しめじの解凍の仕方
冷凍させたしめじは、電子レンジなどで加熱すると水分が出てしまい、べしゃべしゃと水っぽい状態になってしまいます。せっかくのしめじの食感も台無しになり、水分と共に旨味も逃げてしまうため、おすすめできません。冷凍させたしめじは、そのまま調理に使用しましょう。
冷凍しめじの美味しい食べ方
凍らせたしめじはそのまま鍋やフライパンで茹でたり炒めたりできます。凍らせたまま調理することで、しめじの旨味や食感を活かした料理に仕上がりますよ。基本的な使い方は生のしめじと変わりありません。さまざまな食べ方ができるため、試してみてくださいね。
調理のときに温度を下げたくない場合は?
凍ったしめじをそのまま調理に使用するときは、温度がどうしても下がってしまいます。炒め物などで温度にこだわりたい場合は、さっとしめじを流水にくぐらせてから使用するか、冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍してから使いましょう。
どうしても電子レンジで解凍してから使いたい場合は?
電子レンジで凍ったしめじを解凍してしまうと、水っぽくなり旨味も逃げてしまいます。電子レンジで解凍してから調理したい場合は、スープやお味噌汁など解凍時に出た水分もあわせて調理できる食べ方がおすすめです。調理方法を工夫することで、水分に溶けだしたしめじの旨味も一緒に調理できますよ。
冷凍しめじのおすすめレシピ4選
レシピ①冷凍しめじの味噌汁
冷凍しめじで作る味噌汁は、凍らせたしめじをそのまま鍋に入れるだけのため手軽で簡単に作れます。凍らせてあることで火の通りが速くなり、生のしめじを使うよりも短時間で作れるのもうれしいポイントです。しめじだけでも風味豊かに作れますが、お好みの野菜とあわせるとさらに美味しく仕上がります。
材料(2~3人分)
- 水:500mL
- だしの素:小さじ山盛り1杯
- 冷凍しめじ:1/2パック分
- 味噌:大さじ2
作り方
- 鍋に水とだしの素を入れて煮立たせる
- 冷凍しめじを鍋に入れて茹でる
- 一度火を止め、味噌を溶かしながら入れる
- 再度火をつけ、お湯がふつふつとしてきたら火を止めて完成
レシピ②冷凍しめじの洋風スープ
冷凍しめじは洋風の食べ方もよく合います。野菜と卵、コンソメで簡単に作れるので、忙しい朝のお手軽モーニングにもおすすめです。食欲がない日でもするっと食べられる優しい味わいですよ。スープに入れる野菜はお好みで変更してください。野菜を茹でるときは、根菜は水から、葉物は湯から茹でましょう。
材料(2~3人分)
- 水:600mL
- コンソメ:小さじ3~4杯
- ニンジン:1/3本
- 玉ねぎ:1/2玉
- キャベツ:大きな葉2~3枚
- 冷凍しめじ:適量
- 卵:1個
- 塩コショウ:適量
作り方
- 野菜類はあらかじめ食べやすい大きさにカットしておく
- 鍋に水を入れてニンジン、玉ねぎを茹でる
- 水が沸騰したらキャベツと冷凍しめじ、コンソメを入れる
- 野菜がしっかり煮えたら塩コショウで味を調える
- 卵を溶き入れて完成
レシピ③冷凍きのこのマリネ
しめじのほかにも、エリンギやえのきなども冷凍保存が可能です。そのままでも長持ちしますが、調理でマリネにすればさらに日持ちさせられます。常備菜や弁当のおかずとしても使えるので便利ですよ。冷凍したきのこをそのまま電子レンジで調理するだけなので、手軽に簡単に作れます。
材料(2~3人分)
- 冷凍しめじ:ひと袋分
- エリンギ、えのきなどのきのこ類:適量
- にんにく(チューブでも可):少々
- 酒:大さじ1/2
- 砂糖:大さじ1/2
- 鶏がらスープの素:小さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- ごま油:大さじ1
作り方
- 深めの耐熱容器に冷凍しめじとキノコ類を入れる
- ごま油以外の全ての調味料を1に入れて、500Wの電子レンジで3分温める
- 容器を取り出し、よく混ぜて再度電子レンジで2分温める
- ごま油を回し入れ、よく和えて粗熱を取る
- 冷蔵庫で20~30分ほど冷やして完成
レシピ④冷凍しめじの和風パスタ
冷凍しめじとパスタがあれば簡単に作れる手軽なレシピです。材料が少ないため準備に手間がかからず、シンプルな味が楽しめます。さっと作れて休日のブランチにも便利ですよ。
材料(2~3人分)
- パスタ:300g
- 冷凍しめじ:ひと袋分
- バター:20g
- しょうゆ:大さじ1と1/2
- 類状だし:小さじ1
- 刻みのり:適量
作り方
- パスタは塩を入れずに所定時間で茹でる
- 大きめのフライパンを熱してバターを入れ、冷凍しめじを炒める
- パスタのゆで汁としょうゆ、類状だしをフライパンに入れてよく溶かす
- パスタをフライパンに入れ、よく絡める
- 器に盛り付け、刻みのりを散らして完成
冷凍保存したしめじを上手に使おう
しめじは生のまま保存すると傷みやすいですが、凍らせることで日持ちさせられます。冷凍の仕方も小分けにしてそのまま冷凍保存袋に入れるだけのため、手間もかかりません。また、生のときよりも旨味が凝縮されて味の染みが速いのもうれしいポイントです。上手に保存することで賞味期限を越えても美味しく食べられますよ。長持ちするだけではなく調理時間の短縮にもなるため、ぜひチャレンジしてみてください。
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出典:写真AC