ヒメシャガの育て方や管理方法を解説!枯らさないための管理のコツは?

ヒメシャガの育て方や管理方法を解説!枯らさないための管理のコツは?

ヒメシャガの育て方を紹介します。小振りで小さな庭や鉢植えでも株をふやすことができます。ヒメシャガは岩や石の間から根幹を場してたくましく育ちます。環境になれたらあまり手がかからず、数年に一度の株分けで育ちます。育て方の詳細と枯らさないコツを紹介します。

記事の目次

  1. 1.ヒメシャガとは?
  2. 2.ヒメシャガの育て方
  3. 3.ヒメシャガの管理
  4. 4.まとめ

ヒメシャガとは?

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ヒメシャガは山野に咲く日本産の多年草です。シャガより全体的に小振りであることが名前の由来で、鉢植えや庭植えのどちらでも楽しむことができます。ヒメシャガは日本独特の品種であり、北海道から九州まで分布しています。初夏の季節を彩るきれいな花が群生している姿は見事な景色でしょう。

基本情報

名前(和名) ヒメシャガ(姫射干)
学名 Iris gracilipes
科/属 アヤメ科アヤメ属
分類 山野草
原産国 日本

ヒメシャガは20cm程度と背丈が低く、葉は薄く細身でシャガのような光沢はありません。花は白や紫があり、日本の気候にあった丈夫な花で、育てやすいことが魅力です。日本全国に分布しているため、山野でよく見かけます。ヒメシャガは準絶滅危惧種に指定されているので、自然に自生しているヒメシャガは鑑賞するだけにしましょう。

花言葉

ヒメシャガの花言葉は、「反抗」「友達が多い」です。「反抗」の花言葉はヒメシャガの葉が細くすっと伸びているところからきています。「友達が多い」はどんどん横に広がって株が増えていくことに由来しています。

ヒメシャガの育て方

ヒメシャガは山野草で林や山間の木陰でよく見かけます。同じアヤメ科のシャガは大型で大群生になるのとは対照的に、ヒメシャガは小型で背丈が高くならないため、鉢植えで育てやすいです。日当たりは強すぎない場所を好むので、日陰であっても問題ありません。

育て方①場所

ヒメシャガは自生地に岩場が多い場所を好み、木陰や直射日光が当たらない場所を好みます。庭植えにする場合は直射日光の当たらない日陰や半日陰がよいです。鉢植えの場合は、夏場になってきたら適宜置き場所を変えて、半日陰にすると花の色がきれいにでます。

育て方②用土

ヒメシャガは水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は浅鉢を使い、根茎が土から出てくるぐらいで問題ありません。赤玉土に桐生砂を三割程度混ぜ合わせるとよいです。土の質はあまり問題になりませんが、乾燥を嫌うので、夏の暑い時期の水枯れには、庭植え、鉢植えともに注意しましょう。

育て方③肥料

ヒメシャガの開花時期は、5月~6月です。肥料を与える時期は3~9月頃の間で、月に2~3回水に混ぜて液肥を与えます。液肥は通常1,500~2,000倍程度に薄めますが、夏は3,000倍くらいまで薄めましょう。庭植えの場合は、最初の用土に肥料を混ぜ込んでおけば、その後格別に肥料を与えなくても問題ありません。

育て方④水やり

ヒメシャガは水を好む植物のため、鉢植えの場合は水を切らさないように表面が乾いたら水をあげます。庭植えの場合は、降雨のみで問題ありませんが、夏の猛暑日が続くような場合は注意しましょう。冬は地上部は枯れますが、根の部分は生きているので、乾燥しきらないように気をつけます。

次のページ

ヒメシャガの管理

関連記事

Article Ranking