ライスフラワーの育て方!植え替えや切り戻し方法などコツを解説!

ライスフラワーの育て方!植え替えや切り戻し方法などコツを解説!

小さな花つぼみが、米粒に似ていることが名前の由来のライスフラワー。育て方のコツさえつかめば、毎年楽しめる多年草です。ライスフラワーの育て方から植え替え、増やし方(挿し木)まで解説します。お洒落な花として人気が高いライスフラワーの育て方をマスターしましょう。

記事の目次

  1. 1.ライスフラワーとは
  2. 2.ライスフラワーの育て方①管理方法
  3. 3.ライスフラワーの育て方②植え方
  4. 4.ライスフラワーの育て方③植え替え
  5. 5.ライスフラワーの育て方④切り戻し剪定
  6. 6.ライスフラワーの育て方⑤増やし方
  7. 7.ライスフラワーの育て方⑥枯れる原因
  8. 8.ライスフラワーの楽しみ方
  9. 9.まとめ

ライスフラワーの育て方④切り戻し剪定

ライスフラワーは成長の早い植物です。樹形の乱れや風通しが悪くなるのを防ぐために、切り戻し剪定を行います。ここではライスフラワーの切り戻し剪定について説明します。

切り戻し剪定の方法

時期

花が少なくなってきたときか、花が終わったら、切り戻し剪定を行います。植え替えと一緒に行うのが最もおすすめです。5~6月上旬に植え替えと切り戻し剪定を行うのがよいでしょう。風通しをよくすることで、暑い夏を越す準備ができます。

切り戻し剪定の時期が遅れてしまうと、樹形が乱れたり株が弱ったりしてしまいます。植え替えとセットと覚えておきましょう!

方法

ライスフラワーの切り戻し剪定は、樹形の3分の1、もしくは半分を目安に切り戻しをします。切り口が乾燥するように、よく晴れた日に行いましょう。切り口から病気にならないように清潔なハサミを使うことも大切です。スラっとした樹形が様になるので、切り戻し剪定をするときにはその樹形を意識するとよいでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

切り戻した枝は切り花や挿し木にしましょう!

ライスフラワーの育て方⑤増やし方

ライスフラワーは毎年花が咲く多年草ですが、株の増やし方として「挿し木」があります。挿し木とは、枝の1部分を切り取り、用土に挿すことで発根させる方法のことです。他の植物にも応用できる便利な株の増やし方なので、しっかりと挿し木による増やし方を覚えましょう。それではライスフラワーの増やし方についてご紹介します。

「挿し木」とは株を増やすための方法のことを指し、実際に用土に挿す枝のことは「挿し穂」と呼びます。

挿し木

ボタニ子

ボタニ子

花が終わったら挿し木をして増やしましょう。挿し木をするのに適した季節は、5~6月か涼しくなった9月頃です。切り戻しや植え替えと同時に行います。

挿し木の方法

①6~8cmくらいの挿し穂(枝)を用意します。
②上葉を数枚(先端に3枚ほど)残し、下葉を取ります。
③切り口を2時間ほど水に浸します。
④葉を取った部分が用土(清潔で新しい用土)に埋まるように挿します。
⑤挿し木の完成です。

用土に挿し穂を挿したら、水をたっぷり与えて風通しのよい明るい日陰に置きましょう。

増やし方のコツ

  • 切り口は2時間ほどたっぷりと水に浸しておく
  • 上葉を数枚残す

増やし方がわかれば、ライスフラワーをたくさん育てることができますよ!

ライスフラワーの育て方⑥枯れる原因

上手なライスフラワーの育て方にはコツがあります。季節に合わせた管理や植え替え、剪定などは欠かせません。ここでもう1度ライスフラワーが枯れてしまう原因をまとめておきます。忘れないようにチェックしておきましょう。

枯れてしまう原因は何?

  • 「多湿」土の表面だけでなく中まで乾いているか確認してから水やりをする
  • 「夏の直射日光」葉焼けを起こすので日陰に場所を移す、庭で地植えの場合は遮光ネットを利用する
  • 「多肥」株が弱るのでほとんど必要ない、与える場合は適した季節に置き肥をする
  • 「過度な剪定」切り戻しすぎると光合成に必要な葉がなくなるため、必ず3分の1か半分を剪定目安にする・剪定時期が遅れないようにする

ライスフラワーの楽しみ方

鉢植えや庭で地植えで育てるのはもちろんですが、他にもライスフラワーを楽しめる方法をご紹介します。つぼみが観賞用として長く楽しめるので、寄せ植えにしてもまとまりがよく、ドライフラワーにすればナチュラルでお洒落な雰囲気を楽しめます。

寄せ植え

主張の強すぎない控えめな可愛らしさで、ライスフラワーは寄せ植えにも向いています。その場合は、ライスフラワーと出来るだけ生育環境(花の季節や肥料の有無、日当たり条件など)が似ている植物を組み合わせて寄せ植えをしましょう。おすすめの植物には「アルメリア、ユーカリ、ラベンダー、ローダンセマム、ネモフィラ、カーネーション」などがあります。

ライスフラワーの寄せ植えポイント

  • 風通しをよくするために、密着させすぎないようにする
  • 咲き終わった花はこまめに摘む

ドライフラワー

ライスフラワーは花もちがとてもよいので、ドライフラワーとしても人気があります。お洒落にまとまるので、ブーケにもよく使われています。爽やかで個性的な香りがするのも人気の理由の1つです。ドライフラワーにする際は、葉が落ちやすいので葉を取ってからドライフラワーにするとよいでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

ドライフラワーにするとまた一段とお洒落な雰囲気になって素敵ですね!

花が終わったら寂しい状態になってしまいますが、ドライフラワーにすることで長く楽しめるのでおすすめです。

まとめ

季節に合わせて適切な管理を行えば、毎年花を楽しめるのが多年草の魅力です。ライスフラワーは花だけでなくつぼみのときから観賞できるので、植え替えや剪定、挿し木をしっかり行いたくさんの株を育ててみましょう。慣れてきたら寄せ植えや切り花、ドライフラワーなどにぜひ挑戦してみてください。その可愛らしさから、ライスフラワーがもっと好きになるでしょう。

chacha
ライター

chacha

山野草から観葉植物、樹木など植物全般が好きです。 植物の魅力をたくさんの人に伝えるべく奮闘しています。

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