れんこんが黒いのは食べられる?原因・対策や変色を白く戻す方法を紹介

れんこんが黒いのは食べられる?原因・対策や変色を白く戻す方法を紹介

れんこんが黒いのは、れんこんに含まれるポリフェノールの働きや汚れ、育ってきた環境などが原因です。れんこんは変色しやすい野菜の一つですが、変色を防いだり白く戻したりする方法はたくさんあります。れんこんが黒い理由や変色への正しい対処法などを解説します。

記事の目次

  1. 1.れんこんについて
  2. 2.れんこんが黒い原因
  3. 3.れんこんが黒いときの対策
  4. 4.れんこんの変色を白く戻すには
  5. 5.黒いれんこんを食べるときの注意点
  6. 6.れんこんを変色させない保存方法
  7. 7.れんこんが黒い原因と対処法を覚えておこう!

黒いれんこんを食べるときの注意点

①鮮度

れんこんはあまり日持ちしない野菜なので、購入する際は新鮮なものを選びましょう。鮮度の悪いれんこんには「表面に色むらがある」「乾燥している」「ぬめりが強すぎる」などの症状が現れます。よいれんこんを見分けるポイントは「黄身がかったきれいなベージュ色をしている」「皮にハリと潤いがある」「実が硬くて重い」などです。

ボタニ子

ボタニ子

一度に食べられないほど多くのれんこんが手に入ったときは、冷凍保存すると長く楽しめるよ!

②カビの有無

れんこんは日持ちせず、「白カビ」と「黒カビ」も生えやすいので気をつけましょう。

白カビについて

れんこんに見られる代表的なカビは「白カビ」です。白カビは節の近くや皮の表面に付着していることが多く、白くて綿毛のようにふわふわしているのが特徴です。白カビは人体に悪影響が少ないといわれていますが、付着していた際は食べないことをおすすめします。

白カビがほんの少しだけ生えました。削り取って食べても大丈夫ですか?

目に見えている白カビが少量であったとしても、見えない部分でカビが増殖している可能性は低くありません。白カビは大きな害がないため、どうしても食べたいときにはその部分をカットして食べても構いませんが、鮮度も風味も落ちているのでおすすめはしません。

黒カビについて

白カビ以外でれんこんに生えやすいのは「黒カビ」です。新鮮なれんこんの内側や穴に見られる黒い線や点はれんこんの性質によるもので、カビではないため気にせず食べられます。鮮度が落ちているれんこんに、黒い線や黒ずみなどがあり、さらにぬめりや異臭がある場合は黒カビの可能性が高いでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

切り口や傷口から雑菌が入ると、表面だけじゃなくて内側にもカビが生えやすくなるから気をつけてね!

③臭い

れんこんは基本的に無臭に近いため、普段と違う臭いがしたときには注意が必要です。カビが生えるとカビ臭くなり、腐り始めるとツンとした酸味のある臭いに変わります。臭いがおかしいと感じるときは、すぐに食べるのを止めてください。

れんこんを変色させない保存方法

れんこんは日持ちのよくない野菜ですが、保存の仕方によっては長く食べられます。保存方法は「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」の3種類です。用途や季節によって保存方法を変えましょう。

①常温保存

常温保存の方法(丸ごと)

  1. れんこんを土がついたまま、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包む
  2. 1をポリ袋に入れる
  3. 風通しのよい冷暗所で保存する

常温保存するときのポイント

丸ごとのれんこんは、冬場なら「常温保存」で大丈夫です。土つきのまま保存すると日持ちがよくなるため、洗わずに新聞紙などで包みましょう。保存期間は1週間ほどを目安にしてください。夏場は気温が高く腐りやすくなるため、常温保存はおすすめしません。カットしたれんこんも傷みやすいので、常温保存は避け、冷蔵庫に入れます。

②冷蔵保存

冷蔵保存の方法(丸ごと)

  1. れんこんを土つきのまま、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包む
  2. 1をポリ袋に入れる
  3. 冷蔵庫で保管する

冷蔵保存の方法(カットした状態)

  1. れんこんをきれいに洗い、泥をよく落とす
  2. 皮を剥き薄くスライスする
  3. 保存容器や保存袋にれんこんを入れる
  4. れんこんがひたひたに浸かるほどの水を入れる
  5. フタをして冷蔵庫に入れる
  6. 2日に1回水を取り替える

冷蔵保存するときのポイント

冬以外の季節に、れんこんを丸ごと保存する場合は「冷蔵保存」で大丈夫です。常温保存のときと同様に、土つきのまま保存しましょう。カットしてから保存する場合は、黒ずみや乾燥を予防するために、水に浸した状態で保存してください。水をきちんと取り替えることで長持ちします。どちらも保存期間は1週間ほどです。

③冷凍保存

冷凍保存の方法

  1. れんこんをきれいに洗い、泥をよく落とす
  2. 皮を剥き、薄くスライスする
  3. 2を酢水に5分ほど浸ける(または2分ほど軽く茹でる)
  4. 水気をしっかりとる
  5. 小分けにラップで包み、保存袋などに入れて冷凍庫に入れる

冷凍保存するときのポイント

れんこんの保存方法の中でも特におすすめなのは「冷凍保存」です。カットする段階で、使用する料理にあわせた大きさや形にしておくと使いやすくなります。小分けにラップしておくと、少量使いたいときに重宝します。料理の際は解凍する必要はなく、そのまま鍋やフライパンに入れて調理できます。冷凍保存の保存期間は約1カ月です。

れんこんが黒い原因と対処法を覚えておこう!

出典:写真AC

れんこんが黒い原因はたくさんありますが、傷みやカビが原因でない限りは、体に害がなく安心して食べられます。煮物や炒め物などに色鮮やかなれんこんを使いたいときには、変色する原因を把握し適切な方法で処理してから使いましょう。れんこんの表面や内側が黒くても捨ててしまわず、しっかり対処しておいしく食べてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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