フランネルフラワーの育て方!鉢植えでの管理方法や寄せ植えのコツ

フランネルフラワーの育て方!鉢植えでの管理方法や寄せ植えのコツ

白い星のようなフランネルフラワーは、名前のとおり、フランネルのようなやわらかい手ざわりをしています。エンジェルスターやフェアリーホワイトなど、美しい名前の品種も多く、とても人気です。今回は、フランネルフラワーの育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.フランネルフラワーの育て方
  3. 3.フランネルフラワーの管理方法
  4. 4.フランネルフラワーを使った楽しみ方
  5. 5.フランネルフラワーの品種
  6. 6.まとめ

はじめに

出典:写真AC

ふわふわした手ざわりが愛らしい、フランネルフラワー。鉢植えや庭植え、または切り花でも楽しめるので、ガーデニングがお好きな方に、とてもおすすめです。今回は、フランネルフラワーの上手な育て方や増やし方、剪定方法や品種などについてご紹介します。

フランネルフラワーの基本情報

分類 セリ科アクチノータス属
学名 Actinotus helianthi
形態 多年草
草丈 30cm~40cmほど
開花時期 1年を通して開花
原産地 オーストラリア
花言葉 高潔 誠実 いつも愛して

フランネルフラワーの特徴は、ふわふわとしたやわらかい手ざわりです。毛織物のフランネルのようであることから、フランネルフラワーと呼ばれています。白い花びらに見える部分は、葉が変化したもので、花は中心部に密集して開花します。品種によっては、1年を通して開花し続けるものもあり、花の少ない時期を彩ってくれるでしょう。

  • フランネルのようなやわらかな手ざわり

フランネルフラワーの育て方

フランネルフラワーは、直射日光がよく当たることと、乾燥した気候、水はけのよい酸性の土壌を好みます。多年草で数年育ち、寒さや暑さには強いですが、庭植えの場合は、雨や霜にあたると、枯れる心配があるため、注意が必要です。また、フランネルフラワーの葉や根はとてもデリケートなため、植え替えや水やりなどは、そっと行う必要があります。

  • 直射日光と乾燥が大好き

植えつけの時期

出典:写真AC

フランネルフラワーの植えつけは、夏の暑い季節や、冬の寒い季節以外の、4月~5月頃、9月~10月頃がおすすめです。フランネルフラワーの根はデリケートなため、枯れることがないよう、根や土にあまり触らず、根株を崩さないように、そっと丁寧に植えるようにしましょう。

  • 植えつけは、春と秋に

用土の配合

出典:写真AC

フランネルフラワーを植える用土の配合は、鹿沼土(酸性の用土)と、酸度無調整のピートモス(苔などを原料にした用土)を、半量ずつ配合してください。用土にピートモスを配合すると、水もちがよくなります。用土によく使用される石灰は、アルカリ性になるため配合する必要はありません。鉢植えにする場合は、用土の下に軽石などを入れ、水はけをよくするようにしましょう。

  • 用土は酸性になるように配合

ブルーベリー用の用土も使用できます。

フランネルフラワーの増やし方

出典:写真AC

フランネルフラワーの増やし方は、基本的に種まきで増やします。フランネルフラワーの花は、やがて種ができるので、採取をしてください。種や、増やした株は、無断譲渡が禁止されているため、個人で楽しむようにしましょう。また、他の増やし方として、挿し芽での方法もありますが、管理が少し難しいです。

  • 増やし方は、基本的に種まきで

種まきの時期

5月頃が適期で、発芽まで1か月ほどかかります。フランネルフラワーは成長が遅いため、多湿に気をつけながら、気長に待ちましょう。

種まきでの増やし方

種まきでの増やし方が手軽でおすすめです。種まきでの増やし方は、湿らせた赤玉土に、種が重ならないようにまき、5mmほど用土をかぶせてください。本葉が数枚ほど出てきたら、植え付け用土を入れた育苗ポットに植え替えます。

挿し芽での増やし方

挿し芽での増やし方は、ポットや植木鉢などに、酸性の用土を入れ、フランネルフラワーの枝を挿してください。できるだけ、葉や枝が元気なものを選ぶとよいでしょう。

種まきでの増やし方がとても簡単なので、たくさん花を咲かせてみるのもよいでしょう。

水・肥料の与え方

出典:写真AC

水の与え方

水は表面の土が乾いたら、たっぷり与えます。多湿の状態だと枯れる心配があるため、水のあげすぎには注意し、やや乾燥気味に管理しましょう。また、葉をぬらさないよう、水は根元に与えるようにしてください。

肥料の与え方

フランネルフラワーは肥料を好む花ですが、一度に肥料を与えすぎると、肥料焼けをおこす場合があるため、注意が必要です。液体肥料は、効果が強いものであれば、薄めて与えてください。固形肥料は、緩効性のものが適しています。化成肥料(溶ける速度が速く、速効性のある肥料)の場合は、2か月に一度ほど、鉢の端に埋め込んで与えてください。葉が白っぽくなってきたら、栄養不足のサインです。

  • 水やりは葉をぬらさずに、肥料は与えすぎないように

花がらとり

出典:写真AC

フランネルフラワーは、開花したばかりのころは中心部が緑色をしており、だんだんと茶色くなっていき、枯れる時期が近づくと花が閉じます。花がらは、花のつけ根から切りとってください。そのままの状態にしておくと、種ができたり、病気の原因になるため、こまめに取り除きましょう。

  • こまめに取り除き、清潔に

次のページでは、フランネルフラワーの管理方法をご紹介します。

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フランネルフラワーの管理方法

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