花の日本代表5選!「日本の花」と呼ぶに相応しい品種と花言葉をご紹介!

花の日本代表5選!「日本の花」と呼ぶに相応しい品種と花言葉をご紹介!

日本の花と聞いて、皆さんはどんな花を思い浮かべますか?日本は四季折々いろいろな花が咲き、思い浮かべるだけで、心が癒やされますよね。これだけたくさんの花を育てたり、見る楽しみが古くからある日本で、「日本の花」と呼ぶに相応しい花の品種や、花言葉を紹介します。

記事の目次

  1. 1.日本の花、「国花」ってあるの?
  2. 2.日本らしい国の花 花の日本代表5選!品種と花言葉を紹介
  3. 3.花の日本代表5位
  4. 4. 花の日本代表4位
  5. 5.花の日本代表3位
  6. 6.花の日本代表2位
  7. 7.花の日本代表1位
  8. 8.そもそも花言葉って何?
  9. 9.まとめ

花の日本代表2位

花の日本代表2位・・・菊(キク)

キクとは?

キクの特徴

日本で観賞用に多年草植物として発展した品種を「和菊」、西ヨーロッパで育種された品種を「洋菊」といいます。野菊や家菊などを合わせると非常に多くの品種があります。菊といえば、皇室の紋章、パスポートのマークを思い浮かべるでしょうか。50円硬化の裏にも刻印されています。日本の国花ともされていますね。

キクの花言葉

菊全体の花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」まさに、日本の国花として高貴なイメージそのままですね。

キクの歴史

キクの伝来

古来、日本には多くの「野菊」が自生していました。観賞用の菊は中国の花であったものが奈良時代に日本に伝えられ、鎌倉時代に後鳥羽上皇が菊を好み自らの印として愛用しました。その後も後深草天皇、亀山天皇、後宇多天皇が継承し、菊花紋、十六八重表菊が皇室の紋とし定着しました。元々は家菊や栽培菊はありませんでしたが、江戸時代に菊の育種が盛んになったと言われています。

菊の御紋

パスポートの菊の紋章は、国章とされています。皇室の菊紋に似て見えますが、花びらの数が違い、皇室の紋が十六八重表菊に対し、国章は十六一重表菊です。1920年の国際交通制度改良会議で、国章をパスポートの表紙に記すよう採択され、当時は法定の国章がなかったため、1926年にデザイン化された菊の紋章が採用されました。

日本にしかない不吉なイメージ?!

高貴なイメージがある菊の花は、”お墓にある” ”葬式にある”というイメージもありますよね。菊は日本に古来からあるため日本の気候に適しており、

  • 切り花にしても長持ちする
  • 花弁や花粉が落ちない
  • 仏壇や生ける場所を汚さない
など色々な理由から仏花や献花としてよく用いられます。故人への供花として古くから習慣があるだけで、菊=不吉というイメージは日本にしかないものです。

花の日本代表1位

花の日本代表1位・・・桜(サクラ)

日本人に最も馴染み深い花

日本にしかない桜にまつわる文化

やはり、日本といえば「桜」でしょう。桜の季節になると、店頭にも多くの桜モチーフの商品が並べられ、淡いピンクの可愛らしい花びらのモチーフは人々の心をくすぐります。桜が満開時期になると、昼夜問わず花見をする文化も日本にしかない文化です。この時期限定のさくらを使った和菓子が食べられたりと、正に目で見る、香りを楽しむ、食べて楽しむ事のできる日本の花です。

桜の花言葉

桜の花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」です。春といえば桜と言っても過言でない、春の訪れを感じさせる、日本にとって無くてはならない花ですね。夜も夜桜として花見を親しむ人も多く、日本の花の象徴といえるでしょう。

桜は育てるのが大変!?

桜の木は、それなりに広いところであれば庭にも植えることが可能ですが、開花時期は短く、害虫が多いことでも知られています。葉桜の時期には毛虫が大量に発生するため、害虫駆除が大変でとても手がかかります。

日本の花として愛されている「桜」

観賞用として多く用いられている品種は「ソメイヨシノ」

日本において観賞用として多く用いられている品種は「ソメイヨシノ」です。ソメイヨシノは、青森県で日本最古の樹齢130年を超える古い株があります。桜は、江戸時代までに栽培品種も含めて300種類以上もの品種があったといわれていますが、現在では分類によっては600種類もの品種があるといわれています。また、桜は様々なシンボルにも用いられており、旧日本軍(海軍・陸軍)が桜の意匠を徽章などに使っており、自衛隊も同様に使っています。

桜の歴史

奈良時代は花といえば「梅」でした。しかし、平安時代になると、国風文化が育つにつれて桜の人気が出てきたようです。また、豊臣秀吉は、醍醐寺に700本もの桜を植えさせ、慶長3年に身内を呼んで盛大な花見をしたそうです。花見という日本らしい文化はこんなに昔からあり、今も日本各地では花見シーズンになると昼夜賑わいますね。

そもそも花言葉って何?

Photo byToniaD

ここまで、花言葉を紹介してきましたが、花言葉って、そもそも誰が決めていて、どういうものなのでしょうか?最後に、こちらもご紹介します。

日本の花言葉の発祥

花言葉は、17世紀のトルコで、花と言葉を一緒に送ろう、という取り組みが発祥といわれているようです。なんだかとてもロマンチックですよね。日本で花言葉を楽しむ習慣が始まったのは、明治初期と言われています。当時は他国の花言葉を翻訳して使っていたそうですが徐々に、日本独自の花言葉に変わっていったと言われています。

新しい花言葉

現在は、新品種が改良されれば開発者が命名したり、一般公募で消費者が命名する、販売会社が命名するという色んなケースがあるそうです。花言葉を添えて相手への思いも花と共に贈るわけですから、とてもロマンチックで、素敵ですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?何気なく、日常で当たり前のように見慣れている花でも、歴史や背景に触れてみると興味深い内容がたくさんありますよね。日本にしかない花や、日本古来から縁のある花など、それぞれの花言葉を見ると、日本国の花として誇りを持てるものばかりでしたね。こういった背景を思い浮かべたり、花言葉を思い浮かべながら、改めて花を見ると、四季折々の花をより楽しめるのではないでしょうか。

Mippy88
ライター

Mippy88

イヤイヤ期に突入した娘の育児をしながらの簡単菜園、ガーデニングを試行錯誤中。 趣味は料理、家事、園芸、DIY、掃除、写真、裁縫などなど…

関連記事

Article Ranking