ベゴニアの育て方:植え付け
ベゴニアの植え付けの材料は揃いましたか。購入したベゴニアの苗木などを並べてからよいよ、植え替えに取り掛かりましょう。
植え付け(植え替え)
植え付けるための土を用意します
花を植え付けるために、先ほどお伝えしたベゴニアに適した土を用意します。夏の水はけを良くするために、土の配合をきちんと守りましょう。花壇に植え付ける場合でも要領は同じです。植え付ける場所や容器によって土の分量は加減します。
用土
植え替えるために先ほどの配合で作った土に元肥を加えます。元肥は固形の緩効性肥料を使うとじわじわと効いて植物を元気にしてくれます。もし植物用の肥料の入った土を使う時は元肥は使わないでください。肥料を与えすぎると逆に傷んだりします。
ベゴニアの植え付けの手順
ここから具体的に植え付けの仕方について説明します。ここでは鉢植えの仕方を説明していますが、花壇に植える場合でもプランター栽培でも基本的な事は同じです。また冬越しが心配なら花壇に植えて楽しんだ後で、冬に鉢などに移して室内に飾ることも出来ますね。花壇での寄せ植えや、ガーデニングも同じ要領で楽しみながらやってみてはいかがでしょうか。
手順①:鉢に鉢底石を入れます
先ずは鉢に鉢底石を入れます。量は鉢の深さの5分の1から6分の1くらいに入れます。軽くならし、その上から配合した土を入れます。最初は少し少なめにいれておきます。
手順②:ベゴニアをポットから出します
ベゴニアを植え替えるコツについてお伝えします。ベゴニアのポットを軽くほぐすようにポットをさすります。それから、ポットを逆さにしてポットの底の穴に指を入れてベゴニアの苗木をそっと支えて、ベゴニアの苗をポットから押し出します。そして、鉢底石の上に鉢の深さの3分の1くらい土を入れた鉢に、少しだけ根っこをほぐしたベゴニアを入れます。
手順③:最後に土を全体に入れます
土をベゴニアの花の周りにまんべんなく入れていきます。花株と鉢の間に隙間を作らないように丁寧にいれます。ここで割りばしを使って花の根っこを傷つけないように土を花株の周りにしっかりと入れます。最後にベゴニアの鉢をトントンと平たい台や机の上などで叩きしっかりと土が入るようにします。
手順④:水やり
ベゴニアを植えたら、苗木を植えた鉢底から水があふれるくらいまで水やりをして下さい。後は土の表面が白っぽくなったら水やりをします。ベゴニアは季節や花の種類によって水やりの仕方は少しずつ変わります。
場所
ベゴニアにはあまり強い日差しは必要ではありません。原産地が熱帯ですが、育ちやすい場所は日陰や半日蔭です。室内ならカーテン越しの光でも十分です。しかし冬場は日当たりが悪いと葉っぱが黄色くなります。その時は日陰ではなくて、昼間の日当たりの良い時に日光に十分あててあげてください。多年草ですからこのような点に気を付けて育てれば来年もきっと美しい花が咲くでしょう。
ベゴニアの育て方:植え付け後の管理
水やりの管理
春や秋の水やりと夏の水やり
水やりのコツは、まず、春や秋はベゴニアの土が乾燥してきたら、鉢底から水があふれてくるぐらいにあげるということです。花には水がかからないようにします。ジョウロなどでやさしく土が流れ出さないようにそっとまきます。夏は太陽の熱で暑さが増し、土も乾きやすくなります。その為、夏は朝晩水やりをします。水やりはあまり過度にしすぎると返って枯れる原因になります。少しほっておくぐらいでも十分育ちます。なので育てやすいと言えるでしょう。
冬越しの水やりのコツ
冬は水やりをしすぎないことが冬越しの大事なポイントです。特に気を付けたいのは水の温度が低すぎないようにすることです。バケツに汲み置きしていた水を出来るだけ暖かい内にジョウロでやさしく撒きます。そして回数も減らし気味にしておいても大丈夫です。
追肥の管理
追肥のタイミング
追肥はベゴニアの植え付け後、液体肥料を2週間に1回くらいまきます。通常、売られていた鉢植えのベゴニアを購入した場合は1ヶ月ぐらいは追肥は不要です。その後は2週間ごとに追肥します。緩効性肥料は月に1回づつくらい上げると良いでしょう。
植え替え
ベゴニアの花が咲き、大株になったり、根っこが鉢からはみでるようになったらベゴニアの植え替えをしましょう。ベゴニアの株が育ったことで水はけがややが悪くなったと感じた時などにその都度植え替えをします。植え替えは、先ほど植え付けの仕方のところで紹介した手順を参考にして下さい。植え替えをした直後は日陰に置いて管理しましょう。
剪定
木立ち性ベゴニアなどの茎が長い種類
木立ち性ベゴニアなどの茎が長く花が房のようになるタイプは時々、花の形や風通しを良くする目的で剪定をおすすめします。日陰でジメジメする日が続く時は多湿になりやすく病気が発生しやすくなるので春先から5月から6月頃は、花を傷めないように注意しながら密集した部分を軽めに剪定します。夏は適宜に剪定をして風通しを良くします。冬は、花が終わりかけたら花芽を幾つか残して、主軸の茎の切り戻しを大胆にしても良いです。1週間くらいでまた、新しい葉が生えてきます。
出典:BOTANICA