サフィニアとは?特徴・育て方や仕立て方を解説!ペチュニアとの違いは?

サフィニアとは?特徴・育て方や仕立て方を解説!ペチュニアとの違いは?

サフィニアは夏のガーデニングに欠かせない花です。サフィニアは、ペチュニアの弱点である雨や蒸れにも強いことから、長い花期で夏花壇をいろどります。サフィニアブーケなどのコンパクトな品種は寄せ植えにもおすすめです。育て方のポイントや仕立て方をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.サフィニアとは?
  2. 2.サフィニアの種類
  3. 3.サフィニアの育て方
  4. 4.サフィニアの仕立て方
  5. 5.サフィニアの増やし方
  6. 6.まとめ

サフィニアとは?

Photo by Dakiny

サフィニアは1989年にサントリーフラワーズと京成バラ園が共同開発したペチュニアの園芸種で、波打つような花数の多さと花もちのよさや花色の豊富さが人気です。サフィニアという名称はサントリーフラワーズ(株)がもつ登録商標です。

基本情報

サフィニアはサントリーフラワーズの商品でペチュニアの改良種なので、基本情報はペチュニアとして紹介します。原産地では多年草としてあつかわれることも多いのですが、日本では基本は一年草としてあつかわれます。

科名・属名 ナス科・ペチュニア属
和名 ツクバネアサガオ
園芸分類 草花
形態 一年草・多年草(暖地は冬越し可)
原産地 南アメリカ中東部~温帯
草丈 10~30cm
開花時期 4~11月
耐寒性・耐暑性 やや弱い・普通
増やし方 挿し芽(挿し木)

サフィニアの特徴

サフィニアが夏の花として人気の理由を紹介します。サフィニアは従来のペチュニアの弱点を改良して、初心者のガーデナーでも満足いく生育がのぞめる品種になりました。コンパクトなサフィニアブーケなどは、寄せ植えにしても豪華で秋まで楽しめるのでおすすめです。また、霜が降りる前に室内に取り込めば冬越しも可能です。

サフィニアの特徴①雨につよい

原種は雨や蒸れに弱く病気になりやすかったのですが、サフィニアは雨に強く、梅雨前に切り戻しをすると夏越しも簡単で、秋まで長持ちするように改良されました。また耐寒性も強いので、暖地では軒下で、寒冷地では室内での冬越しも可能です。

サフィニアの特徴②ほふく性がつよい

ほふく性がつよいのでこんもりと横はりがつよく、多花性で花の時期がながく丈夫です。大株になるので、増やし方も切り戻しと摘芯(ピンチ)で新しい苗を作るのにも適しています。

サフィニアの特徴③挿し芽で増やせる

栄養系という挿し芽で増やせる系統の園芸種なので、摘芯をかねて切り戻しをしながらの増やし方がかんたんにできるのも魅力です。挿し芽でつくった苗で冬越しさせる楽しみもあります。特にサフィニアブーケは大きく広がらないので、小さな鉢の状態で冬越しができます。

サフィニアとペチュニアとの違いは?

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ペチュニア

サフィニアはペチュニアの改良園芸種です。ペチュニアの魅力である春から秋までながく咲き続けるよさを受け継ぎ、そしてペチュニアの弱点である雨によわいという点が克服されました。

ペチュニアとの違い①雨につよい

ペチュニアは雨によわく蒸れで下葉がかれることが多かったのですが、サフィニアは雨につよく丈夫な品種として改良されました。

ペチュニアとの違い②販売の価格

サフィニアは元祖ブランド苗として1989年に誕生しました。翌年には大阪で花の万博が開催されてガーデニングが流行し、価格が高くても価値のある苗がえらばれるようになりました。普通のペチュニアからすると数倍の価格で販売されています。

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サフィニアの種類

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