ブルーベリーの育て方!実をたくさん収穫するための管理のコツを紹介!

ブルーベリーの育て方!実をたくさん収穫するための管理のコツを紹介!

ブルーベリーは育て方が簡単なことや、秋に紅葉も楽しめることから、庭木としても人気のある果樹です。小さな子どもにも好まれる果物で、鉢植えにしてベランダでも楽しめます。ブルーベリーの育て方や手入れの仕方をはじめ、実をたくさん収穫するコツも紹介します。

記事の目次

  1. 1.ブルーベリーとは?
  2. 2.ブルーベリーの育て方
  3. 3.ブルーベリーの収穫量を増すコツ
  4. 4.ブルーベリーの管理方法
  5. 5.ブルーベリーの種類
  6. 6.まとめ

ブルーベリーとは?

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ブルーベリーは濃い藍色の実をつける果樹です。手入れは必要ですが初心者でも育てやすく、樹高もそれほど高くないことや、秋の紅葉が美しいことから、庭木としても人気があります。日本で栽培されている主な品種には、大きく分けて栽培用に適した「ハイブッシュブルーベリー」と「ラビットアイブルーベリー」、観賞・加工用の「ローブッシュブルーベリー」があり、どれも異なる魅力をもちます。それぞれの品種の特徴は後ほど説明しましょう。

科名/属名 ツツジ科/スノキ属
分類 果樹/庭木/花木
樹高 1~3m
収穫時期 6~9月
花色/開花時期 白、ピンク/4~5月
特徴 落葉低木/初心者向き
病気/害虫 特になし/カイガラムシ・コガネムシなど
含まれる成分(効果) アントシアニン(眼精疲労回復)

収穫時期になると、フレッシュなものを全国のスーパーで手軽に手に入れられます!

ブルーベリーの育て方

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ブルーベリーは、初心者でも手軽に栽培できる果樹の1つです。しかし結実するためには、植え付け時期の見極めから、水やり、剪定、肥料などの大切なポイントがあります。

育て方①植え付け

出典:写真ac

ブルーベリーの植え付けは、葉が落ちている季節、主に11~3月が適期です。ただし、雪が降るような寒さが厳しい季節は適しません。厳密には秋の終わり、もしくは春の初めが植え付けにはぴったりです。植える場所は日当たりのよいところを選びましょう。ブルーベリーは家庭菜園などの地植えはもちろん、鉢植えでも簡単に栽培できます。

ブルーベリーは乾燥が苦手なため、植え付け後はバーグチップや藁を敷いておくと乾燥予防になります。

地植え

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地植えの場合、2~3年目の苗がおすすめです。2~3年目の苗はすでにある程度成長しているため、その後の定着と生育も良好です。植え付けの時期は秋の終わり、または春の初めが適しています。植える場所に深さ30~40cm、直径50cmほどの穴をあけ、根を軽くほぐしてから浅く植え付けます。また地植えの場合、ブルーベリーは横に枝を広げる性質があるため、ほかの植物との間隔を1mほどあけましょう。

鉢植え

出典:写真ac

鉢植えは、植え付ける容器の大きさにも注意が必要で、植物の生育は植え付けた容器の大きさと比例します。大きい容器に植え付けると大きく成長し、小さな容器に植え付けるとコンパクトなまま楽しめます。好みの樹高にあわせて容器を吟味しましょう。また鉢植えの場合は、根詰まりする可能性を考慮して数年に1回植え替えが必要です。

育て方②水やり

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ブルーベリーは水を好む植物です。地植え・鉢植え共に暑い季節は毎日欠かさずに水やりを行いますが、真夏など日中の気温が非常に高い季節は、土に吸収された水分がお湯のように高温になり、根を傷めてしまう危険があります。特に鉢植えの水やりは、朝と晩の涼しい時間帯に2回するのをおすすめします。

鉢植え栽培で、暑い季節に株の元気がないときは、鉢の中がサウナ状態になっている可能性大です。

春・秋・冬の水やり

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ブルーベリーは乾燥が苦手な植物のため、収穫後の秋や冬にも水やりが必要です。鉢植えの場合、寒い季節は土の表面が乾いたら水やりをします。水やりがとどこおり、株そのものの水分が少なくなると、水を吸い上げる力自体が弱くなってしまいます。地植えの場合は、雨などで自然に水分が補充されるため2週間に1回程度でも十分です。

ボタニ子

ボタニ子

果樹の多くは秋や冬などの季節は特に手入れをしなくても問題ありませんが、ブルーベリーの場合は根気よく手入れが必要です。

育て方③剪定

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剪定は、植物の栽培には欠かせない手入れの1つです。ブルーベリーの場合もたくさんの実をつけるために剪定します。1~2月の寒い季節に株が混みあってきたら、細く元気がない枝を中心に剪定します。そのほか、高く伸びすぎた枝や花芽が多い部分なども切りつめて整理しましょう。剪定をすると樹形が調節できるだけでなく、残された花芽に養分が集中し、おいしい実を結ぶことにもつながります。

剪定は多くの植物栽培に必要な作業です。好みの樹高や希望の収穫量にあわせて行いましょう。

育て方④肥料

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肥料は、元肥として植え付けのときと、追肥として3月と5月、8月の下旬に施します。元肥・追肥共に、旨みがぎゅっとつまったおいしいブルーベリーには欠かせないため、忘れずに与えましょう。

地植え

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地植えの場合、元肥・追肥共に市販の化成肥料を施します。しかしブルーベリーはそのまま口に入るもののため、子どもでも安心して食べられるように、化成肥料は最小限に留めてください。化成肥料だけでなく、有機質の肥料を3月、5月、8月下旬に適宜施すとよいでしょう。

鉢植え

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鉢植えの場合は、元肥には有機質の肥料が、追肥にはゆっくりと長い期間効く暖効性化成肥料が手軽で適しています。肥料の与え過ぎは根を傷める原因になるため、適量を守りましょう。

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ブルーベリーの収穫量を増すコツ

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