レモン水の上手な作り方！美味しく作る方法や保存方法を実践紹介！

レモンはミカン科ミカン属の常緑低木で、香りや酸味を楽しむ香酸柑橘類（こうさんかんきつるい）です。レモンの歴史は古く、9世紀にシチリアにレモンが持ち込まれ栽培がはじまり、現代では世界でも有名なレモンの産地になりました。日本でのレモン栽培は明治6年に静岡県で始まり、現代では広島県が国内でのレモン産地として知られています。

レモンはビタミンCが豊富です。ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲン合成に必要な水溶性ビタミンの一種で、美肌効果に期待ができます。また、ビタミンCは風邪予防や鉄の吸収を良くするはたらきもあります。

クエン酸は、レモンの酸っぱさの成分です。クエン酸はミネラルの吸収を高める効果があります。カルシウム、鉄、マグネシウムなどの金属ミネラルは水に溶けない「不溶性」ですが、クエン酸と一緒に摂ることで「水溶性」に変わり、からだに吸収されやすくなります。またクエン酸は、からだの疲れや目の疲れなどからくる体内の細胞のダメージ修復を助けます。

レモン水はダイエットに効果的といわれています。その理由は

1. 脂肪の代謝をたすける、便秘解消
2. 脂肪燃焼
3. 脂肪吸収の抑制
4. デトックス効果

レモン水は、脂肪の代謝を助けるといわれていて、腸の中の不要な脂質の排出を促すといわれます。また、レモン水には便秘を解消する効果も期待できます。脂肪の代謝を助けたり便秘を解消させる効果的な飲み方は、朝一番にレモン水を飲むことです。起きてすぐにレモン水を飲むことで、胃腸が刺激されてスムーズなお通じが期待できます。便秘が解消されることで代謝もあがり、便秘で下腹部がぽっこりしてしまうなどの悩みの解消にも繋がります。

レモン水には、脂肪燃焼効果があるとされています。レモンにはクエン酸が豊富ですが、このクエン酸は体内の脂肪燃焼に重要です。食事による糖質や脂質をエネルギーに変える「クエン酸回路」にはクエン酸は必須で、レモン水をとることでこのクエン酸回路を活発化させて体内の脂肪分をエネルギーとして消費し、脂肪を燃焼していきます。

レモンには水溶性食物繊維の「ペクチン」が含まれています。このペクチンは、血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンのはたらきを抑えたり、腸内で脂肪と結びつき排出を促します。そのため脂肪吸収を抑制する効果が期待できます。

デトックスとは、体内の毒素や老廃物を排出することをいいます。レモン水をはじめとするデトックスウォーターとは、果物や野菜などをミネラルウォーターに入れて数時間置き、味や栄養、香りなどを浸透させた飲み物のことです。より飲みやすくするためにミネラルウォーターの変わりにココナッツウォーターや、炭酸水などを使ったり、はちみつなどを加えることもあります。デトックスウォーターを飲む目的は、ダイエットやデトックスなど美容目的が多いとされます。

レモン水を作るときは、（一般的に）水道水はNGです。水道水は消毒のために「塩素」が含まれていますが、この塩素がレモンのビタミンCを中和してしまい、効果が薄れていまいます。そのため、水道水は使わずに、必ずミネラルウォーターを使うようにしましょう。やむを得ず水道水を使う場合は、一旦煮沸し「塩素」を抜きましょう。

レモン水は、冷蔵庫で保管している状態で、賞味期限は翌日まで、といわれています。ミネラルウォーターではなく、湯冷ましを使う場合、賞味期限は2日程度といわれていますが、水もレモンも傷むため、準備をする場合は前日に行い、消費は当日か翌日まですると良いでしょう。賞味期限を過ぎて傷んだレモン水は、下痢などの原因になるため注意が必要です。