植物が育ちやすい土とは?育ちのよい土の条件や改良方法まで解説

植物が育ちやすい土とは?育ちのよい土の条件や改良方法まで解説

植物を育てるときに便利な、植物別の専用培養土の利用が増えています。すぐ植えつけられ、土を改良しながら育てる手間も減りました。しかし、土を知っていると植物にあわせた土づくりができます。この記事では、土についての知識や土の改良方法を紹介します。

記事の目次

  1. 1.土の役割とは
  2. 2.植物がよく育つ土の条件
  3. 3.土の改良方法
  4. 4.土の再利用方法
  5. 5.土の見分け方
  6. 6.まとめ

土の役割とは

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植物を育てるとき、種や苗は土に植えつけることがほとんどです。土は、植物の生育にとても重要な働きをしており、植物が倒れないように支えながら根を守っています。そのほか、成長に必要な水分や栄養を与える役割もあります。

専用の培養土が便利

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植物を植えつける土には、種まき用やバラ専用など用途別や植物別に作られた土があります。専用の培養土には、植物にあわせていくつかの土を混ぜあわせてあるうえ、肥料まで配合されています。そのため、どの土を使用すればよいのか悩むことがなく、土を混ぜる手間もかからないなど大変便利です。

土は自分で作れる

しかし、植えたい植物にあった培養土の種類がなかったり、庭の広い範囲に使用するならば予算的な問題もあったりします。植物を育てる土は、自分でも作れます。土の作り方を知っておくと、さまざまな種類の植物を育てていても、専用の土をいくつもストックする必要がありません。

土の改良方法を知ろう

出典:写真AC

庭の場合、土をすべて入れ変えるとなると大変な作業です。しかし、植物の育ち具合が悪いと部分的にでも土を改良する必要がでてきます。また、鉢植えやプランターは植え替えが必要なため、使用後の土の処分に悩む方も多いのではないでしょうか。土の改良方法の知識を得れば、悩むことが少なくなります。土の知識はガーデナーにとって必須といえるでしょう。

植物がよく育つ土の条件

出典:写真AC

土づくりや土の改良にとりかかるとき、土についての正しい知識がないとどうすればよいのか困ってしまうでしょう。植物が育ちやすい土には条件があります。どのような条件なのかを紹介します。

条件①適度な保水性

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保水性とは、土が水分を保つ力のことで「水もち」ともいわれます。水やりの頻度が少なくてすむ土は、保水性がよいです。保水性がよすぎると、土の水分が多すぎて植物が根腐れする原因となります。一方、保水性が悪いと土が乾燥し枯れやすくなるため、植物が育ちやすい土は適度な保水性をもつことが重要です。

条件②水はけ

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水はけとは、水の抜け具合のことで「排水性」ともいわれます。鉢植えの植物に水やりをするとき、鉢底からなかなか水がでてこない土は水はけがよくありません。水はけがよくないと植物の根が空気と触れにくくなり、育ちが悪くなったり根腐れの原因になったりします。一方、水はけがよすぎると水やりの回数も増えますし、土が乾燥しやすいため植物が枯れやすくなります。

条件③通気性

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通気性とは土が空気を通す性質のことで、植物が育ちやすい土には必要な条件です。通気性がよいと、空気を多く含んだふかふかした土になります。土がふかふかしていると根がしっかり張れるため、植物は元気に育ちます。

通気性が悪いと根腐れを起こす

植物は根も呼吸しており、土にも酸素が必要です。空気を多く含む通気性のよい土は、根に与えられる酸素もしっかり含んでいます。粘土質の土は空気を含みにくく通気性も悪いため、植物の育ちが悪いです。通気性が悪いと、植物が枯れる原因となる根腐れを起こします。

条件④酸性度

出典:写真AC

一般的な植物は、弱酸性から中性の土で育ちやすい性質を持っています。土の酸性度が変わると、根から栄養が吸収されにくくなり生育が悪くなる原因となります。また、栄養状態が悪い植物は病気にもかかりやすく、土の酸性度も植物が育ちやすい土の重要な条件です。

条件⑤栄養分

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植物は、栄養分のないやせた土よりも栄養分を多く含む肥えた土のほうが元気に育ちます。植え付けるときに肥料を混ぜ込むことで土に栄養分を与えていますが、土自体に「保肥性」があるのかも大切です。保肥性とは土に栄養分をとどめられる性質で、保肥性が高いと雨や水やりのあと土から栄養分が流れ出しにくく、肥えた土を維持できます。

次のページでは、土の改良方法を見ていくよ!

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土の改良方法

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