押し花の作り方!変色させずに簡単・きれいに作製する方法をご紹介!

押し花の作り方!変色させずに簡単・きれいに作製する方法をご紹介!

押し花を作ったことはありますか?押し花の作り方はたくさんあり、簡単にできるフラワーアレンジメントに一つです。ですが、作っているときに変色してしまうことはありませんか?なぜ、変色するのか、上手な保存方法と押し花の作り方とともに紹介します!

記事の目次

  1. 1.押し花の作り方
  2. 2.なぜ押し花は変色するのか
  3. 3.押し花の作り方に向いている植物
  4. 4.材料の採取時期
  5. 5.押し花の保存方法
  6. 6.押し花で作品作り
  7. 7.まとめ

押し花の作り方

出典:写真AC

押し花とは、ドライフラワーの一種で誰にでも簡単に作ることができます。特殊な道具は一切必要ありません。お家にある物だけで、簡単にきれいな押し花が作れます。

新聞紙を利用した押し花の作り方

Photo bystevepb

新聞紙を利用した押し花の作り方はとっても簡単です。必要な物は、新聞紙・ティッシュペーパー・重りです。

手順①

四つ折りにした新聞紙2枚と、ティッシュペーパー2枚を用意します。新聞紙1枚の上に、ティッシュペーパー1枚を乗せ、その上に材料である花材を丁寧に、一つ一つが重ならないように並べていきます。ここでのポイントは、同じ種類の花材を並べるようにすることです。バラはバラ、パンジーはパンジーという風にするのがおすすめです。並べ終わったら、ティッシュペーパーと新聞紙をかぶせます。

新聞紙は乾いたものを使いましょう!そうすることによって、新聞紙が花の水気を吸い取ってくれます。

手順②

材料をすべてセットしたら、次は重りの出番です。重りは、新聞紙全体に均等の重さがかかるものが理想的です。例えば、百科事典をいくつも重ねる、レンガなどを重りに使うとベストです。ここでのポイントは、重さは軽過ぎても重過ぎても押し花がきれいな感じに仕上がらないとうことです。軽過ぎると、材料が波打ってしまい、逆に重過ぎると材料がつぶれてしまいます。

手順③

重りを乗せてすべてのセッティングが完了しました。次は、はじめの1週間は材料をはさんだ新聞紙を毎日乾いている新聞紙に取り換えてください。意外と花や葉に水分があり、新聞紙が湿っていることがあるのです。そのあとは徐々に新聞紙を変える期間を長くし、1週間後には2日~3日に1回変えれば大丈夫です。

湿った新聞紙は再利用できるので捨てないでくださいね!

完成!

重りを乗せてから、約2週間後です。押し花の完成です。ティッシュペーパーは変えずに新聞紙のみ変えた約2週間の期間で押し花は完成します。そこには、きっときれいな押し花が並んでいるはずです。

レンジを利用した押し花の作り方

出典:写真AC

電子レンジでも簡単に作ることができます。電子レンジで作る作り方が、もっとも時間のかからない方法です。用意する物は、電子レンジに入る大きさにカットした段ボール2枚、ティッシュペーパー、輪ゴムです。

手順①

カットしたダンボール1枚の上に、ティッシュペーパーを乗せます。さらに、そこに材料を材料同士が重ならないように並べていきます。全て重ね終わったら、ティッシュペーパーともう1枚のダンボールをかぶせ、輪ゴムでくくりつけます。

手順②

電子レンジの中に入れて、600Wで40秒ほど加熱してください。

加熱時間はあくまで目安です。葉の厚さなどでも変わってくるので、短めに設定して様子を見るようにしましょう!加熱時間が長いと花が焦げます。

手順③

加熱が終わったら、電子レンジから出してダンボールとティッシュペーパーをゆっくりとはなし、押し花を乾燥させます。

完成!

押し花が無事、乾燥したらできあがりです!どの方法よりも、時間や期間がかからずに押し花を簡単に作ることができます。

アイロンを利用した押し花の作り方

Photo byAlexas_Fotos

アイロンを使った作り方でも作ることができます。必要な物は、アイロン・ティッシュペーパー・あて布・新聞紙・重りです。アイロンはとても便利ですが、葉が厚いものなどはいきなりアイロンを利用して作るとうまくいかなことがあるので数日間、新聞を利用した作り方を数日間行ってください。

手順①

まず、アイロンの温度を化繊布をかけるくらいの温度に調節をします。温度調節をしている間に、材料の上にティッシュペーパー・あて布の順で乗せていきます。

手順②

準備が整ったら、アイロンをあて布をした材料の上に乗せ、体重をかけるようにして押していきます。

この時に、布をアイロンがけするようにアイロンをこすってはだめですよ!材料が曲がってしまいます。

手順③

アイロンが終わったあとは、材料を新聞紙にはさみます。はさんだあとは、重しを乗せます。重しは全体に均一になるように乗せましょう。

完成!

