サボテンの増やし方!挿し木の上手な切り方&発根させるコツを紹介!

サボテンの増やし方!挿し木の上手な切り方&発根させるコツを紹介!

実は、サボテンはひとつの株から増やすことができるって、知っていましたか?意外と知られていないサボテンの増やし方や、失敗しにくい育て方についてまとめました。サボテンの特徴を知り、挿し木での増やし方や発根のコツをおさえて、楽しいサボテンライフを送りましょう。

記事の目次

  1. 1.サボテンを増やそう
  2. 2.サボテンってどんな植物?
  3. 3.サボテンの上手な増やし方
  4. 4.サボテンの上手な育て方
  5. 5.サボテンの種類
  6. 6.サボテンの増やし方まとめ

サボテンを増やそう

Photo byDigiPD

大人の背丈を超える大きなものから、手の平サイズのものまで、サボテンの種類は多岐にわたり、姿形もさまざまです。大きなサボテンに囲まれれば、エキゾチックな雰囲気を味わうことができ、小さなサボテンをちょこんと置けば、毎日の暮らしに優しい癒やしを届けてくれます。そんなサボテンの子株の取り方や「挿し木」のコツ、発根させるのに最適な時期などを紹介します。

サボテンってどんな植物?

Photo by12019

サボテンの形ってとても個性的ですよね。カラフルな花が咲いていたり、コブのようなものがついていたりするけれど、詳しくはあまりわからないのですが…。

ボタニ子

ボタニ子

たしかにそうですね。それでは、詳しい特徴や、育て方と増やし方のポイントなどを紹介します。魅力いっぱいのサボテンは、知れば知るほど興味をそそるミステリアスな植物なのです。

サボテンの基本情報

Photo byMonikaP

サボテンの原生地は、高温の乾燥地帯

サボテンはサボテン科の植物の総称です。その原生地は、おおむねアメリカやブラジル、メキシコ、中米など。高温かつ湿度の低い地域で育っていることが特徴で、厳しい環境にも強いことがわかります。多種多様なサボテンはどれも、その一風変わった姿形がユニークで、近年じわじわと注目度が上がっています。

サボテンは多肉植物の仲間!?

時期によって水やりの必要な頻度、量は異なりますが、サボテンは体の中に自ら水分と栄養分を蓄えているため、水やりが毎日必要なわけではありません。その手軽さも、サボテン人気の理由の1つとなっています。体に貯水できるという点では、実は多肉植物の仲間でもあります。

サボテンの上手な増やし方

Photo byrawpixel

増やし方には、挿し木と胴切りがある

サボテンから急にポコポコと子供のサボテンが生えてきた・・・なんてことありませんか?そして、「これってそのままにしておくの?それとも切る方がいいの?」「サボテンを増やす方法って?」「発根ってやってみたけど、ちょっと難しい・・・」と悩んだ経験のある人も、少なくないのではないでしょうか。ここでは、サボテンの子株の取り方や増やす方法と、注意点を解説します。

準備しておくもの

Photo by tyoro

子株(子供)を切るときは、清潔なハサミやカッターなどを用意します。子株の大きさに合わせて使いやすいものを選びましょう。子供(子株)の切り口はとても繊細なため、使う道具をアルコール消毒しておくなど、菌がついて繁殖しないように留意してください。サイズの合う鉢とサボテン用(または多肉植物用)の土、水はけを考慮して鉢底ネットと軽石も用意したら、切る準備はオーケーです。

増やし方①挿し木

フリー写真素材ぱくたそ

子供(子株)ができる種類のサボテンは、挿し木という方法で増やすのが一般的です。ポコポコと小さな子供サボテンができたら、それが挿し木のチャンスです。

子株の取り方に気をつけよう

挿し木を成功させる取り方のポイントは、清潔な道具で親株と子株を傷つけないよう、慎重に根元から切ることです。適している時期は、植え替えと同様に春か秋です。切った部分はしばらく日光に当てず、発根したらサボテン用か多肉植物用の、水はけのよい土に植え替えます。

増やし方②胴切り

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サボテンは育つ環境がうまく合っていないと、徒長してしまう場合があります。そんなときに活躍する、「胴切り(どうぎり)」という方法での増やし方があります。

徒長したサボテンは、胴切りに挑戦しよう

変色している元気のない部分はなるべく使わず、発色のよい部分を水平に切ります。挿し木同様、風通しのよいところで管理し、その後、土に優しく植え替えるとよいでしょう。

たしかにヒョロヒョロと徒長しているけれど、せっかくここまで育ててきたサボテンを切るなんて。さすがに勇気がいるのですが…。

ボタニ子

ボタニ子

気持ちはわかりますが、このままの状態は、サボテンにとってよい環境とは言えないのです。縦長にヒョロッと伸びやすい、柱サボテンなどを増やす方法としては、実はよく知られているんですよ。

サボテンを増やすコツ

フリー写真素材ぱくたそ

チェックポイント

  • 子株は乾燥させてから植え替える。
  • 植え替えは最適な時期に行う。
  • 植え替え後、土に馴染んでから水やりをする。
  • 清潔な道具を使う。

切った直後は乾燥させよう

切ったばかりの子株(子供)はすぐに植え替えず、風通しのよい場所で1週間〜2週間、しっかりと乾燥させます。この手順をきっちりと行うことにより、根腐れによって枯れてしまうのを防ぐので、焦らず待つことが成功への道です。

風通しのよい鉢選びが重要

発根したあとに植える鉢は、水はけがよく風通しのよいものが、子株の成長を促すのでおすすめです。身近で手に入りやすい素焼き鉢はその条件を満たしており、そのナチュラルな見た目もサボテンを際立たせてくれるので好まれています。植え替えたあとも1週間〜10日ほどは水をあげず、徐々に日光と植え替え水に慣れさせるとよいでしょう。

増やすときの注意点

Photo bysweetlouise

植え替えたばかりのサボテンは、環境の変化が苦手

子株が生えてきたら、植え替えにちょうどよい時期ってあるのでしょうか?まだ小さいので、きっと水や日光もたくさん必要ですよね。

ボタニ子

ボタニ子

増やすときに大切なのは、挿し木や胴切りをする時期です。サボテンにとって環境の変化は、少なからぬストレスになります。負担を減らすため、春か秋の植え替えがおすすめです。

サボテンも環境の変化がストレスだったなんて、知りませんでした。春と秋なら、基本的な植え替えと同じ条件だと覚えておけばいいですね!

ボタニ子

ボタニ子

そのとおり!水やりや直射日光も、サボテンには急な環境の変化なので、徐々に馴染ませていく方がよいですね。

切り口を清潔に保とう

子供サボテンと親サボテンの切り口をなるべく綺麗に保ち、菌を繁殖させないために、清潔な道具で切ることもポイントです。基本的な注意点は植え替えと同様です。ちなみに、生えたばかりの小さな子株とはいえ、立派にトゲが生えているものが多いので、切るときにはくれぐれも、怪我をしないようじゅうぶん気をつけてくださいね。

ボタニ子

ボタニ子

次のページでは、サボテンの上手な育て方や、サボテンの種類などをご紹介します。

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サボテンの上手な育て方

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