ロマネスコの育て方②植え方
苗からの育て方
ロマネスコは種から育てることもでき、苗から育てることもできます。苗を選ぶ場合、病気や害虫がいないか、また葉の色、厚さなどをチェックして購入しましょう。
いつ植えるべき?
「ロマネスコを育てよう」とやる気になって何も考えず植え付けてしまうと、健康なロマネスコは育ちません。ロスマネコの苗を植えつける最適な時期は、夏のおわり頃です。8月のおわりから9月頃が丁度よいといえます。
植え方のポイント
ロマネスコの苗の植え方
- まず初めに容器の縁の2cm~3cm下くらいまで土を入れます。
- 次に苗が入るくらいの穴を掘ります。
- 穴にたくさん水を入れ、土に染みこませます。
- 穴が壊れないよう注意しながら苗をゆっくり丁寧に植えます。
- 苗がすぐに倒れてしまわないよう、周りの土で苗を固定します。
- 植えつけた後は水をたくさん与えます。
ボタニ子
ボタ爺
植えつけた後の土はとても乾燥しやすいんじゃ。株に十分に水を行き渡らせるため、もう一度与えるんじゃよ。
種からの育て方
「苗ではなく、種から育てたい」という方もいるかもしれません。種から育てる場合も、最適な時期とそうでない時期があります。また、種から育てる場合地域によっても時期が違います。
いつ種まきするべき?
ロマネスコの種まきの時期は幅広いですが、基本的には7月のおわりから8月のおわりくらいまでには種まきをおわらせておくとよいでしょう。それぞれの地域の気温とロマネスコの性質を考慮に入れながら、最適な時期に種まきをしましょう。
種まきの仕方
ロマネスコの種まきの仕方
- まず初めに容器に土を入れます。
- 次に真ん中に深さ1cmの穴を掘ります。
- 穴に5粒~6粒の種をまきます。
- 軽く土を被せて水やりをします。
- 土の乾燥を防止するため容器の上に新聞紙や布などを被せます。
- 発芽したら容器の上に被せたものを取り、土が乾燥してから水やりをします。
ボタ爺
種まきの穴は人差し指で開けるといいぞ。
上手に発芽させる方法
ロマネスコを発芽させるのは初心者には少し難しいかもしれません。ロマネスコを発芽させるための条件は、水、温度、日当たりの3つです。これらの条件がすべて揃っていないと発芽は難しいといえます。
ロマネスコを発芽させる条件
- 湿度が高くて涼しい場所が好き
- 日当たりが強い場所が苦手(できれば日陰がよい)
- 温度は20℃~25℃が最適
ロマネスコの育て方③管理
ロマネスコを丈夫に育てるためには毎日のお手入れと観察が大切です。手をかけて育てれば、植物は応えてくれます。ロスマネコとの仲を深めるためには、どのようなお手入れをしたらいいのでしょうか。
水やり
ロマネスコは水切れを起こすと枯れてしまいます。水切れを防ぐために、土が乾いたら水やりをしましょう。容器の下から水がでてくるまでたっぷりと水やりをしてください。1週間に1回~2回の水やりが目安です。夕方や昼ではなく、朝に水やりをするように心がけましょう。
肥料
ロマネスコは肥料が足りないと大きく育ちません。だからといって与えすぎると肥料やけをしたり、害虫が発生してしまう可能性が高くなるので、適度な量を与えるようにしましょう。ロマネスコにおすすめの肥料は、無機質系の固形肥料または液体肥料です。リン酸を多く含む肥料を選びましょう。定期的に肥料を与えることで、失敗を防ぐことができます。
場所
発芽するまでのロマネスコは日陰を好みますが、発芽後は日当たりのよい場所を好みます。しかし、日当たりが強すぎると葉焼けや最悪の場合枯れてしまうことも考えられるので、寒冷紗で覆って日当たりから守りましょう。台風や大雨の日は部屋の中に避難させてください。
ボタニ子
次ページではロマネスコを育てる上での注意点を紹介します。
植えつける前に穴に水を染みこませたのに、どうして植えつけた後にも水やりをするの?