白い花木⑦ブルーベリー
ブルーベリーは初心者でも育てやすい果樹で、4月中旬ごろから白くぷっくりした可愛らしい筒型の小さな花が沢山咲きます。見た目はスズランに似ていますが、ブルーベリーはこの花が落ちると実になります。品種により花の色も異なり、ハイブッシュ系は白とピンクが混ざった様な色が多く、ラビットアイ系は蕾のころピンク色をしていますが、開花すると白に変化します。樹高も低めなので庭木としても人気があります。
科目:ツツジ科スノキ属 | 開花時期:4月中旬~5月中旬 |
花の色:白 | 原産地:北アメリカ |
樹高/草丈:1~3m | 品種数:100種以上 |
耐寒性:品種により異なる*① | 耐暑性:品種により異なる*② |
*②耐暑性強い:ラビットアイ系 耐暑性普通:ハイブッシュ系
ブルーベリーの特徴
- 品種により花の色が異なる
- 初心者でも育てやすい
- 樹高も低めなので庭木にも最適
春に白い花を咲かせる草花
春に白い花を咲かせる花木はいかがでしたか?街路樹でも有名な花木や、果樹の花も可愛いらしかったですね。ここからは春に白い花や小花を咲かせる、自宅でも楽しむ事のできるガーデニングにも人気の種類をまとめてみました。
白い花①ノースポール
冬から春にかけてのガーデニングでは、もはや定番のノースポール。12月から5月と、花期がとても長い事が大きな特徴です。別名は寒白菊(カンシロギク)で、1960年代に北アフリカより輸入された事が始まりで、現在も人気の花です。ノースポールは多年草ですが、高温多湿の環境に弱く、日本では一年草の扱いです。こぼれ種で増えていくこともあり、小さな花を咲かせる可愛らしい見た目とは裏腹に、とてもたくましいです。花の見た目はマーガレットに似ていますが、ノースポールは直径5cm未満の白い小さな花をたくさん咲かせます。
科目:キク科フランスキク属 | 開花時期:12月~5月 |
花の色:白 | 原産地:北アフリカ |
樹高/草丈:15~30cm | 品種数:- |
耐寒性:強い | 耐暑性:やや弱い |
ノースポールの特徴
- 花期を長く楽しめる
- 寒さに強い
- 白く小さな可愛い花をたくさんつける
- 初心者向け
白い花②スノーフレーク
スノーフレークは、草丈がやや高めの多年草です。白く小さな花が釣り鐘状に咲き、花の先端に緑の点々がついていることが特徴です。葉は水仙の葉に似ていて、花はスズランの花に似ていることからスズランスイセンという別の名前でも呼ばれています。暑さに弱いため、5月頃からは休眠期間に入ります。病気や害虫からも強いため、初心者でも栽培しやすいです。スノーフレークは直訳すると雪片です。スノーフレークの名前は、真っ白な花の色に由来します。
科目:ヒガンバナ科 | 開花時期:3月中旬~4月中旬 |
花の色:白 | 原産地:ヨーロッパ中南部 |
樹高/草丈:20~45cm | 品種数:- |
耐寒性:強い | 耐暑性:5月頃から休眠 |
スノーフレークの特徴
- 白く緑の点々がある小さな花が咲く
- 寒さに強く、日陰でもよく育つ
- 5月ごろから休眠する多年草
白い花③チューリップ
チューリップの和名は「鬱金香(うこんこう)」です。花の香りがウコンのような香りという事から、この名前が付きました。原産地はトルコのアナトリア地方ですが、生産地はオランダが有名で、日本で売られている球根はほとんどオランダからの輸入品です。トルコからオランダに伝わったのは16世紀頃と言われています。その品種はとても多く、開花期の早生、中生、晩生、原種の4つに大別され、そこから来歴や花形、草姿によって15系統に分類されます。
科目:ユリ科チューリップ属 | 開花時期:3月下旬~5月 |
花の色:白、赤、黄、オレンジ、ピンクなど様々 | 原産地:トルコ アナトリア地方 |
樹高/草丈:30~70cm | 品種数:5000種を超える |
耐寒性:強い | 耐暑性:休眠 |
チューリップの特徴
- 品種がたくさんあるため、咲き方も様々
- 寒さに強く、初心者向き
- 香りが特徴的
白い花④サクラソウ
サクラソウは、河川敷や高原などに見られる多年草植物です。江戸時代に育種が進み、古典園芸植物です。現在では300種類以上の品種があります。色は白や薄紅色、濃紅色や紫、グラデーションなど色んな色があります。サクラソウの名前は、花の形がサクラに似ていることに由来しています。
科目:サクラソウ科サクラソウ属 | 開花時期:4月~5月 |
花の色:白、ピンク、紫など | 原産地:日本、朝鮮半島 |
樹高/草丈:15~28cm | 品種数:300種以上 |
耐寒性:強い | 耐暑性:普通(夏~秋にかけ休眠) |
サクラソウの特徴
- 河川敷や高原に咲く
- ピンクや白、さまざまな色の小花が咲く
- 夏から秋にかけて休眠する
白い花⑤スイセン
スイセンは品種によりますが、冬前から咲くものから、春開花するものなどさまざまです。原種は30種類ほどですが、1万を超える品種の登録があり、日本でも野生状態で生育しています。耐寒性に優れ、夏場は休眠するため初心者でも育てやすく、スイセンの花はいい香りがするためガーデニングでも好まれます。
科目:ヒガンバナ科スイセン属 | 開花時期:11月下旬~4月 |
花の色:白、黃、オレンジなど | 原産地:地中海沿岸地域、北アフリカなど |
樹高/草丈:15~50cm | 品種数:原種は30種類ほど |
耐寒性:強い | 耐暑性:夏は休眠する |
スイセンの特徴
- 一般的に2月~4月に咲く
- いい香りがする
- 夏は休眠する
まとめ
いかがでしたか?3月から5月にかけて、お馴染みの白い花を咲かせる花木や街路樹、小花をたくさん咲かせる庭でお馴染みの草花など、白い花って意外と身近にたくさんありますよね。春は何かと忙しい時期ですが、是非お花の鑑賞や、ガーデニングも楽しんでみてくださいね。
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ラビットアイ系の白い小花です。