記事の目次
- 1.はじめに
- 2.上手な生垣の作り方
- 3.生垣におすすめの樹木①オリーブ
- 4.生垣におすすめの樹木②トキワマンサク
- 5.生垣におすすめの樹木③アラカシ
- 6.生垣におすすめの樹木④サザンカ
- 7.生垣におすすめの樹木⑤ウバメガシ
- 8.生垣におすすめの樹木⑥マキ
- 9.生垣におすすめの樹木⑦キンモクセイ
- 10.ガーデニングも楽しめる生垣①バラ
- 11.ガーデニングも楽しめる生垣②コニファー
- 12.ガーデニングも楽しめる生垣③ツツジ
- 13.ガーデニングも楽しめる生垣④ツバキ
- 14.生垣におすすめのハーブ①ローズマリー
- 15.生垣におすすめのハーブ②ローレル
- 16.生垣におすすめのハーブ③ラベンダー
- 17.生垣におすすめのハーブ④ユーカリ
- 18.まとめ
はじめに
はじめに生垣と垣根の特徴を紹介します。和風のものから洋風のものまで、家の外構としても人気が高い生垣は、家の雰囲気をおしゃれにしてくれますね。それでは、生垣と垣根の違いを見ていきましょう。
垣根とは
垣根とは、生垣やフェンス、ブロック塀や竹材で組まれたものを指します。目隠しのほかに自分の家の敷地と外を隔てる役割があり、防風や防火などからも家を守ってくれます。
生垣とは
生垣とは、樹木や植物で作られた垣根のことをいいます。低木で作られていることが多いのが特徴です。フェンスやブロック塀で作られた垣根とは違い、生きている植物を使うことから、生垣と呼ばれるようになりました。
生垣で防犯対策
生垣を植えることは、家の中を見えにくくする目隠しの効果があります。フェンスのように足がかかるところも少ないので、敷地内への侵入を防ぐこともできます。木々に触れることでカサカサと音がなるため、生垣は防犯対策に有効といえるでしょう。
目隠しが裏目に出ることも?
目隠しの効果がある生垣ですが、家の中の様子が見えにくくなることで、犯罪者が家の中に侵入していたとしても、外から気づかれにくいというデメリットがあります。こういった面から、生垣のあり方が見直されています。
上手な生垣の作り方
初心者でも簡単にできる生垣の作り方を紹介します。生垣の作り方や植物の植え方が分かれば、おしゃれな生垣を簡単に作ることができます。庭づくりを行う感覚で、ぜひ、挑戦してみてください。
背の高い植物を使った生垣の作り方
背の高い植物を使った生垣は、目隠しだけではなく、家のシンボルにもなります。一度植えると移動できくなるデメリットがありますが、存在感抜群です。初心者でも簡単なので作り方を参考にしてみてください。
大きい穴を掘って植えよう
背の高い植物の植える場合は、根鉢のおよそ3倍程度の穴を掘って堆肥を入れます。掘りおこした土を元に戻し、水やりを行ってから支柱を立てます。大きく根が張るため、等間隔で植えていきましょう。
支柱を立てる目的は?
背の高い樹木は目隠しとして有効ですが、風などで倒木してしまう可能性があるので、必ず支柱を立てましょう。太い杭木を使うのがいいですよ。しっかり支えることで根も張りやすくなります。
背の低い植物を使った生垣の作り方
ツツジなどの低木で作る生垣は、手入れも楽に行うことができます。初心者でも栽培がしやすく、生垣に使える植物の種類が多いのも魅力的です。目隠しのほかにも、目線と同じ高さで花を楽しめるのも低木ならではですよ。
植え方のポイント
低木を使った生垣の作り方は、植物を密集させるように植えることがポイントです。そうすることで、壁のようなしっかりした生垣を作ることができます。ある程度の大きさに成長するまでは、支柱を立てるといいですよ。
フェンスに沿って植物を植える生垣の作り方
すでにあるフェンスに沿った作り方なら、フェンスがガイドラインの役割をしてくれるので、初心者でも簡単に作業することができます。撤去するのももったいないので、活用していきましょう。
防犯効果も期待できる
フェンスをよじ登られても、その先に植物があることで侵入しづらく感じさせることができます。植物の植え方も、フェンスに沿って植えればいいので、とても楽に行えます。フェンスと植物をひもで縛れば支柱の代わりにもなるので、フェンスはなにかと便利なアイテムといえるでしょう。
生垣におすすめの樹木①オリーブ
高さ | 2m以上 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
庭のシンボルツリーとしても大人気が高いオリーブの木は、洋風のおしゃれな生垣作りにぴったりです。冬でも葉が落ちないので目隠しとしても大活躍します。剪定を行う必要がありますが、手入れの手間も少なく育てやすい植物です。
オリーブの植え方
ホームセンターなどで購入できる苗を使うのがおすすめです。水はけのよい土で育てましょう。地植えなら、頻繁に水やりをする必要はありません。一定の高さに剪定することで、低木の生垣を作ることができます。
- 植え付けは3~4月に行いましょう。
- 秋に収穫できる実はオイル漬けなどに活用できます。
生垣におすすめの樹木②トキワマンサク
高さ | 3m以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 強い |
あざやかな花色が特徴的なトキワマンサクは、生垣に適した人気の植物のひとつです。和風と洋風どちらにも合わせやすく、おしゃれな生垣を作ることができます。病気や害虫にも強く、手入れも簡単なのでガーデニング初心者にもおすすめの樹木です。
トキワマンサクの植え方
トキワマンサクは日当たりのよい環境を好みますが、明るい日陰でも栽培することができます。水はけのよい土を用意しましょう。植えつけたあとは、倒れないように支柱をたてるといいですよ。
- 植え付けは4月または9月に行いましょう。
- 開花後に剪定を行うと次の花つきがよくなり、病気などの予防にもなります。
生垣におすすめの樹木③アラカシ
高さ | 15m以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 強い |
アラカシは公園などでもよく見かける、どんぐりができる木です。庭のシンボルツリーにも適した人気が高い植物です。放っておくと15mを超える高さに成長するので、垣根として使う場合には、低木の高さに手入れをする必要があります。
アラカシの植え方
アラカシは風通しがよく日当たりのよい環境を好みます。寒さにも比較的強い植物ですが、霜に当たると枯れてしまう場合があるので注意が必要です。植え付けは暖かくなる4月頃がいいでしょう。9月頃もおすすめです。
- 6月または11月頃に剪定を行いましょう。
- どんぐりを乾燥させずに保存して、種として使うことができますが、発芽率はやや低いです。
生垣におすすめの樹木④サザンカ
高さ | 2m以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 強い |
垣根として大変人気のサザンカは種類も豊富で、花色もたくさんあるので育てるのが楽しみになります。作り方も簡単で、間隔をつめて密集するように植えることで、フェンスのような役割を果たすことができ、おしゃれな生垣を作ることができますよ。
サザンカの植え方
サザンカは日陰でも栽培することができます。西日が苦手なので日の当たり方にを工夫しましょう。植え付けてすぐのうちは、土が乾かないようにこまめに水やりを行います。2年以上たてば、水やりの必要はありません。剪定は数年に1度行います。
- 3月または9月頃に植え付けを行いましょう。
- 外気温が-5℃以下の環境では寒さの対策が必要になります。
- 成長を促すためにも、花がらの摘み取りも忘れずに行いましょう。
出典:写真AC