重しを乗せてから1日たったあと、アイロンでの作り方をした押し花の完成です。新聞紙を利用して作る方法よりも、簡単で時間短縮で作ることができます。

なぜ押し花は変色するのか

出典:筆者撮影

押し花を作っていたら、変色してしまった!ということはありませんか?押し花の変色には理由があります。

作っているときに変色する

Photo byrawpixel

押し花は水分が抜け切れていないと変色します。変色させないためには、とにかく早く水分を抜く必要があります。水分を早く抜く方法は熱で飛ばす方法がありますが、熱が高すぎると変色しまうことがあるので、アイロンや電子レンジを使って作る際は、温度に注意が必要です。

作った押し花がふにゃっとしていたら、まだ水気が残っています。パリパリになった押し花は水気が完全に抜けていますよ!

変色を防ぐ押し花の作り方

フリー写真素材ぱくたそ

変色を防ぐ作り方は、新聞紙で行う方法ではこまめに新聞紙を取り換えることです。そのほかにも、押し花シートという押し花を作るため専用のシートが市販で販売されているので、押し花シートを買うのを検討してみてください。押し花シートを使った押し花の作り方も新聞紙での作り方とほとんど変わりません。はさむ材料が一つ増えたと思ってください。

押し花の作り方に向いている植物

出典:筆者撮影

押し花に向いている植物は、水分があまりない植物と、葉や花弁が薄い植物です。具体的にどんな植物が向いているのか紹介します。

パンジー

Photo byAnelka

多くの花壇で見かけることのできるパンジーは押し花に向いている植物です。パンジーは花弁が小さく、バラのように花弁が重なり合っているところが少ないため、押し花に適しています。また、花弁に含まれている水分も少ないため、乾燥するのが早いです。花弁も厚みがなく、薄いため押し花をこれからやり始めるという人におすすめな花です。押し花の作り方を説明されているところにもよく紹介されています。

かすみ草

Photo byBru-nO

白くて細かい小さな花をつけるかすみ草ですが、かすみ草も押し花に向いています。水分が少なく、花弁が小さいです。かすみ草には、白だけでなくお店では白い花が着色された青やピンク色のものも売っているので、かすみ草だけで色鮮やかな押し花を楽しむことができます。押し花の作り方を説明されているところにもよく登場する花です。

クローバー・カタバミ

Photo byHans

クローバーとカタバミは、葉が押し花に向いている葉です。両方とも3枚の小葉からなり、まれに四つ葉があります。葉が薄く、葉が重なりあわないため、押し花に適しています。また、カタバミもクローバーも道端に生えているので、採取もとっても簡単です。両種の違いは、ハート型の葉がカタバミ、丸みのある葉がクローバーです。カタバミには、赤い色の品種もあるので、それこそ小葉は赤いハートのようで押し花にするととても可愛いです。

イネ科の植物

Photo byHeungSoon

エノコログサ(ネコジャラシ)などのイネ科の植物も押し花に向いています。なぜならば、イネ科の植物は水分が少ないからです。採取した時点でもすでにカサカサしているかもしれません。鮮やかな花色ではないですが、面白い押し花ができます。

チューリップやバラは難しい

Photo byreinbacher

切り花として長持ちするチューリップやバラを押し花にできたらきれいですよね。しかし、チューリップとバラは押し花にするのが難しいのです。両種とも、花弁が厚く、重なり合っています。水分も多く含んでいるため、普通に押すだけでは水分が抜けてくれません。このように、押し花にするのが難しい花には下処理が必要になります。下処理をしてから押すようにしてくださいね。

花弁が重なりあう花の押し花の作り方・下処理

チューリップやバラなど、花弁が厚くて重なりあうものは下処理が必要です。下処理というのは、花弁を一枚づつにすることです。一枚づつにして、水分が早く抜けるようにしてから押し花にします。花弁を一枚づつにしないで押してしまうと、花弁にシワができることがあります。

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材料の採取時期

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