パクチーの育て方!室内栽培のコツと露地栽培のコツをそれぞれ解説!

パクチーの育て方!室内栽培のコツと露地栽培のコツをそれぞれ解説!

パクチーには特有の香りがあり、エスニック料理には欠かせない存在です。比較的手軽に育てられ、露地栽培や室内栽培にも向いています。この記事では、パクチーの室内栽培・露地栽培の手順やコツをそれぞれ紹介します。上手に育てて、料理の彩りに添えましょう。

記事の目次

  1. 1.パクチーとは?
  2. 2.パクチーの種類
  3. 3.パクチー栽培をする前に
  4. 4.室内でのパクチーの栽培方法
  5. 5.畑・露地でのパクチーの栽培方法
  6. 6.パクチーの収穫
  7. 7.パクチーの増やし方
  8. 8.パクチーの管理方法
  9. 9.まとめ

畑・露地でのパクチーの栽培方法

植え付け

直根性のパクチーは、地中深くまっすぐに根をはります。その特徴から移植を嫌うため、植え付け場所には注意が必要です。

種を直接まく場合

パクチーの種を直接まく場合、株間は30cmほどあけます。地植えの場合は、深さ約1cmの穴をあけ、1カ所あたり3~5粒の種をまきます。種まき後は優しく土をかけ、水をたっぷりと与えましょう。

パクチーの種は硬いため、半日程度水に浸しておくと、発芽しやすくなりますよ!

苗を植える場合

出典:写真ac

パクチーの苗を植える場合は、ポットから苗を丁寧に外します。20~30cm間隔を保ちながら苗を植え付けましょう。根がはり過ぎている場合は水はけが悪くなるため、軽く根をほぐしてから植え付けます。

根のほぐし過ぎには気を付けましょう。直根性は傷つきやすいです!

用土・肥料

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畑・露地栽培の場合は、植え付け時に土の状態が整っていることが好ましいです。植え付けの約2週間前に苦土石灰を、約1週間前に腐葉土と化成肥料などの元肥をまき、よく耕しておきましょう。畑の場合は雨水のみでも十分育ちます。室内栽培に比べて水やりの回数が少なく、養分が流れ出しにくいため、肥料は最初の土づくりの段階のみで十分です。

ボタニ子

ボタニ子

事前の準備が美味しいパクチー作りには欠かせないです。

パクチーの収穫

出典:写真ac

パクチーは、葉が20cmくらいの草丈になるころを目安に収穫します。パクチーは開花した後、または収穫が遅くなると葉が硬くなってしまいます。柔らかい葉を楽しむためにも、収穫時期は逃さないように注意しましょう。

パクチーの増やし方

出典:写真ac

パクチーは種からの増やし方が一般的です。白い小花を開花させた後、やがて種になり、黄緑色の茎や種も次第に茶色く枯れてきます。茶色くなった頃が刈り取りの目安です。種を収穫したら紙袋などに入れ、種まきの時期まで通気がよく涼しい場所で保管しましょう。

ボタ爺

ボタ爺

パクチーは挿し木や挿し芽でも増やせるが、種での増やし方が確実じゃ。

ボタニ子

ボタニ子

「こぼれダネ」からの増やし方もありますが、あまり確率は高くありません。種をまいたほうが確実ですよ。

パクチーの管理方法

Photo byHans

パクチー栽培には、日常管理の管理が欠かせません。露地栽培、室内栽培に共通する大切なポイントです。正しい管理で、パクチーを元気に育てましょう。

日当たり

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地中海沿岸を原産とするパクチーは、日光を好みます。半日陰程度でも生育しますが、葉付きが悪くなるため、日当たりのよい場所での栽培が理想です。室内栽培でも、窓のそばに置いて日光を浴びさせましょう。

水やり

Photo byannawaldl

パクチーの水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。パクチーは水を好む性質ですが、過剰な水やりは蒸れの原因や根腐れの原因になるため気をつけましょう。また土が豊富にある畑などの場合、暑い季節以外は雨水でも十分育ち、特に水やりは必要ありません。一方プランターや鉢の場合は、土が少なく乾燥しやすいため、毎日与えましょう。

間引き

間引きは、パクチー栽培には欠かせない作業の1つです。たくさんある芽や葉の中から元気なものだけを選んで、弱い芽や葉は摘み取ってしまいましょう。間引きすることで、弱い芽や葉に大切な養分が取られず、残ったものに十分行き渡らせられます。また、葉と葉の間隔があくことで蒸れ対策にもなります。

夏の管理

パクチーは、暑い季節特有の強い日差しと高温多湿が苦手です。室内栽培の場合、日差しの調節は容易にできるため安心です。しかし、外出などで長時間締め切りになるときは、高温多湿に注意が必要です。暑い季節の室温は、すぐに上昇します。締め切りにする場合はベランダなどの屋外に出しましょう。日差しが当たってしまう場合は、よしずや遮光ネットで日陰をつくります。

ボタニ子

ボタニ子

畑や露地栽培の場合は、暑い時期特有の強い日差しを直に受けてしまいます…!

暑い時期を乗り越えるためには、風通しをよくするのはもちろん、日よけをつくるなど工夫しましょう。暑い時期のことも考えて、植える場所を選びましょうね。

冬越し

出典:写真ac

パクチーの冬越しは、主に秋栽培の場合に必要です。一年草のため、春栽培の場合、冬の季節はすでに種をつくって枯れるため、必要ありません。畑の場合、冬越しするときは藁やバーグチップなどを敷き、冬の季節ならではの霜や雪、乾燥を防ぎます。室内栽培の場合は、窓辺など室温が下がる場所を避けて管理しましょう。

まとめ

出典:写真ac

パクチーは、栽培のコツを押さえれば初心者でも手軽にチャレンジできるハーブです。増やし方も難しくありません。どんどん増やして、採れたて新鮮パクチーを楽しんでみてください。

maca44178
ライター

maca44178

2人の息子と植物・ジム・チョコついでに夫もこよなく愛する主婦です。 今年は4年前に植えたジャスミンが咲き、喜びの舞です。

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