アロマスプレーの作り方!自宅で作るために必要な材料や手順を紹介!

アロマスプレーの作り方!自宅で作るために必要な材料や手順を紹介!

手作りアロマスプレーは、虫除けや消臭などさまざまな用途で活躍します。難しそうに思われがちなアロマスプレー作りですが、材料や作り方がシンプルで、ほしいときにすぐ作れます。この記事で、便利なアロマスプレーの作り方や注意点を見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.アロマスプレーは自作できる!
  2. 2.アロマスプレーの作り方【準備編】
  3. 3.アロマスプレーの作り方【実践編】
  4. 4.アロマスプレー作る際に注意すること
  5. 5.アロマスプレーを生活に取り入れよう

アロマスプレーは自作できる!

Photo byTanyaKurt

アロマスプレーは、アロマ精油に精製水と無水エタノールを混ぜてスプレー状にしたものです。また、収穫したハーブの葉とアルコールを混ぜても作れます。スプレーにすることで、アロマ精油やハーブの香りや効能を、手軽に楽しめるのが魅力です。市販のスプレーは香りが人工的で苦手、材料の安全性が不安という方も、自作したものならお気に入りのアイテムになるでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

使用するアロマ精油の種類によってさまざまな用途で使えるよ。使い方は、虫除けスプレーや消臭スプレーがポピュラーだね。

ボタ爺

ボタ爺

ほかの使い方としては、ルームスプレー、風邪予防や花粉症対策も可能じゃぞ!

Photo bymonicore

アロマ精油ってどんなもの?

アロマ精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、日本のアロマ環境協会であるAEAJで、下記のように定義されています。市販されているものの中には、人工的に作られたものも「アロマオイル」という名前で販売されていることがあります。しかし、アロマオイルは合成されたもので、自然本来の特性や効能はありません。違いには注意してください。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。

アロマスプレーの作り方【準備編】

アロマ精油(エッセンシャルオイル)

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好きな香りや、用途にあった効果でアロマ精油を選びます。100%天然のアロマ精油がどこで購入できるかわからない場合は、AEAJのホームページをチェックしましょう。基準を満たしたアロマ精油のメーカーが載っています。アロマ精油は、自然の有効成分を凝縮し、とても濃度が濃いものです。高濃度のままでは頭痛や吐き気などの原因になるため、希釈して使いましょう。

ボタニ子

ボタニ子

精油の使い方は慎重にね!

ハーブ

Photo byHansLinde

自宅でハーブを育てている方は、収穫したハーブを使用できます。葉や花、茎などをアルコールにつけてチンキを作り、それを精製水と混ぜて使いましょう。たくさんハーブを収穫したら、リカーや焼酎などと一緒にガラス容器に漬け込んでおくと、さまざまなものの材料に使えて便利です。

ボタニ子

ボタニ子

ハーブ栽培初心者なら、ミントが簡単でおすすめ。飲み物にも使える万能ハーブだよ!

精製水

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水道水でも作ることは可能ですが、水道水には塩素などの不純物も多く含まれています。精製水は蒸留やイオン交換などで不純物を取り除き精製されたもののため、アロマスプレーを作るには精製水がおすすめです。ルームスプレーなどであれば、水道水でもよいでしょう。

スプレーボトル

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アロマスプレーを作るときには、ガラスで遮光性のある容器を使いましょう。プラスチック容器では、アルコールやアロマ精油によって溶ける場合があります。また、紫外線による変質などのトラブルを防ぐためにも、青・茶色のガラス容器を使いましょう。手作りのアロマスプレーには防腐剤が入っていないため、1週間程度で使い切れる量で作ってくださいね。50〜100mLサイズがおすすめです。

無水エタノール

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アロマ精油は脂溶性のため、そのままでは水に溶けません。反対に、油やアルコールなどにはよく溶けます。実際に油というわけではありませんが、水より軽く油のように表面に浮いてしまうのです。精油が直接肌に付くと炎症などのトラブルを起こすこともあるため、エタノールを使って精製水と混ざりやすくします。また、ボトルを消毒するのにも使います。

ビーカーとガラス棒

Photo byckstockphoto

アルコールやアロマ精油を扱うため、プラスチック容器では溶ける場合があります。ガラスボトルに直接入れて作ることも可能ですが、あると便利です。これを機にそろえておくのもおすすめです。ガラスのコップやマドラーも使えます。

出典:写真AC

アロマの希釈度はどれくらいがいいの?

トラブルなく使うためには、希釈度は約0.5〜5%が理想です。虫除けやデオドラントなど、人に向けて使用するものは希釈度1%以下にしましょう。基準を満たしたアロマ精油のドロッパー(口部分)は、精油が0.05~0.06mL出るようになっています。希釈度は下の表を参考にしてみてください。

 

スプレー内容量 30mL 50mL 100mL
希釈度0.5% 3滴 5滴 10滴
希釈度1% 6滴 10滴 20滴
希釈度2% 12滴 20滴 30滴
希釈度3% 18滴 30滴 40滴
希釈度4% 24滴 40滴 50滴
希釈度5% 30滴 50滴 60滴
※アロマ1滴0.05mLの場合

作る前に確認しておくこと

  • 精製水とエタノールは9:1の割合で使う(※)
  • 好きなアロマ精油・精製水・無水エタノールを作りたい希釈度に合わせて混ぜ合わせる
  • トラブルを避けるためにも、肌に直接つけるものは希釈度1%以下にする

※精製水が多すぎるとアロマスプレーが劣化しやすくなり、エタノールが多すぎると揮発しやすいアルコール成分と一緒に、アロマ精油の有効成分も揮発しやすくなる

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アロマスプレーの作り方【実践編】

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