ホタルブクロ(蛍袋)とは?種類・特徴や花言葉・開花時期などを紹介!

ホタルブクロ(蛍袋)とは?種類・特徴や花言葉・開花時期などを紹介!

ホタルブクロ(蛍袋)は林縁や道ばたに自然に咲いている山野草です。釣り鐘形のかわいい花が特徴で、種類が豊富にあります。丈夫で育てやすく生命力が強い植物です。本記事では、ホタルブクロの種類や特徴、花言葉、開花時期などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ホタルブクロ(蛍袋)とは?
  2. 2.ホタルブクロの種類
  3. 3.ホタルブクロの特徴
  4. 4.ホタルブクロの花言葉
  5. 5.ホタルブクロの開花時期
  6. 6.まとめ

ホタルブクロ(蛍袋)とは?

Photo byKIMDAEJEUNG

ホタルブクロ(蛍袋)は山野草の一種です。野に生えている何気ない植物ですが、下向きの釣り鐘形の花がかわいらしく咲き誇ります。初夏の季節を彩る花で、自然の空気を感じさせられます。北海道から九州にまで分布している多年草で、丈夫で育てやすく、庭植えや鉢植え、盆栽と多様な育て方が可能です。

基本情報

名前(和名) ホタルブクロ(蛍袋)
学名 Campanula punctata var. punctata
科/属 キキョウ科ホタルブクロ属
別名 提灯花(ちょうちんばな)、トッカンバナ
英名 Spotted bellflower
原産地 日本、朝鮮半島、シベリア東部
分類 山野草
花の色 白、紫、ピンク

名前の由来

出典:写真AC

ホタルブクロの名前の由来は、諸説あります。花の咲く時期が蛍が舞う頃に重なり、子供たちが花の中に蛍を入れて遊んだという説や、提灯の古い呼び方が「火垂る(ほたる)」ということからきているともいわれています。見た目が提灯に似ていることから「チョウチンバナ」「トッカンバナ」という別名もあるのです。

ホタルブクロの種類

Photo bykasahariman

ホタルブクロ(蛍袋)はキキョウ科ホタルブクロ属で、仲間が多い植物です。主な仲間にはサワギキョウやツルニンジン、カンパニュラなどがあります。ヨーロッパ原産のカンパニュラは園芸品種で、ガーデニングに人気の花です。ホタルブクロは変種が多く、カンパニュラと掛け合わせた園芸品種も多く出ています。

ヤマホタルブクロ

ヤマホタルブクロは、近畿地方から北海道にかけて分布している亜高山帯の植物です。草丈が40~80cm近くまで高く伸び、花は4~5cmと大きめです。ホタルブクロとの違いは、萼片(がくへん)の湾入部がふくれる点で、そのほかはほとんど変わりありません。

イシダテホタルブクロ

イシダテホタルブクロは徳島県の石立山の石灰岩地で見られるホタルブクロの変種です。草丈は30cm程度で、花は3~4cmくらいの大きさです。草丈に対して比較的大きな花をつけてアンバランスに見えますが、それゆえの趣を感じさせるでしょう。見応えがあるホタルブクロです。

シマホタルブクロ

シマホタルブクロは伊豆諸島に多く咲いている品種で、ホタルブクロの変種です。花が3cmと小さめで、斑点のないきれいな白色です。花付きがよいですが、ホタルブクロのように繁殖力が強くありません。花が咲くと清楚な印象を与えます。ホタルブクロと一緒に庭植えにすると株が消えてしまいかねないため、別に育てるとよいでしょう。

ホタルブクロ属

Photo byHans

キキョウ科ホタルブクロ属のほかの品種を一部紹介します。北ヨーロッパを中心に300種近くあり、園芸品種としてカンパニュラとも呼ばれています。日本の品種と掛け合わせ、ガーデニングでも人気です。釣り鐘形の花が鈴なりに付いて、色違いで植えると華やかさがあります。

カンパニュラ

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

カンパニュラは南ヨーロッパ原産で「フウリンソウ」とも呼ばれます。花壇や鉢植えで栽培されているのも見たことがあるのではないでしょうか。丈夫で花色も豊富にあり、ガーデニングで注目を集めています。花の形はホタルブクロと同じように釣り鐘形で、花が少し上向き加減に咲くのが特徴です。

