サボイキャベツとは?ちりめんキャベツとも呼ばれる品種の特徴や食べ方を紹介!

サボイキャベツとは?ちりめんキャベツとも呼ばれる品種の特徴や食べ方を紹介!

サボイキャベツは、葉が縮れているため「ちりめんキャベツ」とも呼ばれています。日本では栽培が少ない珍しい品種のため、食べ方を知らない人も多いかもしれません。この記事では、サボイキャベツの特徴と美味しい食べ方、栽培方法を詳しく見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.サボイキャベツとはどのような野菜?
  2. 2.サボイキャベツの特徴
  3. 3.サボイキャベツの収穫時期と旬
  4. 4.サボイキャベツの食べ方
  5. 5.サボイキャベツの栽培方法
  6. 6.まとめ

サボイキャベツとはどのような野菜?

出典:写真AC

サボイキャベツは、フランス原産の野菜です。流通量が少ないため、日本ではあまり知られていません。葉が縮れていて葉脈がメロンのようにはっきりしているのが目を引きます。火を通すことで甘みが引き立つため温かな煮込み料理がおすすめのキャベツです。旬を迎える寒い時期にロールキャベツにしてはいかがでしょうか?

名前の由来

サボイキャベツは、ヨーロッパでよく食べられている身近な伝統野菜で、フランス料理やイタリア料理にも使われています。古くからフランス南東部のサボイ地方で作られてきたため「サボイキャベツ」と名付けられました。日本では戦前から栽培されており、葉が縮緬(ちりめん)のように縮れている特徴から「ちりめんキャベツ」と呼ばれています。

ちりめんキャベツは、高額で販売されていることが多いです。生産が少ないためスーパーで見かけたときは、ぜひ一度手に取ってみましょう!

サボイキャベツの特徴

葉の特徴

Photo bystux

日本で栽培されているサボイキャベツは、一般的なキャベツよりも小ぶりで、葉の巻き方が少し緩めなのが特徴です。断面を見ると1枚1枚の葉が細かく縮れているのがわかるでしょう。中心部は鮮やかな黄色ですが、外側は濃い緑色の葉です。葉の裏側は、細かく凹んでおり葉脈がはっきり浮き上がって見えます。

食感

サボイキャベツは、繊維が硬く少し苦味があります。生のまま食べると、柔らかい部分はサクサクした歯ざわりですが、硬い部分はゴワゴワして食べにくいです。生サラダにするときは、細かく刻んで他の野菜に混ぜたほうがよいでしょう。噛んでいるうちに、徐々に甘みを感じられます。

サラダにするときは、軽く湯通ししたほうが美味しく食べられます。

栄養

サボイキャベツには、食物繊維とカリウムが豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、カリウムは身体の中の塩分調整を助けてくれます。また、一般的なキャベツと同じように胃腸を整える作用があるとされるため、胃もたれ防止やお腹の調子を整える効果が期待できるでしょう。

サボイキャベツの収穫時期と旬

出典:写真AC

サボイキャベツの主な生産地は、宮城県と北海道です。静岡県や千葉県の一部でも栽培されていますが、全国的に栽培が少ない珍しい品種です。収穫時期は11~3月ごろの寒い時期で、旬は12~2月ごろになります。サボイキャベツは寒さに当ることで鮮やかな深緑色になりますが、雪が積もると葉が変色してしまうため、降雪前に収穫する必要があります。

サボイキャベツは、宮城県加美町中新田が名産地です。「中新田サボイ」と呼ばれ人気があります。

サボイキャベツの食べ方

サボイキャベツを買うときは、葉が鮮やかな深緑色で張りのあるものを選びましょう。新聞紙で包んでから冷蔵庫に入れて保存します。葉は繊維が硬く生で食べると苦味があるため、煮込み料理やスープなど加熱して食べるのがおすすめです。煮込み過ぎてもドロドロに溶けることなく歯ごたえを感じられます。

サボイキャベツは一般的なキャベツより日持ちしますが、1週間程度を目安に食べ切りましょう。

おすすめの食べ方①ロールキャベツ

ロールキャベツは、サボイキャベツの美味しさを存分に感じられる料理です。しっかり煮込んでも煮崩れしないため、初めて作る方も失敗を恐れず挑戦できるでしょう。縮れた葉は破れにくく、タネを巻きやすいですよ。時間をかけて煮込むことで甘みと旨みが凝縮されて美味しくなります。

