ゴールドクレストの剪定方法を解説!適切な時期や枝・葉の選び方とは?

ゴールドクレストの剪定方法を解説!適切な時期や枝・葉の選び方とは?

ゴールドクレストは観賞用としても人気が高く、クリスマスにはミニクリスマスツリーとしても使えるのがポイントです。コニファーという針葉樹の一種で、美しい緑を保つには剪定が欠かせません。ゴールドクレストの剪定方法について、葉や枝の選び方や仕立て方などを解説します。

記事の目次

  1. 1.ゴールドクレストとは?
  2. 2.ゴールドクレストに剪定が必要な理由
  3. 3.ゴールドクレストを剪定する前に知っておくべきこと
  4. 4.ゴールドクレストの剪定方法
  5. 5.ゴールドクレストを剪定する適期
  6. 6.ゴールドクレストを剪定するポイント
  7. 7.まとめ

ゴールドクレストとは?

Photo by kayakaya

ゴールドクレストは色鮮やかな黄緑色と円錐状に葉が伸びる事から、手頃なクリスマスツリーとして人気が高い植物です。季節に左右されにくく通年楽しめますが、剪定をしないときれいな状態を保てません。ゴールドクレストの美しさを保つために行う剪定の種類とコツ、剪定の注意点について解説していきます。

基本情報

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学名 Cupressus macrocarpa 'Gold Crest'
原産国 アメリカ・カリフォルニア
ヒノキ科
イトスギ属
モントレースギ
品種 ゴールドクレスト
花言葉 不変・真っすぐ生きる

ゴールドクレストは、カリフォルニアのモントレーイトスギを品種改良した常緑針葉樹で、コニファーの一種です。挿し木でも簡単に増やせるなど生産しやすいことから、コニファーの種類では一番人気があります。

コールドクレストの特徴

Photo byKamilfoto

ゴールドクレストの外見的な特徴

新芽が色鮮で、葉がウロコ状になっているのが特徴的です。黄金色をしている事からゴールド(gold)、ウロコ状の葉が鶏冠や冠毛に似ているのでクレスト(crest)と名付けられています。幹はまっすぐに伸びますが、ウロコ状の葉は密生していて円錐状に伸びます。

ゴールドクレストを選ぶ際の注意点

春から秋にかけては芽吹きの黄緑色が鮮やかで、冬には緑が濃くなり橙色になるなど季節によって色の変化を楽しめるのも特徴です。鉢植えから庭木まで幅広く楽しめて、冬にはクリスマスツリーやリースにも使われています。葉にはシトラスのような強い芳香があるので、香りについては好みが分かれるかもしれません。

ゴールドクレストに剪定が必要な理由

Photo by cho45
ボタニ子

ボタニ子

なぜゴールドクレストに剪定が必要なのか?その理由を説明します。

理由①

ゴールドクレストは葉が密生しているので、湿気の多い日本では葉に湿気がたまりやすくなります。そのままにしておくと湿気が小こもってしまい内側から枯れる可能性があります。剪定すると風通しがよくなり、湿気で枯れるのを防げます。

理由②

ゴールドクレストは、根を浅く張るという特徴があります。地植えの場合は樹高が数mの高さになる事も珍しくありません。通常は問題なくても、台風など強風の影響で倒れる可能性があります。また、風では倒れなくても、剪定せず葉が増えると上の部分が重くバランスが崩れ倒れる可能性もあるので注意してください。

理由③

葉が密生していると、害虫が付きやすいというのも剪定が必要な理由です。害虫が付き病気になる可能性もあります。剪定する事で、害虫や病気の予防につながります。

ゴールドクレストを剪定する前に知っておくべきこと

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鉢植えと地植えについて

鉢植え

ゴールドクレストは比較的育てやすく、挿し木で簡単に増やせます。しかし湿気に弱く日が当たる暖かい場所を好むので、最初から庭木として取り入れるには高さもあり少しハードルが高くなります。初心者は小さいサイズの鉢植えから試すのがおすすめです。

地植え

庭木として育てる場合は、簡単に植え替えできませんので場所決めは慎重にしてください。大きくなるほど高さも出るので、高い位置の剪定が難しく、特に下の部分が枯れやすくなります。きれいな形を維持しつつ剪定するには、経験が必要なので地植えは上級者向きです。

できるだけハサミは使わない

剪定にはハサミを使う、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?通常はハサミを使って剪定しますが、ハサミを使うと金属が当たった部分が赤く変色してしまいます。手で摘み取るようにすればOKです。成長して枝が太い場合は、枝部分のみハサミを使ってください。

ボタニ子

ボタニ子

次は、いよいよ剪定方法についてご紹介します!

