槙(マキ)とは?生垣・庭木としての管理方法や手入れの仕方を紹介!

槙(マキ)とは?生垣・庭木としての管理方法や手入れの仕方を紹介!

槙は古くから日本に分布し、人々に親しまれてきた樹木です。冬でも枯れない常緑高木であり、育て方も難しくないので庭づくりにぴったりの植物でもあります。今回は、そんな槙を生垣や庭木として活用するために必要な手入れの方法についてまとめました。

記事の目次

  1. 1.槙(マキ)とは
  2. 2.槙の育て方
  3. 3.槙の剪定方法
  4. 4.まとめ

槙(マキ)とは

Photo by harum.koh

槙は、マツ目マキ科マキ属の植物です。種は「イヌマキ」という名前で、一般的にはこのイヌマキを「槙」と呼んでいます。針葉樹ですがやや幅の広い葉が特徴的で、庭木としてよく活用されている植物です。

イヌマキ(犬槇)とはどんな植物?特徴・利用方法や育て方をご紹介!のイメージ
イヌマキ(犬槇)とはどんな植物?特徴・利用方法や育て方をご紹介!
イヌマキは昔から垣根などに使われ、日本人と深く関わってきた樹木です。イヌマキはどのような特徴を持つ植物なのでしょうか。水やりや肥料、病気や害虫、剪定などの育て方について説明します。イヌマキの名前の由来や利用方法についても見ていきましょう。

槙の基本情報

マツ目
マキ科
マキ属
学名 Podocarpus
植生 常緑高木
開花時期(イヌマキ) 5月~6月
花言葉(イヌマキ) 色褪せぬ恋、慈愛

槙の種類

マキ科には約20属、190種以上の種類があるといわれていますが、日本で見られる種類はイヌマキとその変種であるラカンマキだけです。ラカンマキとイヌマキは、葉の長さと生え方で見分けられます。ラカンマキはイヌマキに比べ葉が短く、上に向かって伸びる点が特徴です。

槙に似た植物

コウヤマキ(高野槙)

Photo by goonmirk

槙と名の付く植物で、日本において特に有名なのはコウヤマキ(高野槙)です。槙と呼ばれているもののイヌマキとは分類上まったく違う種類で、コウヤマキ科コウヤマキ属に属しています。イヌマキよりも葉が細く、松に似た形状が特徴的です。また開花後の実の形も大きく異なり、イヌマキが赤い小さな実をつける一方、コウヤマキは松ぼっくりのような球果を実らせます。

コウヤマキ(高野槇)とは?花言葉などの特徴や利用のされかたを紹介!のイメージ
コウヤマキ(高野槇)とは?花言葉などの特徴や利用のされかたを紹介!
コウヤマキという植物をご存じですか。コウヤマキは日本固有の常緑針葉樹であり、古くは弥生や古墳の時代から、主に材木として重宝されてきました。現代も新たな用途が開発され、日本人の生活に役立っています。今回はそんなコウヤマキの花言葉や特徴、使い方などをご紹介します。

マツ(松)

Photo byCoilin

松といえばいわずと知れた針葉樹の代表格ともいえる植物です。遠くから見ると槙と松はよく似ていますが、近寄ってみると葉の幅が明確に違うことがわかります。葉幅が広い槙に対し、針のように細長いのが松です。日本においては、赤松や黒松と呼ばれる種が多く見られます。

クロマツ(黒松)とは?特徴や育て方をご紹介!アカマツとの違いは?のイメージ
クロマツ(黒松)とは?特徴や育て方をご紹介!アカマツとの違いは?
堂々とした風格を持つクロマツは、日本庭園や家庭の庭を引き立てる樹木です。植栽されるだけでなく日本の風習にも深く関わってきた樹木ですが、ここではクロマツの特徴を始め、人気のある盆栽の育て方やアカマツとの違いを紹介していきます。

槙の活用

槙は古くから民家の生垣にも活用されてきました。常緑針葉樹であり冬にも枯れないこと、表面の刈り込みをすればするほど枝葉が緊密に茂っていくことから、防風や防砂、防寒にも役立っています。またシロアリの被害を受けにくい、湿気に影響されづらいといった特徴から、木材としても重宝されてきました。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは槙の育て方や剪定方法についてご紹介します。

次のページ

槙の育て方

関連記事

Article Ranking