おしゃれなコサージュを手作りしよう！
入学式や卒業式、ブライダルシーンなどパーティーに華を添えるコサージュは、女性のみならず男性や子供も身に着けるアイテムです。目を引く派手なものやさりげないシンプルなものなど、おしゃれなデザインのコサージュが販売されています。
手作りなら世界で一つだけのコサージュ
アクセサリー作りの中でも、コサージュ作成はハードルが高そうに見えるかもしれません。しかし、コサージュ作りはコツを押さえればハンドメイド初心者でも難しくないですよ。自分で手作りできたら、記念の日をいっそう思い出深いものにできるでしょう。子供とおそろいや、男性用、男の子向け、女の子向けと使う人に合わせてアレンジできますよ。
ボタニ子
造花を使ったコサージュの手作り方法【準備】
手作りに必要な材料
出典：筆者撮影
まずは、コサージュ作りに必要な材料をそろえましょう。メインになる造花はアーティフィシャルフラワーやシルクフラワーとも呼ばれます。バラをはじめ、ガーベラやアジサイなど花の種類も豊富に出回っており、手芸店やホームセンター、100円ショップ、ネット通販などで購入できます。
ボタニ子
100円ショップでもかわいい造花が多く販売されているよ。おしゃれなコサージュが作れそう！
手作りコサージュの材料
- 造花（お好みの種類）
- ワイヤー
- コサージュブローチ
- フローラルテープ
- レース、リボン、飾り用ビーズなど（お好みで）
- はさみ
- 手芸用の糸、縫い針、輪ゴム（必要に応じて）
- グルーガン（なければ接着剤）
造花を選ぶ
出典：筆者撮影
造花はメインにしたい花と、それよりも少し小ぶりの花をいくつか準備しましょう。作る過程で、バランスを見つつ、脇役になる花を足していきます。メインの花にはガーベラやバラ、脇役にはシンプルなカスミソウなどが使いやすいですよ。
ボタニ子
造花選びは大切のポイントだよ！つけるシチュエーションを考えて選んでね。
どんなパーティーやセレモニーでつけるか、豪華なコサージュか、シンプルなものがよいかなどの好みも考えましょう。
フローラルテープは必須アイテム
フローラルテープは薄くて伸縮性があり、強度があるため、造花をまとめて束ねるのに便利です。造花のコサージュ作りにはぜひ準備しておきたいアイテムです。100円ショップでもフローラルテープが販売されています。
あると便利なグルーガン
出典：筆者撮影
はさみなどの道具も必要です。接着力の強いグルーガンはあると便利ですが、接着剤でも代用可です。乾燥したときに透明になるタイプが適しています。また、レースを縫い留めるときなどに使う手芸用の糸、縫い針、輪ゴムも必要に応じて準備しましょう。
造花を使ったコサージュの手作り方法【作り方】
手順①造花にワイヤーをつける
はじめに、造花の茎を適当な長さにカットします。カットした一本一本の茎にワイヤーを巻きつけます。ワイヤーは巻きつけた後、ある程度の長さを残してカットしましょう。
出典：筆者撮影
ボタニ子
ワイヤーは少し長めに残したほうがいいよ。短くしすぎると、花をワイヤーでまとめるのが難しくなるの。
あらかじめワイヤーがついたバラも販売されています。ワイヤーを巻きつける必要がなく便利です。
出典：筆者撮影
葉っぱにもワイヤーを巻きつけます。葉っぱは、茎に近い葉の切れ込みにも少しひっかけておくと外れにくくなります。
出典：筆者撮影
手順②花や葉をワイヤリングする
メインの花とほかの花や葉っぱをワイヤーで巻きつけます。全体のバランスを見ながら、花の付け根のあたりをぎゅっと押さえてずれないように固定します。
出典：筆者撮影
手順③フローラルテープを巻いて束ねる
ワイヤーでまとめたら、フローラルテープを使って造花を束ねます。フローラルテープはよく伸びるため、花の付け根のほうから少しずつずらしながら巻きましょう。
出典：筆者撮影
フローラルテープを巻き終わった状態です。
出典：筆者撮影
フローラルテープを巻き終わった後の全体像です。
出典：筆者撮影
手順④ビーズやレースなどの飾りをつける
次にリボン、ビーズ飾り、レースをつけます。レースはベールをカットして使用します。
出典：筆者撮影
ビーズ飾りをつけます。ちょうどよい位置にはじめから固定するのは難しいため、いったん輪ゴムで仮留めしましょう。仮留め用の輪ゴムを茎に3回ほど巻きつけます。
出典：筆者撮影
輪ゴムのすきまにビーズ飾りを通し、ビーズ飾りの位置や長さを調整します。
出典：筆者撮影
輪ゴムで仮留め後、手芸用の糸で縫い留めます。糸で固定できたら、輪ゴムは切って取り除いても構いません。写真は糸でビーズを固定したところです。
（出典：筆者撮影）
ビーズ飾りを茎のところで固定した状態です。飾りが造花に少しかかる位置にあとで再調整します。
出典：筆者撮影
さらにレースを使って茎の部分を包むようにして、ブーケ形に作ります。レースのボリュームや造花とのバランスを調整します。
出典：筆者撮影
細いリボンを結んでブーケ風に仕上げます。
出典：筆者撮影
手順⑤コサージュブローチをつける
コサージュブローチをコサージュ本体の裏側にグルーガンや接着剤でつけて固定します。コサージュブローチを固定する位置は、花のすぐ下あたりがよいでしょう。花から離してつけると、花の重みで傾いたり、バランスがとりにくくなったりします。
出典：筆者撮影
ボタニ子
グルーガンはすぐに固まってしまうのでご注意ください！
コサージュブローチを固定した様子です。
出典：筆者撮影
手順⑥造花コサージュの完成
かわいい手作りコサージュの完成です！ジャケットにつけた様子です。
出典：筆者撮影
生花でもコサージュを手作りできる？
生花でもコサージュを作れます。造花と違って生花は長持ちしませんが、造花にはかなわない美しさが魅力です。生花のコサージュも、造花のコサージュとほぼ同じ手順で作成できますよ。造花と違って生の花を使うので、枯れてしまわないように保水が必要です。
ボタニ子
保水にはステムティッシュを使おう。花束の軸の部分に巻くティッシュだよ。
ステムティッシュは吸水性と保水性ともに優れています。花の軸になじみやすい深緑色のものがよく使われますね。
ボタニ子
キッチンペーパーでも代用できるよ！
ステムティッシュG
ステムティッシュG
参考価格: 2,376円
出典: 楽天ステムティッシュGは、生花コサージュの保水や花束の保水にも使えます。庭に咲いた花をプレゼントするときにも使えて便利です。
ボタニ子
結婚式は新婦がブーケを持つから、生花のコサージュは避けたほうが無難だよ。
卒業式や入学式、パーティーへ向けて、生花のコサージュを作ってみたいですね！生花コサージュの詳しい作り方はこちらの記事を見てください。
手作りコサージュでハレの日を華やかに
出典：筆者撮影
素材や色次第で男の子向け、女の子向けと使う人にあったアレンジができるのも手作りのコサージュならではです。シンプルなデザインであれば初心者にも手作りしやすいのも嬉しいですね。どのようなコサージュを作ろうかとイメージを描きながら材料を選ぶ時間も、手作りの楽しみのひとつといえます。ハレの日に向けて、世界に一つだけのコサージュを手作りしてみてはいかがでしょうか。
着物の帯に付けられるかわいい和風コサージュも作れるね！