おすすめの食べ方②炒め物

サボイキャベツを炒め物にするときは、軽く下茹ですると食感がよくなります。水分が少なく繊維質なため、サッと茹でると柔らかくなり甘みが増します。火を通しているため、肉や魚、ほかの野菜を炒めた後に加えましょう。食べごたえがあり少量でも満腹感を感じられる食べ方です。

おすすめの食べ方③ポトフ

冬の定番メニューのポトフもおすすめです。サボイキャベツの芯までしっかり煮込んで食べましょう。15分くらい煮込むと葉がトロトロになって、なめらかで美味しいです。ウインナーやほかの野菜との相性もよく、子どもに喜ばれる一品になります。

サボイキャベツの栽培方法

出典:写真AC

サボイキャベツは煮込むと旨みが増し、彩り豊かで食卓を明るくしてくれる食材です。しかし、一般的なキャベツより生産量が少なく、希少価値が高いため値段が高くなる傾向があります。市販の種を使って家庭で栽培してみてはいかがでしょうか?

栽培方法①種まき

サボイキャベツは、7~8月に種まきをして秋冬に収穫します。直播きする場合は、表土から約1cmの深さ、株間50~60cmに点まきします。育苗ポットを使う場合は、培養土を入れ5~6粒種をまきましょう。発芽したら3本に、本葉が3~4枚になったら1本に間引きします。育苗のポイントは、日差しを遮り風通しをよくし、乾燥させないことです。

栽培方法②植え付け

サボイキャベツの植え付けは、種まきから約4~6週間経ち、本葉が5~6枚になったころが適期です。日当たりと水はけのよい場所を選び、植え付けの約2週間前に土石灰を撒いて耕しておき、堆肥と粒状肥料を混ぜ込みましょう。幅が約60cm、高さが約10cmの畝をつくり、株間が50~60cm程度で植え付けます。暑い日中を避けて、夕方の少し涼しくなったころに作業を始めましょう。

連作障害を防ぐため、2~3年アブラナ科野菜を栽培していない場所に植え付けましょう。

栽培方法③水やり・肥料

Photo by sorarium

植え付けが終わった後は、たっぷり水やりをしましょう。ハス口をつけたジョウロやシャワーでやさしく水をかけます。真夏日は朝夕の2回、涼しくなってきたら4~5日に1回を目安に水やりをします。また、植え付け後は2回追肥しましょう。植え付けから3週間ほど経ったころ1回目、6週間ほど経ったら2回目の追肥を施します。追肥のときにこまめに除草すると、病害虫予防になって元気に栽培できます。

1回目の追肥は本葉が10枚程度になったころ、2回目の追肥は結球が始まったころが目安です。

栽培方法④病気・害虫対策

アブラナ科の野菜は「モンシロチョウの幼虫」の被害にあうことが多いです。放っておくとアオムシに葉を全部食べられてしまいます。植え付けた後は、トンネル支柱を立て防虫ネットをかぶせましょう。また気をつける病気は「黒腐病(くろぐされびょう)」です。葉脈を中心に葉の縁にむかって黄褐色の病斑がV字型に広がります。結球が始まったころから収穫時期まで、銅剤をまいて防ぎましょう。

防虫ネットの効果

トンネル支柱を立て防虫ネットを全体にかぶせておくと、害虫の飛来を抑制できます。下にすき間があると害虫が浸入しやすくなるため、しっかりと四方を土で押さえましょう。防虫ネットを使うことで、殺虫剤や殺菌剤の使用を減らせます。

栽培方法⑤収穫

サボイキャベツの葉が大きくなり防虫ネットに接するくらいになってきたら、ネットを取り外して収穫します。結球した部分を押し、硬く締まりがあり弾力を感じられたら収穫適期です。株元にナイフを水平に入れて、外側の葉を数枚つけた状態で切り取ります。傷んでいる葉は取り除きましょう。

気温によって収穫時期は変動しますが、植え付けてから90~100日程度で収穫できます。

まとめ

サボイキャベツは、葉が縮れているため「ちりめんキャベツ」の愛称で呼ばれる野菜です。旬を迎える寒い時期に温かなロールキャベツを作りませんか?じっくりコトコト煮込むのが上手につくるポイントです。縮れた葉にスープが染み込み、やさしい旨みを堪能できます。

sacchi
ライター

sacchi

子育てと介護に励む主婦ライターです。信州の豊かな自然の中で、たくさんの植物に囲まれて育ちました。娘のアトピー改善のために、薬膳料理に奮闘中です。

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