ゴールドクレストの剪定方法

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ボタニ子

ボタニ子

ゴールドクレストの剪定方法は、大きく分けて次の3種類の方法があります。

芯止め

ゴールドクレストは主幹がぐんぐんと伸びてきます。高さはお好みでOKですので、決めた高さで主幹を切り取り「芯止め」をします。この時上の部分が丸くなりますが、円錐形にしたい場合は周囲の枝や葉も整えるような仕立て方がおすすめです。

切り戻し

不要な枝や傷んでいる葉を取り除くのが「切り戻し」です。切る範囲は作りたい形や大きさに合わせるので、お好みで決められます。内側に枯れた葉が残ったままになっている場合は、風通しが悪くなるので手で枯れ葉を取り除いてください。この時新芽の出ていない枝があるようなら、ハサミで切り落としておきます。

刈り込み

好みのスタイルになるよう、葉先を1cm~2cmくらい摘み取るのが「刈り込み」です。摘み取った葉先をうっかり内部に落としてしまうと、湿気がこもる原因になります。残しておかないよう最後に確認するようにしてください。葉を切り落とすと、その部分だけ枝が枯れてしまいます。残したいところの葉は切り落としすぎないよう注意してください。

ボタニ子

ボタニ子

種類毎に目的と意味が違うので、場所によって仕立て方を使い分けるのがポイントです。

ゴールドクレストを剪定する適期

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ボタニ子

ボタニ子

ゴールドクレストを剪定する場合は、ベストな時期に行うのが大切です。剪定に適した時期と注意点について解説します。

剪定する時期①

ベストな時期は、3月~6月と9月~10月の2回あります。3月頃から新芽が伸び始めるので、多少摘み取りすぎてもすぐに新芽が映えてきます。梅雨が来る前に剪定を済ませ風通しをよくしておくため、3月~6月がベストです。

剪定する時期②

9月~10月は無事に梅雨を乗り切り葉が伸び切っているので、あまり神経質にならなくてもOKです。伸び切った葉っぱを整えるイメージで剪定します。夏は熱がこもるので剪定した方がいいのでは?と考えがちですが、真夏は暑さで木が弱っているので剪定には適しません。涼しくなるのを待ってから形を整えればOKです。

剪定に適した日

剪定はできるだけ空気が乾燥した日を選びましょう。雨降りの日や雨の翌日はまだ湿気が残っているのでおすすめできません。カラリと晴れた日がおすすめです。新芽は柔らかいので手摘みしやすくなっています。6月~9月の時点である程度剪定しておくと、秋に行う剪定が楽になるというメリットもあります。

ゴールドクレストを剪定するポイント

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葉や枝の選び方

ゴールドクレストで選定する葉や枝をどう選べばいいか、ここで悩むことも多くなります。ゴールドクレストをどんな風に仕立てたいのかによって、選び方は変わってきます。まずは大まかでいいので、どんなスタイルにしたいのかを決めましょう。スタイルが決まれば、自ずと剪定する部分が決まってきます。

おすすめのスタイル


ゴールドクレストの剪定でポピュラーな3つのスタイルを紹介しますので、剪定のデザインを決める時の参考にしてください。

スタンダード

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トピアリーとも呼ばれるスタイルで、上の部分を丸く整えコロンとした可愛らしい形にします。下の部分に上よりも小さい丸を残る2段スタンダードも人気があります。コニファーでは一般的なスタイルとしても人気がありますし、下枝が枯れてしまった時に思い切ってスタンダードにするのもおすすめです。

スパイラル

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名前の通り螺旋状になったスタイルです。仕立て方としては、まずは普通に育て、成長し始める3月に剪定をします。剪定の際、トイレットペーパーなどを螺旋状に巻きつけ固定したら、トイレットペーパーがかかっていない部分の枝を抜きます。遊び心のあるデザインは、インテリアにもおすすめです。

クリスマスツリー

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日本では最もポピュラーなスタイルです。自然にこの形になるので剪定も簡単ですし、クリスマスが終わっても観賞用としてそのまま育てられます。

まとめ

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剪定というと難しいイメージを持たれがちですが、コツさえつかめば剪定は意外に簡単です。初心者にはミニサイズの鉢植えがおすすめですが、剪定のコツを知っていれば大きく成長させたり、庭木として楽しんだりもできます。コツをつかめば増やすこともできるので、ぜひ試してみてください。

monarch
ライター

monarch

母の影響でガーデニングや家庭菜園にハマっています! 愛犬と一緒に収穫した野菜を食べるのが幸せです。

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