イトシャジン

イトシャジンは北ヨーロッパ原産の植物で、低地から亜高山の広い地域に分布しています。ホタルブクロよりキキョウに近い花です。ブルーの色が鮮やかで花期が5月~8月と長く楽しめます。花はキキョウのように上向きにつき、茎が細く山野草の風情が出ています。

ホタルブクロの特徴

Photo by hiyang.on.flickr

ホタルブクロの特徴は、多年草で病気にも強く育てやすいところです。日本各地に分布し、草原や林でよく見かけられます。地下茎を伸ばして増え、花を咲かせた後は種と子株を多く残します。若芽は食用にでき、食卓に春の季節を運びます。

特徴①花の色

Photo by suneko

ホタルブクロの花の色は薄紫が多いですが、濃い紫や白色、黄色などもあります。ホタルブクロは萼片の湾入部に反り返った付属帯がついています。変種が多く斑点が入っていたり、筋が入っていたりする花も多く見かけられるでしょう。色のついていない白の花を咲かせる種類は珍重されます。ブルーや黄色など濃い色も多くあり、異なる色で数種類育てて楽しめます。

園芸品種は花付きがよく次々と咲くため、切り花で楽しめます。切り花にするときには、葉を落として少なめにして花を目立つようにするとよいでしょう。主役になる花ではありませんが、脇役として楚々とした雰囲気を出します。カンパニュラと同属の花のため、西洋の緑の葉と合わせても引き立ちます。

特徴②葉

Photo by Dakiny

ホタルブクロの葉は根出葉と茎葉の2種類があります。根出葉は長い葉柄を持っていて花期に枯れます。朝顔の葉を大きくしたような形で、繁殖力が強いため雑草と間違えてしまうこともあるのです。茎葉は葉柄が短くて三角形に近い形で茎に互生し、葉は花が終わると自然に枯れてしまいます。

ホタルブクロの花言葉

Photo by harum.koh

ホタルブクロの花言葉には、「正義」「貞節」「忠誠を尽くす心」「忠実」「誠実」などがあります。「正義」や「忠誠を尽くす心」などの厳粛な印象の花言葉は、花姿が釣り鐘に似ていることや、教会や宗教的な意味合いが由来します。英名の「bellflower」は花の形からつけられました。

誕生花

ホタルブクロは、6月5日、7月10日、11月26日の誕生花です。6月5日の誕生花にはダリアとマリーゴルドがあります。7月10日はキンギョソウとラベンダー、11月26日はグラジオラスも誕生花です。誕生花の根拠は国によって異なり、神話や風習、伝承などが参考にされています。6月と7月はホタルブクロの花の咲いている時期ですが、11月は葉が枯れて休眠期に入る頃です。花の時期以外の11月に誕生花とされているのは面白いといえるでしょう。

ホタルブクロの開花時期

出典:写真AC

ホタルブクロ(蛍袋)の開花時期は5月下旬~7月頃です。初夏の季節に提灯のかわいい花が次々と咲く様子が華やかです。種類によっては8月頃まで咲いています。開花してから3日程度、美しい姿で咲いています。ホタルブクロの花は雄の状態で開花して、そのあと雌に変化します。

出典:写真AC

雄しべが花粉を出し切ったのちめしべとなり、昆虫にほかの花の花粉を受粉してもらいます。花の開き具合で、雌雄の判断ができます。つぼみでもすでに花粉が出ていて、先端が割れたときには雄となり受粉を待っています。花開いているころには雌に変化し、花が終わったのちは実をつけて種で子孫を残すのです。オスからメスに変化するのは、自家受粉を避けるためです。自然の摂理にかなっている変化といえます。

まとめ

Photo by Dakiny

ホタルブクロは、自然の趣があり小さな提灯形の花がかわいらしい花です。ホタルブクロは丈夫であまり手を加えなくても毎年花が咲くため、初心者でも育てやすいのも嬉しいポイントです。初夏の季節から夏まで楽しめ、観賞用や茶花として古くから親しまれています。蛍の飛び交うころにホタルブクロの花を見かけたら、花の中に蛍を入れてみませんか。

buusencho_sunu
ライター

buusencho_sunu

分かりやすい文章を書きたいと心がけていますが、まだまだ修行中です♪

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