冬植え球根4選!冬咲き・夏咲きなど開花時期別に人気品種を紹介!

冬植え球根4選!冬咲き・夏咲きなど開花時期別に人気品種を紹介!

冬植え球根植物は、丈夫で手間がかからないことから、ガーデニング初心者にも人気が高い植物です。しかし種類や品種によって、夏咲きと冬咲きに大きくわかれます。この記事では冬植え球根植物の特徴や、おすすめの夏咲き品種と冬咲き品種を紹介します。

記事の目次

  1. 1.冬植え球根植物とは
  2. 2.冬植え球根植物4選
  3. 3.夏咲きの冬植え球根植物【①~②】
  4. 4.冬咲きの冬植え球根植物【①~②】
  5. 5.まとめ

冬植え球根植物とは

出典:写真AC

ガーデニング初心者には、種から育てる植物よりも、秋~冬に植え付ける球根植物がおすすめです。球根はある程度養分をため込めるため、植え付け~発芽するまでの管理に手間がかかりません。数年植えっぱなしでもOKという品種もあるほどです。開花時期になれば、美しい花を咲かせる品種が多いのも魅力的ですね。草丈が低くて管理も楽なことから、寄せ植えにすると映える品種もありますよ。

冬植え球根でも開花時期は違う

Photo bymatthiasboeckel

冬植え球根植物は寒さに当てることで、のちの成長をうながす性質を持つものが多いです。このため、晩秋~冬と寒さが深まっていく季節が、植え付けの適期に選ばれています。ただし、開花する季節は品種によって異なります。大別すると、春~初夏の暖かい季節に開花する夏咲き品種、秋~冬の涼しい季節に開花する冬咲き品種の2種類です。それぞれの品種の開花時期を、しっかり把握しましょう。

どんな庭にしたいのか、季節ごとの構成を考えて、植え付ける植物を決めていくのが、ガーデニングの基本ですよ。

冬植え球根ばかりだと、開花しない季節の庭が寂しくなってしまうよ。それ以外の季節に咲く植物との組み合わせも考えようね。

冬植え球根植物4選

Photo bystux

ここからは、おすすめの冬植え球根の紹介です。球根植物は植え付ける時期は同じでも、開花する季節は品種によって違ってきます。初夏に咲くものを夏咲き品種、晩秋~冬に咲くものを冬咲き品種とわけて紹介しています。それぞれの品種の特徴なども見ていきましょう。庭づくりの参考にしてみてくださいね。

夏咲きの冬植え球根植物【①~②】

夏咲き品種①シラー・カンパニュラータ

シラー・カンパニュラータの特徴

Photo bydassel

シラー・カンパニュラータは春~初夏、時期でいえば4月~5月に開花するヨーロッパ原産の球根植物です。「ツリガネズイセン(釣鐘水仙)」「ヒアシンソイデス」などの別名があります。別名のとおり、釣鐘状の花が特徴です。現在はキジカクシ科ツリガネズイセン属に分類されていますが、以前はシラー属に分類されていました。このため、現在でも「シラー」という名前がついています。

シラー・カンパニュラータの花は、派手さはありませんが、ひっそりと咲く姿が「風情がある」と、多くのガーデナーに好まれています。

見た目は少しはかなげな印象だけど、耐寒性があるから植えっぱなしでも育つ、丈夫な植物なんだよ。

シラー・カンパニュラータの基本データ

学名 Hyacinthoides hispanica、
Hyacinthoides non-scripta
科名 キジカクシ科
属名 ツリガネズイセン属(ヒヤシンソイデス属)
別名 ツリガネズイセン、ヒアシンソイデス、
スパニッシュ・ブルーベル、イングリッシュブルーベル
草丈・樹高 20cm~40cm
花色 青、ピンク、白
植え付け時期 10月~11月(年内ならギリギリOK)
開花時期 4月~5月

シラー・カンパニュラータの花言葉

シラー・カンパニュラータの花言葉は「変わらない愛」「寂しい」「哀れ」「冷静」です。「変わらない愛」は、ギリシャ神話に登場する美少年ヒュアキントスの伝説が由来します。ヒュアキントスは太陽神アポロンに寵愛されましたが、のちに不幸な事故で命を落とします。その死を悲しんだアポロンは、彼をヒヤシンスの花に変えました。

「変わらない愛」はヒヤシンスの花言葉です。しかしシラー・カンパニュラータは、ヒヤシンスと花が似ているため、同じ花言葉がつけられました。

「哀れ」「寂しい」「冷静」は、シラー・カンパニュラータの、きれいだけど寂しげな青い花色に由来しているよ。

シラー・カンパニュラータの花言葉まとめ

  • シラー・カンパニュラータ全般の花言葉:「変わらない愛」「哀れ」「寂しい」「冷静」
  • 種類別・色別の明確な花言葉はなし
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夏咲き品種②トリテレイア

トリテレイアの特徴

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トリテレイアは、北アメリカを原産とする球根植物です。以前はブロディアエア属に分類されていたことから「ブローディア」と呼ばれていました。現在でも、この名前で流通していることがあります。また、アガパンサスの花を小さくしたような花姿から「ヒメアガパンサス」という別名を持っています。青い花色が一般的ですが、白、ピンク、紫、黄色など、意外に花色の種類が多いです。

トリテレイアは植えっぱなしでも、毎年開花時期にはきれいな花を咲かせます。管理が楽な植物ですよ。

管理が楽で花姿も愛らしいから、初夏のガーデニングでも人気があるよ。花茎が長いから、切り花としても需要が高いんだ。

トリテレイアの基本データ

学名 Triteleia
科名 キジカクシ科(ユリ科・ネギ科)
属名 トリテレイア属(ブロディアエア属)
別名 ブローディア、ヒメアガパンサス
草丈・樹高 30cm~70cm
花色 青、紫、緑、黄色、赤、白、ピンク、複色
植え付け時期 10月~11月
開花時期 5月下旬~7月

トリテレイアの花言葉

トリテレイアの全般的な花言葉は「受け入れる愛」「守護」「嬉しい便り」「淡い恋」です。「受け入れる愛」「守護」「嬉しい便り」は、植え付けた場所で毎年、初夏になれば必ず花を咲かせ続ける強さと、自然に分球して子孫を増やしていく生命力に由来しています。「淡い恋」は、トリテレイア独特の青い花色のイメージからつけられました。

トリテレイアの花言葉まとめ

  • トリテレイア全般の花言葉:「受け入れる愛」「守護」「嬉しい便り」「淡い恋」
  • 種類別・色別の明確な花言葉はなし

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冬咲きの冬植え球根植物【①~②】

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