ロマネスコとは?
ロマネスコは、野菜のカリフラワーに似た見た目をしている植物です。日本ではあまり生産されていないので、目にする機会は少ないですが、欧米やヨーロッパではパスタやピザなどの料理によく使われています。食感や味はカリフラワーに似ており、カリフラワーやブロッコリーと同じように調理して食べることが可能です。
基本情報
ロマネスコの基本情報
- 花名:ロマネスコ
- 英名:Romanesco broccoli/Cauliflower romanesco
- 原産地:ヨーロッパ
- 別名:キミドリサンゴ/サンゴ礁/うずまき/カリッコリー/カリブロ/やりがい君
- 旬:11月~2月頃
- 科・属名:アブラナ科・アブラナ属
見た目
ロマネスコはとても不思議な形をしており、その理由は突然変異だといわれています。ロマネスコにはドリルのようなものが集まっており、少し変わった見た目をしています。集合体恐怖症の方には苦手な見た目かもしれません。
種類
ロマネスコには種類がたくさんあります。「失敗した」「思っていたのと違う」というようなことが起きないためにも、それぞれの種類や特徴を知っておく必要があります。ロマネスコを楽しむために、ロマネスコの種類とその特徴を解説していきます。
ロマネスコの種類①スパイラル
ロスマネコのスパイラルは、耐寒性に優れており、甘みの強い野菜です。秋どりでは植えつけたあと約150日で収穫することができます。スパイラルを食べる場合、甘みを活かすため、加熱時間は短めが最適です。
ロマネスコの種類②ネオ・スパイラル
ロマネスコのネオ・スパイラルは、暑さに強くて形が崩れる可能性が低い野菜です。こちらも甘みが強く、グラタンやパスタに混ぜるとおいしいく頂けるでしょう。春頃から夏の初めに植えつけると、65日~75日ほどで収穫することができます。
ロマネスコの種類③ダ・ヴィンチ
ロマネスコのダ・ヴィンチは、茹でると魚や肉料理にぴったりの野菜です。ブロッコリーやカリフラワーと同じく、スープにしてもおいしく食べられます。ダ・ヴィンチは、植えつけた後75日~90日ほどで収穫をすることができ、非常に生育早生です。
花言葉
ロマネスコは、集合体恐怖症の方から見ると少し不気味に見えるかもしれませんが、実は「世界一美しい野菜」と評価されています。そんなロマネスコの花言葉は「お祭り騒ぎ」です。カリフラワーと同じ花言葉となっています。
ボタニ子
ボタ爺
なぜ花言葉が「お祭り騒ぎ」なのか詳しくわかっていないのだが、もしかしたら沢山集まってにぎやかに見えるから「お祭り騒ぎ」なのかもしれないね。
ロマネスコの育て方①準備
上記では、ロマネスコの花言葉や種類など、基本的な情報を解説しました。ロマネスコを育てるためには、ロマネスコの事を理解することがとても重要です。ここからは、ロマネスコを育てはじめる上で準備するもの、土づくりの方法などを解説します。
準備するもの
準備するもの
- ロマネスコの種または苗
- 土
- 肥料や堆肥
- 鉢または横長プランター
- ポリポット
- スコップや軍手など園芸用の道具
土づくり
ロマネスコは鉢植え(プランター)と地植えのどちらもできる植物です。プランターで育てる場合の土と、地植えで育てる場合の土は一緒ではないので注意してください。健康なロマネスコを育てるための土を紹介します。
プランターの場合
ホームセンターや園芸店などに売っている野菜用培養土をおすすめします。繊維が多く、やわらかい土の方が根が張りやすいので、できるだけやわらかい土を選びましょう。
地植えの場合
地植えの場合、土の深さを20cm~30cm程度掘ってください。掘ったところに、1㎡あたり100gの弱土石灰を混ぜて1週間寝かせます。1週間寝かせたら、1㎡あたり2kgの堆肥をまきます。堆肥をまいた土に野菜用培養土を200g混ぜましょう。
ボタニ子
次ページではロマネスコの植え方や管理方法を紹介します。
少し変わった見た目をしているから「お祭り騒ぎ」なのかな?