鉢底石はどんなときに必要?効果・メリットと代用品での使い方も紹介!

鉢底石はどんなときに必要?効果・メリットと代用品での使い方も紹介!

鉢植えをするとき、園芸書などには必ずといっていいほど鉢底石を敷くように書かれていますね。鉢底石を敷くことにどんな意味がるのか、植物にとってよい効果があるのか疑問に思うこともあるでしょう。本記事では鉢底石の種類や効果、代用できるものについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.鉢底石は必要なの?
  2. 2.こんなときに鉢底石を使おう
  3. 3.鉢底石の種類
  4. 4.鉢底石が必要ない場合
  5. 5.鉢底石の代用品と使い方・効果
  6. 6.鉢底石は再利用できる
  7. 7.効果を知って鉢底石を活用しよう

鉢底石は必要なの?

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植木鉢やプランターなど、鉢植えでの植物の育て方を調べるとはじめに鉢底石を敷くという記載があります。指示されているからとりあえず敷いてはみたものの、鉢底石を敷くことにどんな意味があるのだろう?絶対にないとだめなのかな?と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。この記事では鉢底石の効果や代用品についてご紹介します。

鉢底石の効果・メリット

出典:写真AC

鉢底石を敷く目的はおもに以下の4点です。

  • 水はけをよくする
  • 通気性をよくする
  • 保水性を高める
  • 鉢底の穴から土が流出するのを防ぐ
水はけをよくし、通気性を高めることで根腐れの防止に効果があります。逆に乾燥しすぎによって根が傷んでしまう植物もあるので、保水性のある鉢底石を敷いて傷みを防止する効果も期待できます。

こんなときに鉢底石を使おう

Photo byKIMDAEJEUNG

鉢底石を敷く目的はおもに鉢内の排水性・通気性を向上させることです。では、具体的にどういった場合に鉢底石を使用するべきなのかをご紹介します。

底が扁平な鉢・底穴の少ない鉢を使用するとき

プランターなどのプラスチック鉢には、排水性や通気性を高める意味で底面部に段差をつけたり複数の穴があけられたりしています。それに比べて焼き物の鉢は底面部が扁平で穴が少ないものが多く、排水性・通気性が劣るものが多いです。特に素焼ではない塗り鉢や陶器鉢は通気が悪くなりがちなので、鉢底石をしっかり敷いてあげることをおすすめします。

根の成長が早い植物を植えるとき

根の成長が早くどんどん広がってしまう植物だと、根詰まりが起こりやすくなります。根詰まりをしてしまうと酸欠になり、根腐れの原因になるのです。鉢底石が敷いてあれば多少の根詰まりを起こしても通気が確保されるので、根腐れを回避できる可能性が高まります。

鉢底石の種類

Photo bysarajuggernaut

鉢底石には多孔質(小さな穴がたくさん開いていること)の石が適しています。軽石や黒曜石を加工したパーライト、硬質プラスチックを加工した人工石など種類が豊富です。代表的なものをご紹介します。

鹿沼土

栃木県鹿沼市周辺で産出する火山灰の一種で、園芸用によく使用されている軽石です。排水性・通気性が非常に高く、適度な保水性もあります。酸性の性質を持っているので、酸性土壌に弱い植物を植えるときは注意が必要です。粒のサイズで分けて販売されているので、鉢底石用には大粒を選びましょう。

日向土(ボラ土)

別名ボラ土ともいいます。宮崎県の霧島山周辺で産出する軽石です。こちらも園芸用によく使用されており排水性・通気性は非常に高いですが、保水性はありません。乾燥に強い植物を植えるときに使うことをおすすめします。丈夫で崩れにくいのが特長です。鹿沼土同様、粒のサイズごとで販売されているので大粒を選びましょう。

パーライト

ガラス質の岩石を高温で加熱することで発泡させて作る人工の園芸用軽石をパーライトといいます。パーライトは原料ごとにいくつかの種類がありますが、排水性に優れているのは黒曜石から作られる黒曜石パーライトです。黒曜石パーライトを通った水にはイオン交換性があり根腐れを抑止するといわれています。

次のページでは鉢底石を使わなくてもよい場合についてご紹介します。

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鉢底石が必要ない場合

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