カリブラコアの育て方！管理のコツや上手な寄せ植えの仕方をご紹介！

カリブラコアは開花時期が長く、春から晩秋まで長期間、花を咲かせています。ペチュニア属から分かれてできたため、ペチュニアによく似た花が特徴ですが、花の大きさはカリブラコアのほうが小ぶりです。品種改良も進み、近年ではさまざまな品種が流通しています。寄せ植え材料としても人気の植物です。

カリブラコアという名前より「ミリオンベル」と聞いてピンとくる方も多いのではないでしょうか。春先になるとミリオンベルと書かれた苗がホームセンターや園芸店にたくさん並んでいますね。上手に育てると1株でも見事なボリュームでとても華やかです。

カリブラコアは盛んな品種改良により、ペチュニアより多くの園芸品種が流通するようになりました。人気の高い主な種類をご紹介します。

ミリオンベルは、カリブラコアの定番品種で流通量も多いです。カラーバリエーションが豊富で、名前の通りベルのような小ぶりで可愛らしい花が特徴的です。寄せ植えでの植物との相性を選ばず、どのような植物ともあわせやすいといえます。

カリブラコアは小ぶりな花が特徴ですが、スーパーベルシリーズは花が大きいのが特徴です。大輪種で花つきもよく、単体でもとても華やかです。近年ではピンクと白のストライプ模様が可愛いストロベリースライスや、黄色と白のレモンスライスなどの花色もあります。

スーパーベルの八重咲き品種で、とても豪華な印象です。鉢いっぱいに広がった花はそれだけでパッと目をひく華やかさがあります。夏の暑さや雨にも強く、地植えにもおすすめです。黄色・青色・赤色などのカラーがあり、華やかさをプラスしたいときの寄せ植えにも最適です。

カリーシリーズもミリオンベル同様、カリブラコアの品種では根強い人気があります。暑さ寒さに強い品種のため、春から初冬までの長い期間花が楽しめます。カリーシリーズは、花色の鮮やかさがカリブラコア品種の中では最も鮮やかで美しいことでも有名です。

カリブラコアはプランターや鉢に寄せ植えするのがおすすめですが、花壇に地植えも可能です。通常、市販されている苗から育てます。ここでは、鉢やプランター、加えて地植えでの育て方、水やり方法などについて解説します。

植え付けに適した時期は3月～10月頃です。冬越しさせた株は4月～6月か9月頃が適期です。水はけがよい弱酸性の土でよく育ちます。地植えの場合は、植え付けの2週間前くらいに、腐葉土2～3割をよく混ぜてなじませておきましょう。鉢植えの場合は、市販のペチュニア専用用土を利用すると便利です。植え付けの際には、緩効性肥料を適量混ぜておくと元気に育つでしょう。

鉢やプランターでの育てるときは、鉢は苗よりも1～2回り程度大きい鉢に植えます。6号鉢で1株、65cmプランターで2～3株が丁度よいでしょう。日当たり・風通しのよい場所で育てます。

地植えでの育て方のポイントです。日当たり・風通しがよく、なおかつ雨が当たりにくい場所が最適です。また、泥はね対策として、ウッドチップやパークチップなどのマルチング材を株の根元に敷いておくとよいでしょう。

鉢植えの場合は、土の表面が完全に乾いたら鉢底から流れ出るくらい水やりします。地植えの場合は、雨水のみで特に水やりの必要はありません。水をやりすぎて蒸れやすい環境を作ってしまうと、あっという間に枯れる可能性もあります。

肥料切れには注意が必要です。植え付けや植え替え時には、緩効性肥料を適量混ぜておきます。開花が盛んな生育期には、目安として液体肥料を2週間に1回与えましょう。それに加えて元肥で使った緩効性肥料を、2～3カ月に1回の目安で与えてください。