターを使えばベランダなどでも家庭菜園を楽しめます。また、プランターは移動できるので夏の栽培では日照や温度管理がしやすいという利点もあるのです。ここでは8月にプランターに植えて家庭菜園ができる野菜をご紹介しましょう。

①小松菜

Photo by 305 Seahill

植え付け時期 3月~10月に種まき
収穫時期 5月~12月
連作年限 1年~2年
アブラナ科

小松菜は育成期間が短く、冬以外はほぼ1年中栽培できます。8月に種まきする場合は夏向けの品種を選びましょう。種をまいて間引きをしながら育てますが、間引きしたものも食べられるので料理に利用しましょう。

②スイスチャード

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植え付け時期(夏の場合) 8月に種まき
収穫時期(夏の場合) 10月頃
連作年限 1年~2年
アカザ科

スイスチャードは「フダンソウ」「シロナ」「うまいな」など、たくさんの呼び名のある葉野菜です。ホウレンソウに似ていて代用品として使えます。収穫はいつでもでき、小さいうちから食べられます。丈夫で管理も簡単な野菜です。

③茎ブロッコリー

出典:写真AC

植え付け時期(夏の場合) 8月上旬
収穫時期(夏の場合) 10月~翌1月頃
連作年限 2年
アブラナ科

茎ブロッコリーは別名「スティックセニョール」とも呼ばれます。普通のブロッコリーのように花穂の部分も食べられますが、むしろ茎の方がメインです。栽培方法はブロッコリーよりも簡単に育てられます。1株あたり、15本くらいを長期間収穫でき、ベランダで育てると料理のときにさっと収穫して使えるので便利です。

④あさつき

Photo by sayo-ts

植え付け時期(夏の場合) 7月~10月頃
収穫時期(夏の場合) 翌3月~4月
連作年限 1年
ヒガンバナ科

あさつきは小型のネギで1株が20本にも30本にもなり、長く収穫が楽しめます。高さが20cmくらいまで育ったら収穫でき、続けて収穫したい場合は下の方を4cmほど残して包丁などで切りましょう。株を残しておけば新しい葉が伸びて来るので同じように何度も収穫できます。

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8月に種から育てられる野菜(4選)

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