しめじは冷凍したほうがいい?
しめじは冷凍保存すると長持ちする
しめじは水気を多く含むため鮮度が落ちやすく、生のままではあまり日持ちしません。しかし、冷凍保存をすることで賞味期限を越えても美味しく食べられます。賞味期限が迫ったしめじを長持ちさせたい場合や、たくさんしめじを購入したときは冷凍保存するとよいでしょう。
しめじを冷凍保存するメリット
メリット①賞味期限が延びる
しめじを生でそのまま冷蔵保存する場合、賞味期限は1週間~10日ほどです。しかし冷凍保存することでひと月ほど日持ちするため、賞味期限を越えても美味しく調理ができます。
メリット②旨味が増す
しめじは冷凍保存することで、旨味が増します。しめじの旨味成分である「グアニル酸」は、細胞が破壊されたときに旨味が出やすいのが特徴です。しめじは冷凍すると細胞が壊れるため、一度冷凍して故意に細胞を壊したほうが効率よく旨味成分を引き出せます。
メリット③調理の時短になる
しめじは一度冷凍すると、味が染みやすくなります。短時間で味が染みわたるため、調理の時短が可能です。また、小分けにして保存することで調理の際に使用する分のみを取り出すこともできます。さまざまな食べ方にあわせて必要な分だけ使えるので便利ですよ。
しめじの冷凍の仕方
しめじの冷凍の仕方はとても簡単です。きちんと冷凍すれば賞味期限を越えてもしっかりと美味しく調理できますよ。生のまま保存すること、しっかり密閉することが日持ちさせる大切なポイントです。適切に冷凍すればひと月ほど長持ちします。
冷凍の仕方①汚れを落とす
しめじには細かなほこりや泥がついていることがあります。汚れを落としたい場合は水洗いせずに、濡らしたキッチンペーパーなどでぬぐうように軽くほこりを落としましょう。
冷凍の仕方②小分けにする
しめじは石づきを落とし、食べやすい大きさに小分けします。食べ方にあわせて使用する量が調節できるように、なるべくひと房ずつ小分けにするとよいでしょう。
冷凍の仕方③保存用の袋に入れて冷凍する
バラバラにしたしめじを冷凍保存用の袋に入れて密封します。保存するときは均一に冷凍できるように、房が重なり合うことなく平らにならしてから保存しましょう。保存期間の目安は約ひと月です。日持ちするからといって長期間冷凍したままでは、臭みが出たり、旨味が逃げてしまったりする可能性があります。なるべく早めに食べきりましょう。
冷凍保存用の袋がない場合は?
保存用の袋がない場合は、ラップが便利です。小分けにしたしめじを、使用する分だけラップにひと固まりで包み保存しましょう。しめじをラップで隙間がないようきっちりと包むことが日持ちさせるコツです。また、食べ方にあわせてラップに包む量を変えると調理のときに便利ですよ。
しめじ同士がくっつくのを防ぐには?
冷凍前にしめじに少しでも水分がついていると、凍らせたときにしめじ同士がくっつくことがあります。また、そのまま調理すると水っぽくなり、しめじの風味や食感が落ちてしまいます。冷凍保存するときは、しっかり水分を取り除いてから凍らせましょう。
しめじを美味しく冷凍保存するコツ
コツ①水洗いをしない
しめじは水洗いをすると風味が落ちるだけでなく、長持ちしづらくなります。そのため、極力水洗いは避けましょう。汚れやほこりが気になるときはさっと手で払うか、濡らしたキッチンペーパーでぬぐいます。
コツ②水分を取り除いてから冷凍する
しめじの汚れがひどい場合は少量の水でさっと洗うくらいであれば問題ありません。その際は、冷凍前に必ず水気をしっかり取りましょう。水分が少しでもついていると、調理するときに水っぽくなってしまったり、臭みが出たりしてしまいます。キッチンペーパーの上でしっかりと水を吸わせてから冷凍すしましょう。
コツ③生のまま冷凍する
しめじは茹でたり炒めたりせず、生のまま冷凍しましょう。一度火を通してから冷凍すると解凍する際に水分が出てしまい、べしゃべしゃとした食感になってしまいます。
コツ④空気が入らないように冷凍する
しめじを冷凍保存するときは、ラップや保存用の袋でぴっちりと包み、空気に触れないようにしましょう。特に日持ちさせたい場合は、しっかりと空気を抜いてください。空気に触れないようにすることで、しめじの鮮度を保ち美味しさが長持ちしますよ。
コツ⑤急速で冷凍する
しめじは冷凍までの時間が短いほど鮮度が保ちやすくなります。急速冷凍ができる冷凍庫であれば、しめじの美味しさをしっかりと閉じ込めることが可能です。通常の冷凍庫でも、金属バッドに生のしめじをのせて冷凍させると時間の短縮になります。
出典:写真AC