セージってどんなハーブ?花・葉の特徴や効能と上手な管理方法をご紹介

セージってどんなハーブ?花・葉の特徴や効能と上手な管理方法をご紹介

スーパーのスパイス売り場で見かけるセージの小瓶。セージってどんな植物なんだろう?どんな花が咲くんだろう?と思ったことはありませんか?今回は原産地の違いによるセージの分類と、薬用セージの花や葉の特徴と効能、管理方法などを中心にセージの魅力を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.セージとは
  2. 2.セージの特徴
  3. 3.セージの効能と使い方
  4. 4.セージの育て方
  5. 5.セージの管理方法
  6. 6.コモンセージの種類
  7. 7.サルビアと呼ばれるセージ
  8. 8.まとめ

花を楽しむセージ①【チェリーセージ】

Photo by kanonn

学名 Salvia greggii
別名 サルビア・グレッギー、オータムセージ
分類 耐寒性多年草・シソ科アキギリ属
原産地 メキシコ
草丈 80cm
開花期・花の色 初夏~秋・赤
耐暑性 強い
耐寒性 強い(-12℃)

園芸店や近隣のお庭でもおなじみのチェリーセージ。小さな赤い花が風に揺れている姿には風情があります。「ホットリップス」という白い花の先端に唇のような特徴が入る品種も人気です。混んできた枝を切り戻してあげると、繰り返し花を咲かせてくれます。

花を楽しむセージ②【メキシカンセージ(アメジストセージ)】

Photo by Randy Son Of Robert

学名 Salvia leucantha
別名 メキシカンブッシュセージ
分類 耐寒性多年草・シソ科アキギリ属
原産地 メキシコ
草丈 1~1.2m
開花期・花の色 秋・赤紫
耐暑性 強い
耐寒性 強い(-7℃)

アメジスト色の花が見事なメキシカンセージ。花のがくの部分がベルベッドのような手触りなのが特徴的です。数あるサルビアの種類の中でも強健で大株に育ち、一面をアメジスト色で埋め尽くしていきます。草丈があるのでボーダーガーデンの背景にもおすすめです。

花を楽しむセージ③【ジャーマンダーセージ】

Photo by cultivar413

学名 Salvia chamaedryoides
別名 サルビア・カマエドリオイデス
分類 耐寒性多年草・シソ科アキギリ属
原産地 メキシコ
草丈 40cm
開花期・花の色 初夏~秋・青
耐暑性 強い
耐寒性 強い(-12℃)

青い花とシルバーリーフが涼しげなジャーマンダーセージ。花つきもよく、極寒地でなければ冬の間も葉を常緑のまま保ちます。成長も早く、花後に切り戻すと枝数も増えて安定し、株の形も整います。乾燥に強いのでロックガーデンにもおすすめですよ。

花を楽しむセージ④【メドーセージ】

Photo by peganum

学名 Salvia guaranitica
別名 サルビア・ガラニチカ
分類 耐寒性多年草・シソ科アキギリ属
原産地 メキシコ
草丈 1.2m
開花期・花の色 夏~秋・青
耐暑性 強い
耐寒性 強い(-12℃)

メドーセージの名前で流通しているサルビア・ガラニチカ。丈も高く大株になると圧倒的な存在感を放ちます。古株になると根本が木質化して株立ちになり、毎年元気に成長してくれるので育て方も簡単です。花も大きく花数も多いため、虫たちも蜜を求めてやってきますから苦手な方はご注意くださいね。

花を楽しむセージ⑤【パイナップルセージ】

Photo by Starr Environmental

学名  Salvia elegans
別名 サルビア・エレガンス
分類 耐寒性多年草・シソ科アキギリ属
原産地 メキシコ
草丈 1.5m
開花期・花の色 晩秋・赤
耐暑性 強い
耐寒性 強い(-7℃)

見事な赤い花を咲かせてくれるパイナップルセージ。特徴は葉からパイナップルのような甘い匂いがすることで、名前の由来もここからきています。咲き始めは晩秋と他のサルビア類よりも遅めですが、切り戻して暖地で環境が合えば、初冬まで赤い花を咲かせてくれます。

まとめ

Photo by Jörg Hempel

温帯から熱帯地方にかけて、約900種も分布しているとされるサルビアの仲間たち。今回はハーブとしての効能のあるコモンセージをメインに取り上げてみました。セージの仲間はほとんどが耐寒性・耐暑性に優れる多年草ですが、数年同じ株を栽培し続けていると株の形が乱れてきます。定期的に剪定や切り戻しをしたり、挿し木での増やし方を試したりと上手に管理して、収穫を楽しみましょう。

藤茶話
ライター

藤茶話

失敗の多い園芸オタク。今年はギボウシの庭をつくります!

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