家ダニはどこから発生する?発生の原因や対策&駆除すべき時期を解説!

家ダニはどこから発生する?発生の原因や対策&駆除すべき時期を解説!

家ダニには、いつの間にか家の中で発生しています。家ダニに刺されると、かゆみが出るだけでなく感染症の心配もあるので注意が必要です。家ダニを発生させないためには、発生原因や予防対策を知っておくことが重要です。家ダニが嫌う環境をつくって、発生を防ぎましょう。

記事の目次

  1. 1.家ダニの発生場所
  2. 2.家ダニによる人間への被害
  3. 3.家ダニを発生させない対策
  4. 4.家ダニの駆除方法
  5. 5.家ダニを予防して住みやすい環境をつくろう!

家ダニの発生場所

Photo bymakamuki0

イエダニやツメダニなどのダニの仲間は、人間やペットによって家の中に入り込んでしまいます。家ダニはネズミや鳥に寄生しているため病気を持っている場合があり、特に子どもの被害が多いので予防が必要です。家ダニの発生場所や原因を知ることで繁殖を防げます。

発生場所①ネズミや鳥の巣

Photo by ColdSleeper

家ダニによる被害が多い時期は、6月~9月です。家ダニはネズミや鳥に寄生していますが、ネズミが死んでしまうと、エサがなくなります。すると、今度は人間を刺して養分を得はじめてしまうのです。吸血したダニはネズミや鳥の巣ではなく、家の中で繁殖を始めます。家ダニは20個ほどの卵を産み、1~2日で孵化します。生きている間に100個ほどの卵を産むので、駆除しない限りは家の中で増え続けてしまうので注意が必要です。

発生場所②暗い場所

フリー写真素材ぱくたそ

ネズミや鳥は比較的暗い場所に巣をつくります。家ダニも、こういった場所を好んで繁殖します。家だけでなく、学校や倉庫・オフィスなどの暗い場所に家ダニが大量に潜んでいるケースは多くありますよ。

家ダニによる人間への被害

被害①刺咬被害

Photo byElionas

ダニは養分を得るために、人を刺咬します。刺咬されたところは赤くはれ、かゆみを伴います。とくに子どもや薄い服装の人が刺されやすい傾向です。吸血されたところを強く掻いてしまい、傷痕になってしまうこともあります。

被害②感染症

Photo byAlexas_Fotos

ネズミや鳥の菌を持った家ダニに刺咬されてしまうと、感染症を引き起こしてしまう可能性があります。人だけでなく、ペットも感染症にかかってしまうかもしれません。また、家ダニと同じくマダニに刺咬されることで感染症を引き起こす可能性が高いという報告も上がっています。

家ダニを発生させない対策

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家ダニやツメダニだけでなく、ダニは高温多湿でエサが大量にある場所をすみかとしています。夏などの暖かい時期に大量発生しますが、冬に暖房をつけて暖かい環境にしていると、冬でも発生する原因となります。家ダニやツメダニが発生しないために日頃から心がけることが大切です。

対策①こまめに掃除機をかける

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

イエダニやツメダニは、布団やカーペットなどを好みます。夜など寝ている時に刺すことも多く、ペットの体を好む場合も少なくありません。湿度や温度・フケや髪の毛などエサがある場所を好むので、人間だけでなくペットのアレルゲンとなるものも除去できる掃除機を使って、こまめにダニを駆除することをおすすめします。

対策②高温多湿を避ける

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部屋の湿度が高いとダニは活発に動き始めます。湿度の高い梅雨~夏にかけて家ダニやツメダニは多く繁殖するため、湿度が上がらないように除湿することが大切です。冬も暖房器具を使用し、部屋の温度が上がりすぎてしまうと家ダニが発生するので、冬も高温多湿にならないよう湿度計を確認することをおすすめします。

対策③布団の天日干し

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高温多湿の環境を好む家ダニは、湿気の多い布団にも生息しています。布団に溜まっている湿気を乾かすために、布団乾燥機を使用したり天日干しをしたりしましょう。また、通常の天日干しだけでは家ダニは死滅しないため、布団の上に黒い布を被せて温度を上げてください。黒い布をかぶせることで太陽の光を集め、通常の天日干しよりも温度が上がり、中まで乾燥させます。

対策④防ダニシート

布団やじゅうたんの下、衣装ケースなどに敷く防ダニシートは、文字どおり家ダニの発生を防ぎます。100円ショップでも防ダニシートは販売されており、入手は簡単です。小さな子どもがいる家庭では殺虫剤などの薬剤を使用するのが不安ということもあるでしょう。そのような場合には、まずは身近なところに防ダニシートを敷いて繁殖しないようにすることが大切です。

対策⑤侵入経路を塞ぐ

家ダニの発生原因にネズミが挙げられますが、ネズミを侵入させないことも対策のひとつです。ネズミの体は小さく、2cmほどの小さな隙間でも簡単に通り抜けてしまいます。通気口や換気扇・水道の配管などさまざまな部分から通り抜けてしまうので、ネズミが入ってこないように金属の網や金属たわしなどで穴を埋め、侵入経路を塞ぐなどの対策が必要です。

家ダニの駆除方法

駆除に適した時期は?

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環境が整っていれば通年で家ダニは活動しますが、特に家ダニは6月~9月に発生しやすく、この時期が駆除に適しています。梅雨の時期は高温多湿に陥りやすいため、梅雨の時期に重点的に駆除するのもよいでしょう。7月~8月に大繁殖することもあるので、夏場も注意が必要です。

駆除方法①殺虫剤

Photo byElionas

一般家庭でも使用できる、家ダニの殺虫剤スプレーも販売されています。近年では、体への安全性が高い薬剤もあります。刺されてしまったなどの被害があった場合は、即効性のある殺虫剤スプレーを使用してもよいでしょう。薬剤の使用方法を守って使ってください。

駆除方法②駆除業者に依頼

家の中で大繁殖してしまい、市販の殺虫剤でも効果を感じられないという場合は、家ダニなどの害虫を駆除する専門業者に依頼するのもひとつの方法です。専門業者ならではの薬剤や技術で、徹底的に駆除してくれます。「もうお手上げ」というときには依頼することも視野にいれましょう。

家ダニを予防して住みやすい環境をつくろう!

Photo byErik_Karits

家ダニはネズミや鳥などに寄生したり、服やペットについてきたりして、いつの間にか家の中に入り込んでしまいます。高温多湿な環境で家ダニは繁殖してしまうため、ダニの発生しにくい環境づくりが欠かせません。こまめに掃除機をかける、布団を干すなど、清潔な環境を保って予防していきましょう。

チェリー
ライター

チェリー

愛犬と散歩中に可愛いお花を見つけると一緒に眺めるのが好きです。

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