シルバープリペットの増やし方
シルバープリペットは「挿し木」という方法で簡単に増やせます。剪定で切り落とした枝を使用できるため、効率のよい増やし方です。そんなシルバープリペットの、挿し木での増やし方に適した時期や方法をご紹介します。
増やし方①挿し木に適した時期
挿し木に適した時期は6月〜7月なので、開花が終わった頃に剪定と挿し木を同時に行えます。また、梅雨は多湿により根腐れしやすいので、梅雨明けに挿し木を行うのがおすすめです。
増やし方②挿し穂を作る
若くて健康な枝を選び、枝先から15cm〜20cmの長さでカットします。下のほうに付いている葉を切り落とせばシルバープリペットの「挿し穂」の完成です。切り口を10分ほど水に浸し、たっぷりと水を吸わせましょう。
増やし方③用土に挿す
赤玉土などの挿し木用の用土を準備します。挿し穂を挿し、倒れないようにしっかりと土で固定してください。発根するまでたっぷりと水を与えて育てます。水切れを起こすと上手に発根しないため、土の表面が乾く前に水やりをするのがポイントです。
シルバープリペットの種類
シルバープリペットにはさまざまな種類があります。どれも鮮やかな葉の色が魅力的で、甘い香りのする花を咲かせるのが特徴です。どの品種も大きく成長するため、鉢植えだけでなく地植えにして生垣として利用される場合が多いです。そんなシルバープリペットの種類をご紹介します。
プリペット(原種)
葉に班が入らず、鮮やかな緑色の葉をもつプリペットの原種です。成長のスピードが速くこまめな手入れや剪定が必要ですが、すぐに生垣として利用できる利点があります。秋や冬になると、葉が黄色や茶色に変わります。そのあとで落葉しますが、春になるとすぐ芽吹いて新しい葉を付けるのが特徴です。
プリペット・オーレア
プリペット・オーレアは葉の縁が黄金色の種類で、とても華やかなイメージがあります。中国が原産で、鉢植えで売られているものは落葉しやすく、秋〜冬にかけては葉がない状態で売られている場合が多いです。高さが3mほどまで成長するため生垣としても使用できます。
プリペット・レモンアンドライム
プリペット・レモンアンドライムは、西洋風の庭の生垣にぴったりの品種です。レモン色や黄色の班が入った葉が美しく、明るい印象を与えてくれます。別名「班入りセイヨウイボタノキ」や「班入りセイヨウボタ」と呼ばれています。
まとめ
シルバープリペットの特徴や手入れの仕方、剪定方法や増やし方などをご紹介しました。班入りの葉が太陽の光に当たってキラキラと輝く様子が魅力的で、開花時期には甘くて優しい香りのする花をたくさん咲かせます。生垣として育てると、葉の色や花の香りを楽しめる天然のプライベート空間が作れるためおすすめです。シルバープリペットを生垣として育て、ぜひ素敵なくつろぎ空間を味わってみてくださいね。