アメリカフウロとは?草花の特徴や薬効を紹介!効果的な駆除方法は?

アメリカフウロとは?草花の特徴や薬効を紹介!効果的な駆除方法は?

普段何気なく周辺に生えている草花の一つである「アメリカフウロ」についての特集です。コンクリートの割れ目や空き地で、必ず自生している生命力のある草花です。今回はアメリカフウロの特徴やその薬効、あるいは効果のある駆除方法も含めてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アメリカフウロとは?
  2. 2.アメリカフウロの生育場所
  3. 3.アメリカフウロの特徴
  4. 4.アメリカフウロの薬効
  5. 5.アメリカフウロの駆除方法
  6. 6.まとめ

アメリカフウロとは?

Photo by mmmavocado

自宅周辺やちょっとした日当たりのよい空地などを気にして見回せば、ギザギザとした葉の植物がたくさん自生している光景が見られます。おそらくそれは「アメリカフウロ」と呼ばれている植物です。フウロソウと呼ばれている部類に属しているかなりポピュラーな植物です。しかしなぜアメリカという名称がつけられているのでしょうか?その由来や特徴を中心に、今回はアメリカフウロの概要やその効果、毒性や駆除などの詳細をお送りします。

アメリカフウロの形状

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アメリカフウロ(Carolina crane's-bill、Carolina geranium)は、主に北アメリカで生息している越年草です。アメリカでは古くからポピュラーな雑草です。全体的に白い軟毛をまとい茎と基部は分岐しています。標準では約20~40cmの高さになります。葉は円形で5つに裂け、葉の縁はやや紫がかっています。アメリカ産でありつつも、現在では日本でも多く生息しています。

アメリカフウロの花言葉と由来

Photo by norio_nomura

アメリカフウロは春~初夏にかけて頻繁に見かける植物です。枝分かれした茎は深くて、細かい切れ込みが入った葉っぱの間からは時期になると小さくて可愛い花を咲かせます。アメリカフウロ(亜米利加風露)には花言葉があり、「誰か私に気づいて」です。いつも道端の何の変哲もないような場所に咲くこともあり、このような花言葉になりました。

日本でのルーツ

アメリカフウロという名称の由来は、アメリカ産のフウロソウ(風露草)だということから名づけられました。ただしフウロソウという名の由来は、誰がいつ付けたのかは定かではありません。一説によれば江戸時代に浅草の植木屋が「風露草」として販売をしていたとされています。また昭和初期に植物学者の牧野富太郎によって、京都市伏見区深草で初めて発見された種類だともいわれています。

アメリカフウロの生育場所

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一般的にアメリカフウロは、昭和初期から戦後にかけて日本にやってきた帰化植物という説が濃厚です。牧草などに種が混ざったまま知らずに持ち込まれたものが、いつの間にか分布していきました。日当たりがよい肥沃な土地に生えてくると、大きな株になって高さも成長しますが、日当たりが悪く痩せた地に生えると、地面を這うようになり高さも小型化する特徴があります。また葉や茎も痩せ、地のものは赤みを帯びていく特徴を持っています。

いたるところで見かける帰化植物

戦後になってアメリカフウロはあらゆる場所でその姿を見かけるようになりました。空き地や道端、明るい草原、ちょっとした隙間にはよく繁っている植物です。暖かい季節の花期になると、全国の道端などには白っぽい小花を咲かせる光景が見られます。花茎が立ち上がって先端に2つずつ花が開くのが通常で、どこにでも生えてくる雑草です。オオバコやタンポポと同じように、たくましくかたい場所からでも割って生えてくる強さがあります。

地から強く根を張る雑草

アメリカフウロが育つ好条件は日当たりのよい場所です。ただしあらゆる条件や環境にも馴染んでしまうパワフルな草花でもあります。タンポポなどと同じように、深く根を張って生きることができます。例えば、ちょっとしたガレキの隙間、岩や石の間、それにコンクリートの割れ目でさえ、一切気にせずに自生していく能力があります。アメリカフウロはとてもたくましい植物といえます。

ボタニ子

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次のページからはアメリカフウロの特徴について紹介していきます。

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アメリカフウロの特徴

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