キャンドルブッシュとは?植物としての特徴や摂取時の効果や注意点を解説!

キャンドルブッシュとは?植物としての特徴や摂取時の効果や注意点を解説!

キャンドルブッシュは、約1,300年前から葉を煎じ薬として生活の中で利用されているマメ科植物です。しかし、多く摂りすぎると下痢を引き起こすため副作用を知っておく必要があります。そこで、キャンドルブッシュの特徴や摂取時の効果、注意点を詳しく見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.キャンドルブッシュとはどのような植物?
  2. 2.キャンドルブッシュの特徴
  3. 3.キャンドルブッシュの効果
  4. 4.キャンドルブッシュの注意点
  5. 5.キャンドルブッシュとセンナの違い
  6. 6.まとめ

キャンドルブッシュとはどのような植物?

出典:写真AC

キャンドルブッシュは、別名「ゴールデンキャンドル」や「ハネセンナ」と呼ばれるマメ科植物です。日本では奄美大島以南の暖かな地域に自生しています。黄色い花を空に向かって咲かせる姿がロウソクの火を灯しているように見えます。古くから生薬として利用されてきた植物ですが、副作用があるため過剰な摂取に注意が必要です。

基本情報

学名 Cassia alata
科名・属名 マメ科・カワラケツメイ属
別名 ゴールデンキャンドル、ハネセンナ
原産地 西インド諸島、熱帯アメリカ
分布 奄美大島以南
樹高 2~4m
開花時期 6~11月
花色

複数の名前で呼ばれる

キャンドルブッシュには複数の名前があります。特に和名で「ハネセンナ」と呼ばれるため、よく似た別の植物「センナ」と間違われることがあります。また、学名の「カッシア・アラタ」で呼ばれることもあり他の植物との混同に気をつけましょう。

  • 英語名:キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドル
  • 和名:ハネセンナ、ハネミセンナ
  • 中国名:タイヨウトウ
  • ビルマ語:メザリージー

「センナ」については、最後のページ「キャンドルブッシュとセンナの違い」で詳しく解説しますね。

キャンドルブッシュの特徴

キャンドルブッシュは、熱帯アジアや南アメリカ原産のマメ科カワラケツメイ属の落葉低木です。特にインドネシアのスマトラ島の湿地帯や、ブラジルなどに多く自生しています。キャンドルブッシュは横に広がるように生長するため樹形がクリスマスキャンドルのように見え、観賞用や日光をさえぎる街路樹に利用されています。しかし、観賞用よりも主に葉や種子をお茶にして飲む生薬としての役割が強い植物です。

特徴①花

キャンドルブッシュは、鮮やかな黄色で丸みのある花を咲かせます。開花時期は6~11月と長く、夏の暑い時期に空に向かってまっすぐ茎を伸ばして30cm程度の総状花序をつけます。この花序の形がロウソクのように見えるため「キャンドルブッシュ」と名付けられました。

花後に対の翼のある豆果をつけるため、別名「ハネセンナ(羽根センナ)」とも呼ばれます。

特徴②葉

キャンドルブッシュの葉は、長さ5~15cm程度、幅8cm程度の楕円形で先端が丸くなっています。小葉は8~20対あり偶数の羽状複葉です。湿り気のある場所を好み横に広がるように生長します。高さが2~4mの落葉低木のため、冬は葉を落として過ごします。

次のページで「キャンドルブッシュの効果と栄養」を詳しく解説します。

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キャンドルブッシュの効果

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