ベロニカの育て方!切り戻しや増やし方など管理のコツを解説!

ベロニカの育て方!切り戻しや増やし方など管理のコツを解説!

ベロニカは、つやのある葉と涼し気な色の花をたくさん咲かせることが魅力の植物です。育て方は比較的簡単で、種類も豊富のため、園芸植物として幅広く利用されています。今回はベロニカの特徴や、育て方についての管理のコツを、詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ベロニカとは?
  2. 2.ベロニカの育て方
  3. 3.育て方における管理のコツ
  4. 4.ベロニカの増やし方
  5. 5.まとめ

育て方における管理のコツ

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ベロニカは枯れたり爆発的に増えたりしにくいため、育てやすい植物ですが、植え替えや切り戻しなどの手間を多くかける必要があります。ここでは、ベロニカの育て方における管理のコツとして、植え替え、切り戻し、病気・害虫の予防について、それぞれご説明します。

管理のコツ①植え替えの仕方

出典:写真AC

植え替えに適した時期は、3~4月もしくは9~11月です。成長が早いため、毎年1回は一回り大きな鉢や広い場所へ植え替える必要があります。植え替える方法は、株を掘り上げ、根についた土を丁寧に取り除き、芽数を制限して植え替えます。植え替え後、根が張るまでは乾燥に注意をしてください。

管理のコツ②切り戻しのタイミング

Photo bystux

花が一通り咲ききったタイミングで、茎の中間付近から切り戻しをし、株の大きさを半分程度まで小さくします。また、花がらは適宜摘み取るようにしましょう。冬になると株は休眠期間に入りますが、この時期になると、株元に新しい芽が出て、古い茎が枯れてきますので、枯れた部分は刈り取るようにしてください。

切り戻しの役割とは?

切り戻しとは、伸びすぎた茎(枝)を切り短くし、株の大きさや形を整えることです。切り戻しを行うと、古い芽や花に使われていた栄養分を、新芽やこれから咲く花に渡すことができるため、株全体を強く大きくすることができ、花つきもよくなります。また、切り戻しを行うことで、風通しがよくなり、病気や害虫の予防にもつながります。

管理のコツ③病気・害虫の予防対策

ベロニカがかかる病気には、「うどんこ病」と「灰色かび病」があります。どちらも、日当たりと風通しのよい環境で育てることで、病気を予防することができるため、日当たりのよい場所で育てること、切り戻しをして風通しをよくすること、こまめに古い葉・花がらを摘み取ることを徹底してください。また、ベロニカは害虫の「アブラムシ」がつきやすい植物です。こまめに確認し、アブラムシがついていればなるべく早く駆除をしましょう。予防のため、あらかじめ殺虫剤をまいてもよいかもしれません。

ベロニカの増やし方

出典:写真AC 

ベロニカの増やし方には、「挿し芽」「株分け」「種まき」の3種類の方法があります。種まきで増やす方法は、種に個体差が出ることが多く、花の色や形が異なる新しい種類の株が育つことがあります。それぞれの増やし方について、詳しくご説明します。

増やし方①挿し芽

挿し芽に適した時期は、6月もしくは9~10月です。まず、花芽でない部分の茎を、一節ずつに切り分けます。小さなポットに3~4本ずつ植えつけ、日当たりのよい場所に置き、根が出るまで毎日たっぷりと水やりをします。根が張ってきたら、鉢や庭に植え付けるようにしてください。

増やし方②株分け

出典:写真AC 

株分けに適した時期は、3~4月もしくは9~11月で、植え替えを兼ねて行います。なるべく根を傷つけないよう注意しながら株を土から引き抜き、根についた古い土を丁寧に取り除きます。根を自然に手で分けるか、ハサミで切り分けて一つの株を二つに分け、それぞれを植え付けてください。株分け直後は乾燥に弱くなっていますので、水切れに注意してしっかりと水やりをすることが必要です。

増やし方③種まき

ベロニカの種の発芽温度は18~20℃で、それよりも気温が低いと発芽しません。用土に種をまき、上から薄く土をかぶせます。土や種が乾燥しないよう、水は毎日たっぷりと与え、日当たりのよい場所で管理してください。本葉が4~6枚程度出たら、小さなポットに仮植えをし、根が張ったら鉢や庭に植え付けます。

種まきに適したタイミング

種まきに適した時期は、4~5月もしくは9~10月です。ベロニカは、種をまいてから花が咲くまで半年かかるため、春に種まきをすると、同年の秋に花が咲きます。夏~秋に花を咲かせる、ベロニカ・ロンギフォリアやベロニカグレースは春に種まきをし、春~夏に花を咲かせる、ベロニカ・スピカータやベロニカ・オックスフォードブルーは秋に種まきをするなど、種類に応じてタイミングを変えてください。

まとめ

 出典:写真AC

ベロニカの特徴と育て方について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ベロニカは種類が豊富で、大きく成長して花壇にインパクトを与えるものや、地面を這うように伸びてグランドカバーとして利用できるもの、秋~冬に葉の色が変色してカラーリーフとして用いられるものなど、さまざまな特徴と利用方法をもっています。ぜひ、お気に入りの種類を見つけて、育ててみてはいかがでしょうか。

コナンファン主婦
ライター

コナンファン主婦

記念日にはバラの花を

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