キャンドルブッシュとは?植物としての特徴や摂取時の効果や注意点を解説!

キャンドルブッシュとは?植物としての特徴や摂取時の効果や注意点を解説!

キャンドルブッシュは、約1,300年前から葉を煎じ薬として生活の中で利用されているマメ科植物です。しかし、多く摂りすぎると下痢を引き起こすため副作用を知っておく必要があります。そこで、キャンドルブッシュの特徴や摂取時の効果、注意点を詳しく見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.キャンドルブッシュとはどのような植物?
  2. 2.キャンドルブッシュの特徴
  3. 3.キャンドルブッシュの効果
  4. 4.キャンドルブッシュの注意点
  5. 5.キャンドルブッシュとセンナの違い
  6. 6.まとめ

キャンドルブッシュの注意点

キャンドルブッシュは豊富な栄養成分によってさまざまな効果が期待できる植物ですが、飲み過ぎると下痢を引き起こすことがあり注意が必要です。国民生活センターからも使用法に対する注意喚起がされています。副作用を知り、自分にあった摂取量を心がけましょう。

副作用について

キャンドルブッシュの葉・茎・花には「センノシド」という下剤作用がある成分が含まれています。痩せるため、美容のためとキャンドルブッシュの健康茶を飲む方も多いのではないでしょうか?大量にお茶を飲むと、センノシドの下剤作用によって強い腹痛や激しい下痢を引き起こすことがあります。飲み過ぎて体調不良を起こさないよう摂取量に気をつけて飲みましょう。

国民生活センターの注意喚起

キャンドルブッシュを使った健康茶に対して「効果があり過ぎる」という相談が多く寄せられました。そのため、国民生活センターによって調査が行われ、2014年にキャンドルブッシュの使用法についての注意喚起が追加されました。発表された内容では「1日の摂取目安量と一度の大量摂取をさけることが大切」と記載されています。

独立行政法人国民生活センター
参考:「キャンドルブッシュを含む健康茶ー下剤成分(センノシド)を含むため過剰摂取に注意ー」

キャンドルブッシュの注意点

  • お茶の飲用方法をよく読んでから飲みましょう
  • 体にあわせてお茶の抽出時間を調整しましょう
  • 大量に飲み過ぎないようにしましょう
  • 妊娠中・授乳中の方、小さい子は飲むのを控えましょう

キャンドルブッシュとセンナの違い

キャンドルブッシュと同じようにお腹をすっきりさせる植物に「センナ」があります。葉や花がよく似ており、キャンドルブッシュの和名が「ハネセンナ」であるため混同されますが、全く別の植物です。そこで、キャンドルブッシュとセンナにどのような違いがあるのか解説します。

センナとは?

センナは、アフリカ原産のマメ科センナ属の常緑小低木です。卵状の披針形の葉に淡い黄色い花を咲かせます。古くからお通じをよくする茶葉としてよく健康茶に含まれていましたが、強い下剤作用があることが知られ今ではあまり見かけなくなりました。センナは小葉・葉柄・葉軸は医薬品、茎は食品に分類されます。健康茶として販売されているものにはセンナの茎が使われています。

キャンドルブッシュとの違い

キャンドルブッシュはセンナと違い、医薬品ではなく食品に分類されます。センナは使用部位によって食品としての使用が禁止されますが、キャンドルブッシュは葉・茎・花のどの部位を使用しても問題ありません。しかし、どちらも下剤成分「センノシド」を含み、大量に摂取すると激しい腹痛や下痢を引き起こすため注意が必要です。

まとめ

キャンドルブッシュは、青い空に向かって美しい花を咲かせる魅力的な植物です。茶葉にして摂取すると、さまざまな効果が期待できますが副作用を伴う危険性も併せもっています。自分の身体にあった摂取量を心がけるようにしましょう。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

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