シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツをご紹介!

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツをご紹介!

すっきりとした香味が人気で、刺身のつまなど薬味としてもおなじみのシソ(紫蘇)。シソは栄養価が高く、抗酸化作用や殺菌作用もあります。育て方も簡単で、プランターや鉢でも栽培可能です。今回はシソ(紫蘇)の育て方について、種まきから収穫までの栽培のコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.シソ(紫蘇)とは
  2. 2.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ①土づくり
  3. 3.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ②栽培環境・置き場所
  4. 4.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ③水やり
  5. 5.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ④肥料
  6. 6.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑤温度
  7. 7.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑥種まき
  8. 8.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑦苗の入手
  9. 9.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑧植え付け
  10. 10.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑨間引き
  11. 11.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑩摘心
  12. 12.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑪収穫
  13. 13.シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑫害虫対策
  14. 14.シソ(紫蘇)の栽培日記
  15. 15.シソ(紫蘇)のレシピ①麺類の薬味に
  16. 16.シソ(紫蘇)のレシピ②紫蘇キムチ
  17. 17.シソ(紫蘇)の保存方法
  18. 18.まとめ

シソ(紫蘇)とは

Photo by snak

中国、ビルマなどが原産のシソ科植物

シソ(紫蘇)は中国やビルマ、ヒマラヤを原産とするシソ科植物です。一般に種をまいて育てますが、さし木もできます。秋にピンクや白の花を咲かせます。シソはふつう葉っぱの部分を利用しますが、花も花穂紫蘇(はなほじそ)として食べることができます。

赤シソと青シソの2種類がある

出典:写真AC

シソには赤い色の「赤シソ」と緑色の「青シソ」があります。赤シソは主に、梅干しなどと一緒に漬け込むか、シソジュースの材料に利用されます。一方、青シソは刺身や素麺などに添える薬味をはじめ、天ぷらなどでも食され、別名「大葉」とも呼ばれます。花穂紫蘇(はなほじそ)として利用されるのは主に赤シソの花穂です。

殺菌・抗酸化作用、がん予防などさまざまな効果が!

出典:写真AC

シソは古くから薬草として利用されていました。日本には中国から伝わり、室町時代には食用されるようになったといいます。βカロテン、ビタミンB、カリウムといった栄養素を含み、中でもβカロテンを多く含むので抗酸化作用、がん予防に効果的です。また、香りには殺菌・防腐作用があり、刺身のつまとして添えるのに最適で、食中毒予防に有効です。

シソ(紫蘇)の基本情報

  • 学名:Perilla frutescens var. crispa
  • 科・属名:シソ科シソ属
  • 開花時期:9~10月
  • 花色:紫、白、ピンク
  • 収穫時期:6月下旬~8月頃
ボタニ子

ボタニ子

ここからはシソの育て方をまとめます!

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ①土づくり

出典:写真AC

野菜用の土を使おう

シソは乾燥に弱く、湿った土を好みます。野菜用の土を用意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

シソはプランターでも栽培できますよ!

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ②栽培環境・置き場所

出典:写真AC

日当たりのよい場所で育てよう

シソは日なたを好みます。日当たりのよい場所で管理しましょう。しかしながら、強い直射日光にあたり続けると葉っぱが硬くなりがちです。半日陰くらいまでであれば栽培可能ですので、葉っぱの柔らかさや香りを楽しむには半日陰に置くのもよいでしょう。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ③水やり

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乾燥しすぎないように水やりを!

シソは湿気を好み、乾燥させるとたちまち葉っぱがしおれてしまいます。水やりはこまめに行いましょう。特に夏場は水切れを起こしやすいので注意が必要です。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ④肥料

出典:写真AC

2週間に一度施肥を

植え付け時に緩効性化成肥料を混ぜ込みます。その後収穫できるくらいまで育ったら、2週間に一度を目安に追肥するとよいでしょう。追肥は液体肥料で構いませんが、窒素分が多すぎると葉が硬くなり、香りも弱くなります。またアブラムシがつきやすくなるので、こまめに観察しましょう。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑤温度

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生育適温は20℃~23℃くらい

シソの生育適温は20℃~23℃くらいです。あまり早く種をまいても、温度が低いとうまく育たないことがあるので、5月頃まで待って種をまくとよいでしょう。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑥種まき

出典:写真AC

種まきの適期は5月頃

種まきの適期は5月頃です。土を事前に湿らせておき、種を水につけておいてからまくと発芽率を高めることができます。重ならないように種をまいたら土をかぶせずに水をやり、そのまま土が乾燥しないよう管理します。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑦苗の入手

出典:写真AC

初めての栽培なら苗から育てても!

種から育てる場合は条件が合わず、発芽しないこともありますね。初めて育てる場合は、苗から育てるのもよいでしょう。苗は4月~5月頃に園芸店やホームセンター、オンラインショップで購入できます。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑧植え付け

出典:写真AC

葉っぱが5枚くらいになったら植え付けよう

葉っぱが5枚くらいまで育ったら植え付けの適期です。元のポットよりも一回り大きな穴をあけ、根鉢を傷つけないよう気を付けながら植え付けます。根がしっかり張るまでの1週間ほどは乾かないように水はたっぷりめに与えます。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑨間引き

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成長が遅いものは間引きを

本葉が5~6枚ほどになったら、成長が遅いものや茎のかたちが不格好なものを間引きましょう。間引くことで株と株の間にほどよいスペースを確保でき、残した株の成長を促します。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑩摘心

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摘心すると収穫量が増やせる!

摘心すると脇芽の成長を促し、葉の収穫量を増やすことができます。葉っぱが10枚以上まで育った頃を目安に摘心しましょう。下から数えて3節~5節のあたりを摘心しますが、この時新芽が出ている茎は残すようにします。

ボタニ子

ボタニ子

摘心した茎はそのまま食べることができますよ。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑪収穫

出典:写真AC

葉っぱの収穫は下のほうから!

本葉が10枚以上になったら葉っぱの収穫ができます。収穫するときは下のほうの葉っぱから採るのがポイントです。

葉っぱ以外の芽や花穂、実も食べられる

シソは本葉が2~3枚くらい出た頃を芽紫蘇(めしそ)と呼び、刺身のつまなどに利用できます。また、9月頃には花穂を、種ができたら穂紫蘇(ほしそ)として食べることができます。

シソ(紫蘇)の育て方!種まきから収穫するまでの栽培のコツ⑫害虫対策

出典:写真AC

シソは湿気を好むので、土が乾燥しないように管理しますが、このことが虫にとっては好都合です。アブラムシやヨトウムシなどの害虫対策を必要に応じて施しましょう。

防虫ネットを張る

防虫ネットを張るとバッタなどの大きめの虫からもシソを守ることができます。ネットを張るのであれば、苗が小さいうちに行いましょう。苗が小さなときほど葉っぱの数を守り、成長を促す必要があるためです。

木酢液を散布する

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木酢液(もくさくえき)は木を燃やして炭にするときに出る水蒸気を液体にし、有害成分を除去したもので、ホームセンターや園芸店で購入できます。焦げ臭いにおいがすることから、虫や動物が嫌い、防虫・害虫駆除に有効です。

コーヒーかすをまく

出典:写真AC

コーヒーかすにはコーヒーの香りで虫をよせつけない防虫効果が期待できます。しその株元に置くだけでよいので手軽で、その上コーヒーかすは肥料にもなるので一石二鳥ですね。

次のページからは、実際にシソを育てた栽培日記をまとめます。

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シソ(紫蘇)の栽培日記

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