ニーム(インドセンダン)とは?ハーブとしての特徴・効能や育て方を解説!

ニーム(インドセンダン)とは?ハーブとしての特徴・効能や育て方を解説!

インドセンダンとも呼ばれるニームは、虫除け効果のほかに、薬効ハーブとしての活躍もできる驚くべき性能から「ミラクルニーム」と呼ばれています。この記事ではニームの木の特徴や効能のほかに、ニームの木の使用用途や注意すべき害虫、病気なども紹介しています。

記事の目次

  1. 1.ニームの木とは?
  2. 2.ニームの木の特徴
  3. 3.ニーム(インドセンダン)の効能
  4. 4.ニーム(インドセンダン)の育て方
  5. 5.ニームの木を育てるポイント
  6. 6.ニーム(インドセンダン)の用途
  7. 7.まとめ

ニームの木とは?

ニームの木の基本情報

Photo bypunnamjai

ニームの木は古くから薬効ハーブとして使用されてきたインド原産の植物です。昔は、インドの一般の家庭ではニームが常備薬として置かれていました。近年では、そんなニームの驚くべき効能から、「ミラクルニーム」とも呼ばれています。ニームの木の基本的な情報は以下の表の通りです。

名前 ニームインドセンダン
英名 Neem
別名 ミラクルニーム
原産地 インド
科/属名 センダン科/センダン属
耐寒性 なし
園芸分類 庭木、常緑

ニームの木の魅力

ニームは人間の身体にいいだけではなく、虫除けの効果も期待できる植物です。蚊やゴキブリ、アリなどの不快害虫を寄りつかせないと言われています。

ニームとセンダンの違い

葉の違い

ニームの葉は、よく見ると少し光沢があるように見えますが、センダンの葉は光沢が強く、一目でツヤがあるとわかります。また、ニームの若葉は赤色、センダンの若葉は緑色をしているので、非常に見分けやすいです。見て分からない場合は、葉を裂いてにおいをかいでみましょう。ニームは少しスパイスのにおいがしますが、センダンは草のにおいがします。

実の違い

ニームとセンダンは実の特徴が違います。ニームの実が黄色くなったら軽く絞ってみましょう。ニームの実はすぐに絞れる上、種が出てきます。一方、センダンの実は硬くて種を取るのが難しいです。センダンの実は、ニームの実と違い、黄色くならず常に緑色の状態なので見分けやすく、間違えることはほぼないのですが、見比べても分からない場合は一度絞って確認するのがおすすめです。

ニームの木の特徴

特徴①害虫を寄せ付けない

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ニームの木は蚊やゴキブリ、アリなどの不快害虫を寄せ付けない虫除けの効能があります。虫には害のある植物ですが、人間には害はないので安心してください。害虫に困っており、薬剤を使わず対処したいという方は、ニームの木を育ててみてはいかがでしょうか?

特徴②ニームの歯ブラシや錠剤がある

インドでは、殺菌作用と殺菌効能からニームが歯ブラシに使用されています。日本では木で歯を磨くという文化がないので、驚く方が多いでしょう。しかし、インドではあまり珍しくないようです。また、インドでは糖尿病を予防するために、ニーム葉の錠剤が一般的に販売されています。

特徴③人には無害

ニームの木は、虫にとっては害ですが人間には無害です。むしろ人間の身体によい特徴から、健康維持として、ニームのお茶やニームの花から取れたはちみつなどが作られており、用途の広い植物です。

ニーム(インドセンダン)の効能

虫除けや殺虫の効能がある

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上記で説明したように、ニームの木は虫除けの効能や殺虫の効能が期待できる植物です。ニームの種子に含まれている「アザディラクチン」という成分が、害虫に対して強力な餓死能力を持っており、ニームの葉やニームの液が付着した葉を害虫が食べることで害虫の食欲をなくさせます。食欲がなくなった害虫は飢餓状態になり、やがて餓死します。

防げる虫の種類

ニームの木は、蚊、ゴキブリ、アリなどの昆虫のほかに約200種類の昆虫を防げると言われています。昆虫が多く発生する地域にお住まいの方や、夏に大量発生する蚊の対策をしたい方は、ぜひニームの木を庭またはバルコニーに置いてみてください。ニームの木は、室内で育てることも可能です。

ボタ爺

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次は「ニーム(インドセンダン)」の育て方を紹介するぞ!

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ニーム(インドセンダン)の育て方

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